※本記事は愛眼が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
愛眼は2026年3月期通期の連結決算として、売上高15,283百万円(前期比102.8%)、営業利益225百万円を計上した。前期は128百万円の営業損失だったが、2026年3月期は黒字に転換した。売上総利益率の上昇と販管費の抑制により、収益構造が改善したという。2027年3月期は売上高15,732百万円、営業利益232百万円と、増収増益を見込んでいる。
連結業績(2026年3月期 実績)
2026年3月期の連結業績は、売上高15,283百万円(前期比102.8%)、売上総利益10,560百万円(同104.6%、売上総利益率69.1%)、営業利益225百万円(前期は128百万円の損失)、経常利益300百万円(前期は47百万円の損失)、当期純利益155百万円(前期3百万円)となった。売上高は2026年3月期計画の15,789百万円に対し計画比96.8%、営業利益は計画比101.4%、当期純利益は計画比103.7%だった。
| 項目 | 2025年3月期実績(百万円) | 2026年3月期計画(百万円) | 2026年3月期実績(百万円) | 前期比 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 14,863 | 15,789 | 15,283 | 102.8% |
| 売上総利益 | 10,090 | 10,971 | 10,560 | 104.6% |
| 販売費及び一般管理費 | 10,219 | 10,748 | 10,334 | 101.1% |
| 営業利益 | △128 | 222 | 225 | ― |
| 経常利益 | △47 | 271 | 300 | ― |
| 当期純利益 | 3 | 149 | 155 | 4719.5% |
事業別の状況(単体)
単体の事業別売上高では、眼鏡小売事業が2026年3月期上期7,727百万円、下期7,026百万円となり、いずれも前年同期(上期7,331百万円、下期6,946百万円)を上回った。一方、眼鏡卸売事業は上期214百万円、下期190百万円と、前年同期(上期233百万円、下期227百万円)に比べて減少が続いた。同社は、2026年3月期上期は前年同期に比べ眼鏡小売事業が大幅に伸長した一方、眼鏡卸売事業は減少傾向が続いていると説明している。
| 区分 | 期間 | 眼鏡小売事業(百万円) | 眼鏡卸売事業(百万円) |
|---|---|---|---|
| 前期 | 2025年3月期上期 | 7,331 | 233 |
| 前期 | 2025年3月期下期 | 6,946 | 227 |
| 当期 | 2026年3月期上期 | 7,727 | 214 |
| 当期 | 2026年3月期下期 | 7,026 | 190 |
単体の四半期業績では、売上高は26/3月期2Qの4,225百万円が最も大きく、同社はセール等のマーケティング施策が奏功したためとしている。営業利益は1Q△87百万円、2Q293百万円、3Q△24百万円、4Q38百万円で推移し、同社は第2四半期の大幅増益が第1・第3四半期のマイナスを吸収し、通期の黒字に貢献したとしている。

2027年3月期 連結業績予想
2027年3月期の連結業績予想は、売上高15,732百万円(前期比102.9%)、売上総利益11,020百万円(同104.4%、売上総利益率70.1%)、営業利益232百万円(同103.1%)、経常利益311百万円(同103.5%)、親会社株主に帰属する当期純利益195百万円(同126.0%)としている。
| 項目 | 2026年3月期実績(百万円) | 2027年3月期予想(百万円) | 対前期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 15,283 | 15,732 | 102.9% |
| 売上総利益 | 10,560 | 11,020 | 104.4% |
| 売上総利益率 | 69.1% | 70.1% | +1.0pt |
| 営業利益 | 225 | 232 | 103.1% |
| 経常利益 | 300 | 311 | 103.5% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 155 | 195 | 126.0% |

店舗網の拡大・改装
店舗網について、2026年3月31日時点の直営店舗数は210店舗で、関西エリアに大阪府57店舗、兵庫県33店舗など多くが集中しているとする。2025年4月から2026年3月までの直営店の出店は4店舗、退店は7店舗で、期首213店舗から期末210店舗へと純減した。新規出店ではイオン海老名店(神奈川県)、平和堂高富店(岐阜県)、アル・プラザ城陽店(京都府)、住道店(大阪府)の4店舗を開設したほか、既存設備を活用したFC店舗の直営転換なども行った。改装は10店舗で実施し、イオンモール新潟亀田インター店やイオンモール水戸内原店など、商業施設の集客力を生かした売場・外観の見直しを進めた。

成長領域の取り組み(EC・補聴器・コンタクトレンズ)
成長領域として、通販事業を強化しており、2025年度の通販売上高は2021年度の3倍を超える水準に達したとする。アニメコラボ商品やオンライン限定カラーの「アイガンFORゆ」などが若年層の来店動線として機能しているという。補聴器分野では、店舗ネットワークを生かした相談体制の強化や「認定補聴器技能者」の配置、レンタルを通じた販売モデルなどに取り組んでいる。日本補聴器工業会の調査(JapanTrak 2025)によれば、日本の難聴自覚者は11.0%、そのうち補聴器所有率は15.6%、所有者の68%が「補聴器は期待通り、期待以上に役に立っている」と評価しているという。コンタクトレンズ分野では、対面でのサポートとオンラインの利便性を組み合わせ、視力チェックや提携眼科との連携を通じた継続的なサポートを提供している。

※本記事は愛眼が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。