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杉本商事、2026年3月期は減収減益 純利益は10.2%増 配当年54円を維持

決算サマリー 2026.08.26
杉本商事、2026年3月期は減収減益 純利益は10.2%増 配当年54円を維持

※本記事は杉本商事が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

杉本商事の2026年3月期は、生成AI・半導体関連分野は好調に推移したものの、他分野における設備投資の先送りにより売上高は48,611百万円(前期比1.7%減)となった。新事業の開発や社内DX化に伴う費用、採用関連・人件費の高騰により営業利益は2,047百万円(同14.5%減)に減少したが、親会社株主に帰属する当期純利益は2,112百万円(同10.2%増)となり、EPSは117.29円(同19.5%増)となった。配当は中間27円・期末27円の年間54円で、当初予定通りとした。

目次

連結業績(2026年3月期 実績)

売上高はAI・半導体関連分野が堅調だった一方、他分野で投資が慎重化し前期をやや下回った。営業利益は新規事業の開発、採用関連費用、人件費の増加に加え、新基幹システムの償却費などが重なり減少した。経常利益は2,550百万円(同12.2%減)、ROEは6.1%(同0.7pt増)だった。

項目2026年3月期2025年3月期増減
売上高48,611百万円49,465百万円△853百万円(△1.7%)
営業利益2,047百万円2,395百万円△347百万円(△14.5%)
経常利益2,550百万円2,906百万円△355百万円(△12.2%)
親会社株主に帰属する当期純利益2,112百万円1,917百万円+195百万円(+10.2%)
ROE6.1%5.4%+0.7pt
EPS117.29円98.18円+19.11円(+19.5%)
2026年3月期決算のポイント
出典:杉本商事 2026年3月期決算説明資料 P.4

財務・キャッシュ・フローの状況

純資産は34,007百万円、自己資本比率は77.9%(前期比5.8pt低下)となった。最適資本構成を意識し、積極的な自己株式取得などにより自己資本比率をコントロールしている。売上債権の減少により営業キャッシュ・フローは3,346百万円となり、投資有価証券の売却などによりフリーキャッシュ・フローは増加した一方、短期借入金の返済や自己株式取得により財務キャッシュ・フローはマイナスとなった。

項目2026年3月期2025年3月期
純資産34,007百万円35,485百万円
自己資本比率77.9%83.7%
営業活動によるキャッシュ・フロー3,346百万円2,669百万円
投資活動によるキャッシュ・フロー△600百万円△1,754百万円
財務活動によるキャッシュ・フロー△1,698百万円△2,075百万円
現金及び現金同等物の期末残高8,300百万円7,253百万円
2026年3月期営業利益増減分析
出典:杉本商事 2026年3月期決算説明資料 P.6

通期業績予想(2027年3月期)

2027年3月期は、AI・半導体関連業界への注力により売上高の成長を見込む一方、新基幹システムや建物の償却費用、人的資本への投資の増加により営業利益は2026年3月期と同程度の水準になる見通し。売上高51,100百万円(前期比5.1%増)、営業利益2,070百万円(同1.1%増)、経常利益2,565百万円(同0.6%増)を計画するが、親会社株主に帰属する当期純利益は1,736百万円(同17.8%減)を見込む。

項目2027年3月期(予想)2026年3月期(実績)増減
売上高51,100百万円48,611百万円+2,488百万円(+5.1%)
営業利益2,070百万円2,047百万円+22百万円(+1.1%)
経常利益2,565百万円2,550百万円+14百万円(+0.6%)
親会社株主に帰属する当期純利益1,736百万円2,112百万円△376百万円(△17.8%)
EPS99.32円117.29円△17.79円(△15.3%)
2027年3月期業績予想
出典:杉本商事 2026年3月期決算説明資料 P.10

株主還元

配当方針は2026年3月期、中間27円・期末27円の年間54円(いずれも当初予定通り)とした。2027年3月期もM&Aを含む積極的な成長投資と株主還元に資金を配分する計画で、配当金9.5億円を見込む。第4次中期経営計画では配当性向50%以上の維持を掲げ、2026年3月期の配当性向は55.4%(年間配当54円)となった。

中長期の目標・中期経営計画

中長期目標としてPBR1.0倍以上、ROE8%以上、目標株価2,000円を掲げる。2026年4月23日時点でPBRは0.7倍、ROEは6.1%、株価は1,251円だった。2025年度に実施した株主還元施策によりPBRは一時1倍超(株価最高値2,015円、PBR約1.06倍)に改善したが、現在は株価が落ち着いている状況で、今後株価水準の引き上げに向けた対策を随時検討するとしている。第4次中期経営計画の最終年度(2027年3月期)目標は売上高55,830百万円、営業利益2,860百万円で、配当性向50%以上の維持を掲げる。

2027年3月期キャッシュアロケーション
出典:杉本商事 2026年3月期決算説明資料 P.11

※本記事は杉本商事が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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