※本記事はオルガノが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
オルガノは2026年5月14日、2026年3月期(通期)の決算説明会資料を公表した。受注高は167,956百万円(前期比+11.0%)、売上高は177,654百万円(同+8.8%)、営業利益は37,648百万円(同+21.0%、営業利益率21.2%)となった。台湾・米国の電子産業向け大型案件の受注が進んだほか、大型案件の工事進捗により電子産業分野を中心に売上高が拡大し、海外プラント案件の利益率改善が営業利益を押し上げた。2027年3月期は受注高230,000百万円、売上高200,000百万円、営業利益40,000百万円を計画している。
連結業績(当期 実績)
受注高・売上高・営業利益はいずれも前期比で増加した。営業利益は売上拡大に加え、海外プラント案件の利益率改善が寄与し前期比+21.0%の増益。親会社株主に帰属する当期純利益は28,401百万円(同+17.6%)、ROEは21.5%だった。
| 項目 | 当期(2026年3月期実績) | 前期(2025年3月期実績) | 増減 |
|---|---|---|---|
| 受注高 | 167,956百万円 | 151,272百万円 | +16,684百万円(+11.0%) |
| 売上高 | 177,654百万円 | 163,269百万円 | +14,385百万円(+8.8%) |
| 売上総利益 | 65,084百万円 | 55,182百万円 | +9,902百万円(+17.9%) |
| 販管費 | 27,435百万円 | 24,061百万円 | +3,374百万円(+14.0%) |
| 営業利益 | 37,648百万円(利益率21.2%) | 31,120百万円(利益率19.1%) | +6,528百万円(+21.0%) |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 28,401百万円 | 24,150百万円 | +4,251百万円(+17.6%) |
| ROE | 21.5% | 21.7% | -0.2pt |

事業部門別の状況
水処理エンジニアリング事業は、受注高141,685百万円(前期比+12.2%)、売上高151,961百万円(同+10.0%)、営業利益34,339百万円(同+25.4%、利益率22.6%)と拡大した。機能商品事業は受注高26,270百万円(同+5.3%)、売上高25,693百万円(同+2.2%)だったが、営業利益率は12.9%(前期14.9%)に低下した。
| セグメント | 指標 | 当期(2026年3月期実績) | 前期(2025年3月期実績) |
|---|---|---|---|
| 水処理エンジニアリング事業 | 受注高 | 141,685百万円 | 126,327百万円 |
| 水処理エンジニアリング事業 | 売上高 | 151,961百万円 | 138,130百万円 |
| 水処理エンジニアリング事業 | 営業利益 | 34,339百万円(利益率22.6%) | 27,382百万円(利益率19.8%) |
| 機能商品事業 | 受注高 | 26,270百万円 | 24,944百万円 |
| 機能商品事業 | 売上高 | 25,693百万円 | 25,139百万円 |
| 機能商品事業 | 営業利益率 | 12.9% | 14.9% |
| 全社計 | 受注高 | 167,956百万円 | 151,272百万円 |
| 全社計 | 売上高 | 177,654百万円 | 163,269百万円 |
| 全社計 | 営業利益 | 37,648百万円(利益率21.2%) | 31,120百万円(利益率19.1%) |

通期業績予想
2027年3月期は、台湾・米国で最先端半導体関連の投資が活発な状況を踏まえ受注拡大を計画。ソリューション事業の拡大も見込む。人件費・研究開発費などの増加を計画するが、売上拡大により営業利益率は前期並を見込むとしている。
| 項目 | 2027年3月期計画 | 2026年3月期実績 | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 受注高 | 230,000百万円 | 167,956百万円 | +62,044百万円(+36.9%) |
| 売上高 | 200,000百万円 | 177,654百万円 | +22,346百万円(+12.6%) |
| 売上総利益 | 72,000百万円 | 65,084百万円 | +6,916百万円(+10.6%) |
| 営業利益 | 40,000百万円(利益率20.0%) | 37,648百万円(利益率21.2%) | +2,352百万円(+6.2%) |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 30,000百万円 | 28,401百万円 | +1,599百万円(+5.6%) |
| ROE | 20.0% | 21.5% | -1.5pt |

株主還元
株主還元については、安定的かつ継続的な配当の実施を基本方針とし、成長投資と株主還元の強化を両立させることを目指し、配当性向30%以上の水準を維持しつつ、さらなる配当性向の改善に取り組むとしている。なお、2026年10月1日を効力発生日として、普通株式1株につき5株の割合で株式分割を実施する。
| 項目 | 2026年3月期実績 | 2027年3月期予想(株式分割前) |
|---|---|---|
| 中間配当金 | 95円 | 110円 |
| 期末配当金 | 105円 | 110円 |
| 年間配当金合計 | 200円 | 220円 |
| 配当性向 | 32.4% | 33.7% |
中長期経営計画
中長期計画「ORGANO 2030」では、2031年3月期の達成目標として、売上高2,600億円以上(ベースCAGR7%以上)、営業利益率18~20%、ROE20%以上、ROIC15%以上を掲げている。台湾・米国など大型案件の動向によって変動の可能性があるとしている。

※本記事はオルガノが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。