ホソカワミクロン

ホソカワミクロン、2025年9月期は減収減益 2026年9月期は増収増益を計画

決算サマリー 2026.08.20
ホソカワミクロン、2025年9月期は減収減益 2026年9月期は増収増益を計画

※本記事はホソカワミクロンが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

ホソカワミクロンは2025年11月25日、2025年9月期(通期)の決算を発表した。前期が過去最高業績だった反動もあり、受注高は74,460百万円(前期比▲4.2%)、売上高は77,994百万円(同▲8.7%)と減収となり、営業利益は7,051百万円(同▲14.8%)、下半期に885百万円の特別損失を計上したことも影響し純利益は4,527百万円(同▲18.9%)と減益となった。2026年9月期は売上高78,500百万円(同+0.6%)、営業利益7,000百万円(同▲0.7%)、純利益5,200百万円(同+14.9%)への回復を計画している。

目次

連結業績(当期 実績)

受注高は上半期こそ前年同期並みだったが、下半期に大型案件の延期・中止が相次ぎ前年同期比約8%減となり、通期では前期比▲4.2%の74,460百万円となった。売上高は粉体関連事業・プラスチック薄膜関連事業がともに減収となり77,994百万円(前期比▲8.7%)。売上総利益率は35.1%を維持したが、販管費を前期比13億円削減してもなお、営業利益は7,051百万円(同▲14.8%、営業利益率9.0%)、経常利益は7,715百万円(同▲16.5%)となった。純利益はドイツにおける事業構造改革費用やアメリカの受託加工事業の資産減損などで885百万円の特別損失を計上し、4,527百万円(同▲18.9%)となった。

項目FY2025実績FY2024実績増減率
受注高74,460百万円77,717百万円▲4.2%
売上高77,994百万円85,432百万円▲8.7%
営業利益(利益率)7,051百万円(9.0%)8,279百万円(9.7%)▲14.8%
経常利益7,715百万円9,241百万円▲16.5%
純利益4,527百万円5,580百万円▲18.9%
2025年9月期の連結受注高・売上高・営業利益と粉体関連事業・プラスチック薄膜関連事業の実績
出典:2025年9月期 決算説明資料 P.7

セグメント別の状況

粉体関連事業は大型案件を中心に受注の遅延傾向が続く一方、メンテナンスサービスは安定した受注を確保し、受注高562億円(前期比▲9.9%)、売上高586億円(同▲2.2%)となった。プラスチック薄膜関連事業は当期も大型案件の成約があったものの、前期好調だった米国向けの反動減により受注高182億円(同▲9.8%)、売上高193億円(同▲5.1%)となった。FY2025の売上高構成比は粉体関連事業75%、プラスチック薄膜関連事業25%。

セグメント指標FY2025実績前期比
粉体関連事業受注高562億円▲9.9%
粉体関連事業売上高586億円▲2.2%
プラスチック薄膜関連事業受注高182億円▲9.8%
プラスチック薄膜関連事業売上高193億円▲5.1%
粉体関連事業とプラスチック薄膜関連事業の売上高構成比(FY2025)
出典:2025年9月期 決算説明資料 P.8

通期業績予想

2026年9月期は、売上高78,500百万円(前期比+0.6%)、営業利益7,000百万円(同▲0.7%、利益率8.9%)、経常利益7,400百万円(同▲4.1%)を計画する一方、純利益は特別損失の反動もあり5,200百万円(同+14.9%)と増益を見込む。1株あたり純利益は355.29円(FY2025実績306.09円)。大型案件の獲得動向・金額に改善の兆しはまだ見られないが、受注残高の滞留日数は200日前後で安定してきているとしている。想定為替レートはFY2026計画で米ドル140.00円、ユーロ160.00円(FY2025実績:米ドル149.27円、ユーロ164.80円)。

項目FY2026予想FY2025実績増減率
売上高78,500百万円77,994百万円+0.6%
営業利益(利益率)7,000百万円(8.9%)7,051百万円(9.0%)▲0.7%
経常利益7,400百万円7,715百万円▲4.1%
純利益5,200百万円4,527百万円+14.9%
1株あたり純利益355.29円306.09円
2026年9月期の業績予想(売上高・営業利益・経常利益・純利益)
出典:2025年9月期 決算説明資料 P.24

株主還元

1株あたり配当金はFY2025実績の120円に対し、FY2026は中間・期末それぞれ65円とし年130円配を計画する。増配・自己株式取得を含めた総還元性向は50%以上を目指す方針で、FY2025の総還元性向は61.2%と目標を達成した。

項目FY2024実績FY2025実績FY2026予想
1株当たり配当金120円120円130円
総還元性向50.0%61.2%50%以上を目指す方針
株主還元方針(配当総額・自己株式取得総額・総還元性向の推移)
出典:2025年9月期 決算説明資料 P.27

中期経営計画/トピックス

第18次中期3カ年経営計画(FY2025~FY2027)は「ホソカワの独自性で、市場での存在感を高める」を基本方針に、グループシナジーの創出やDXによるデータ分析活用などに取り組む。メンテナンスサービス比率は第17次中計平均の17~18%から長期ビジョンで25~30%への引き上げを目指す。設備投資では、スペインZarautz新工場(投資額10億円程度、2025年10月竣工、ドイツ拠点閉鎖分の生産移管でコスト15%減少を見込む)と、大阪府枚方市のコスメティックセンター(投資額15億円程度、2025年11月竣工)が竣工した。英国拠点では太陽光発電システムが稼働し、年346MWhの発電・年80tのCO2排出削減を見込む。2025年12月18日の株主総会決議を経て、社外取締役候補を含む新任取締役3名の就任を予定している。長期ビジョンとして、10年後にありたい姿に売上高1,500億円、営業利益率12%、ROE12~13%を掲げている。

※本記事はホソカワミクロンが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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