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バッファロー、2026年3月期は営業利益4.4%増 継続事業がV字回復

決算サマリー 2026.08.20
バッファロー、2026年3月期は営業利益4.4%増 継続事業がV字回復

※本記事はBUFFALOが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

バッファロー(証券コード6676)の2026年3月期(通期)連結業績は、Airdogシリーズの独占販売契約終了(2025年8月29日)とシマダヤのスピンオフの影響により売上高は1,173億円(前期比△18.0%)となった。一方、継続事業(PC周辺機器)における適正な価格設定による販売単価上昇と独自の原価低減活動により、営業利益は92億円(同4.4%増)、経常利益は102億円(同13.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は80億円(同34.4%増)と増益を確保した。継続事業単体の営業利益は8億円から66億円へ655.0%増加し、「稼ぐ水準」に回帰した。

目次

連結業績(当期 実績)

売上高減少の主因は、食品事業のスピンオフによる剥落(△218億円)とAirdogシリーズ等の売上高減少(△122億円)で、継続事業の卸売品増加(+58億円)や単価上昇(+24億円)が一部相殺した。営業利益は、継続事業における単価上昇(+36億円)と当社独自の原価低減活動(+10億円)、卸売品(+6億円)、その他子会社(+4億円)、為替の追い風(+4億円)がAirdogシリーズ等の減益(△30億円)と食品事業の剥落(△26億円)を上回り、88億円から92億円に増加した。

項目2025年3月期(前期)2026年3月期(当期)前年同期比
売上高1,431億円1,173億円△18.0%
 継続事業975億円1,064億円9.1%
 Airdogシリーズ等235億円108億円△53.8%
 食品事業218億円
営業利益88億円92億円4.4%
 継続事業8億円66億円655.0%
 Airdogシリーズ等53億円26億円△50.9%
 食品事業26億円
経常利益90億円102億円13.2%
親会社株主に帰属する当期純利益60億円80億円34.4%

商品分野別の状況

継続事業(PC周辺機器)の商品分野別売上高は、卸売品がAMD社製CPU「RYZEN」やグラフィックボードの需要増により328億円(前年同期比120.9%)と大きく伸長したほか、ネットワーク機器も適正な価格設定と法人案件獲得により254億円(同109.1%)に増加した。一方、その他(Airdogシリーズ等)は独占販売契約終了により108億円(同46.2%)に減少した。

商品分野2026年3月期売上高前年同期比
ネットワーク機器254億円109.1%
メモリ・ストレージ機器389億円100.8%
その他周辺機器55億円107.5%
関連サービス35億円111.4%
卸売品328億円120.9%
その他108億円46.2%
商品分野別2026年3月期売上高実績
出典:2026年3月期 決算説明資料 P.9

通期業績予想

2027年3月期の連結業績予想は、売上高1,100億円(前期比△6.2%)、営業利益62億円(同△32.8%)、経常利益62億円(同△39.3%)、親会社株主に帰属する当期純利益45億円(同△44.2%)としている。継続事業の売上高は安定供給・適正な価格設定等により前期を上回る計画とする一方、営業利益は前期の一時的な利益押上げ要因(為替の追い風等)を織り込まない実力値で計画しており、為替は155円想定と円安方向を見込む。

項目2026年3月期(実績)2027年3月期(予想)前年同期比
売上高1,173億円1,100億円△6.2%
 継続事業1,064億円1,100億円3.4%
 Airdogシリーズ等108億円
営業利益92億円62億円△32.8%
 継続事業66億円62億円△6.2%
 Airdogシリーズ等26億円
経常利益102億円62億円△39.3%
親会社株主に帰属する当期純利益80億円45億円△44.2%
2027年3月期連結業績予想
出典:2026年3月期 決算説明資料 P.11

株主還元

利益配分方針として、連結配当性向30~40%を目安とした安定した配当等の株主還元を目指す。2026年3月期の年間配当は120円/株(株式分割前、中間60円・期末60円)、2027年3月期の年間配当予想は60円/株(2026年4月1日付の1株を2株とする株式分割後、中間30円・期末30円)としている。自己株式取得は2026年3月期実績で340万株・87億円を取得し、330万株を消却した。2026年5月14日公表の自己株式取得(最大112億円/4百万株、株式分割後)を2027年3月期も予定する。

項目2026年3月期2027年3月期(予想)
年間配当金120円/株(株式分割前、中間60円・期末60円)60円/株(株式分割後、中間30円・期末30円)
連結配当性向の目安30~40%30~40%
自己株式取得(実績/予定)340万株・87億円(株式分割前)最大112億円・4百万株(株式分割後、予定)
自己株式消却330万株(株式分割前)
配当金、自己株式取得/消却
出典:2026年3月期 決算説明資料 P.25

資本政策

経営指標として連結ROE15%以上を目標としており、2026年3月期のROE実績は18.3%となった。同期のROAは9.7%、ROICは14.1%。資産は71,444百万円、純資産は43,000百万円、有利子負債は1,548百万円で、株主資本コストは7~8%程度(CAPMで推計)としている。

経営指標
出典:2026年3月期 決算説明資料 P.22

トピック(株式分割・株主優待)

2026年4月1日を効力発生日として、普通株式1株につき2株の割合で株式分割を実施した(分割前発行済株式総数1,200万株、分割後2,400万株)。あわせて株主優待制度を実質的に拡充し、100株(1単元)以上保有の株主を対象に、毎年3月末・9月末の基準日ごとに5,000円相当のデジタルギフトまたは「バッファロー商品セレクション」を進呈する。株式分割公表、シマダヤスピンオフ公表、株主優待新設公表等を経て、個人株主数は2025年3月末の5,871名から2026年3月末には11,542名へ、1年間で約2倍に増加した。

※本記事はBUFFALOが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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