※本記事はNITTANが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
NITTANの2026年3月期連結業績は、売上高51,676百万円(前期比0.4%増)、営業利益3,998百万円(同165.2%増)、経常利益4,423百万円(同133.3%増)、純利益2,227百万円(同253.4%増)となった。北米拠点の受注減少や中国での内燃機関車販売不振による減収要因があったものの、NITTAN恵那金属グループの連結化と舶用事業の受注増加が補い、売上高は前年比横ばいを維持。営業利益は北米の生産体制効率化と舶用部品事業の収益性改善により大幅増益となった。通期計画(26年1月発表)に対する達成率は売上高100.5%、営業利益121.1%、経常利益122.8%、純利益101.2%と、いずれも計画を上回った。
連結業績(2026年3月期 実績)
売上高は前年比0.4%増の51,676百万円、営業利益は同165.2%増の3,998百万円(営業利益率7.7%)、経常利益は同133.3%増の4,423百万円、純利益は同253.4%増の2,227百万円となった。純利益は土地建屋売却益と歯車事業に係る減損損失の影響により、おおむね計画通りの水準となった(単位:百万円)。
| 項目 | 2025年3月期実績 | 2026年3月期実績 | 前年同期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 51,446 | 51,676 | +230(+0.4%) |
| 営業利益 | 1,507 | 3,998 | +2,491(+165.2%) |
| 営業利益率 | 2.9% | 7.7% | - |
| 経常利益 | 1,896 | 4,423 | +2,527(+133.3%) |
| 純利益 | 630 | 2,227 | +1,597(+253.4%) |

事業セグメント別業績
小型エンジンバルブは北米拠点の受注減少や転注により減収となったが、北米の収益性改善により大幅増益。舶用部品は受注増と収益性改善により増収増益。歯車は海外向け製品の不振で減収となったが、一時的な収益要因により損失幅が縮小。その他はNITTAN恵那金属グループの連結化により増収・損失幅縮小となった(単位:百万円)。
| 事業セグメント | 2026年3月期売上高 | 2026年3月期利益 | 2026年3月期利益率 | 2025年3月期売上高 | 2025年3月期利益 |
|---|---|---|---|---|---|
| 小型エンジンバルブ | 41,476 | 3,840 | 9.2% | 44,643 | 2,354 |
| 舶用部品 | 5,045 | 352 | 6.9% | 3,761 | △453 |
| 歯車 | 1,830 | △162 | △8.8% | 2,296 | △219 |
| その他 | 3,324 | △204 | △6.1% | 743 | △239 |
所在地別では、日本が舶用事業の販売増加とNITTAN恵那金属の連結化により増収増益(売上高20,996百万円、利益401百万円)。北米は受注減少で売上高9,238百万円と減収となったものの、生産体制の効率化により利益635百万円と大幅増益。アジアは恵那金属(昆山)の連結化で売上高17,682百万円とやや増加したが、中国市場の内燃機関車販売不振により利益2,481百万円と減益。欧州はパススルー型ビジネス拡大により増収増益(売上高3,759百万円、利益139百万円)となった。

通期業績予想(2027年3月期)
NITTANは2027年3月期の通期業績予想として、売上高56,000百万円(前期比8.4%増)、営業利益3,800百万円(同5.0%減)、経常利益3,800百万円(同14.1%減)、純利益1,800百万円(同19.2%減)を見込む。減益要因は為替想定レートの違い、成長投資(インド拠点の生産能力増強)、2026年3月期の一時的な増益要因の反動によるもので、基礎収益性の悪化によるものではないとしている。当社の収益力は引き続き改善基調を維持しており、成長投資を進める局面にあるとしている。
| 項目 | 2026年3月期実績 | 2027年3月期通期予想 | 前年同期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 51,676 | 56,000 | +4,324(+8.4%) |
| 営業利益 | 3,998 | 3,800 | △198(△5.0%) |
| 営業利益率 | 7.7% | 6.8% | - |
| 経常利益 | 4,423 | 3,800 | △623(△14.1%) |
| 純利益 | 2,227 | 1,800 | △427(△19.2%) |

株主還元
NITTANは成長投資とのバランスを踏まえつつ、安定的な株主還元を重視する方針。2027年3月期の配当予想は1株当たり20円で、前期(2026年3月期、当社過去最高水準)と同水準を維持する。これにより配当性向は32%となる見込み。
| 期 | 配当金(1株当たり・合計) | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2026年3月期(実績) | 20円 | 26% |
| 2027年3月期(予想) | 20円 | 32% |

※本記事はNITTANが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。