※本記事はダイセキが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
ダイセキの2026年2月期は、連結売上高71,845百万円(前期比+6.7%)、売上総利益24,087百万円(同+7.3%)と、いずれも過去最高を更新した。ダイセキ環境ソリューションのTOB関連一過性費用の計上により連結営業利益は14,588百万円(同+1.8%、計画比△7.0%)にとどまったが、増益は確保した。親会社株主に帰属する当期純利益は9,155百万円(同△1.6%)。2027年2月期は売上高74,200百万円、営業利益16,800百万円(同+15.1%)、当期純利益11,200百万円(同+22.3%)を見込み、増収増益を予想する。
連結業績(2026年2月期 実績)
連結売上高は67,304百万円から71,845百万円へ増加(前期比+6.7%)し、売上総利益も22,447百万円から24,087百万円(同+7.3%)に伸長、いずれも過去最高を更新した。営業利益は14,318百万円から14,588百万円(同+1.8%)に増加したものの、期初計画の15,700百万円に対しては7.0%下回った。経常利益は14,830百万円から14,885百万円(同+0.3%)、親会社株主に帰属する当期純利益は9,307百万円から9,155百万円(同△1.6%)となった。
| 項目 | 2025年2月期 実績 | 2026年2月期 実績 | 対前年同期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 67,304百万円 | 71,845百万円 | +6.7% |
| 売上総利益(対売上高比) | 22,447百万円(33.3%) | 24,087百万円(33.5%) | +7.3% |
| 営業利益(対売上高比) | 14,318百万円(21.2%) | 14,588百万円(20.3%) | +1.8% |
| 経常利益(対売上高比) | 14,830百万円(22.0%) | 14,885百万円(20.7%) | +0.3% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益(対売上高比) | 9,307百万円(13.8%) | 9,155百万円(12.7%) | △1.6% |

会社別の状況
会社別にみると、ダイセキは廃液入荷量が下期以降持ち直したことやリサイクル燃料売上高の伸長により、売上高40,402百万円(前期比+4.9%)、営業利益11,457百万円(同+6.4%)と、いずれも過去最高を更新した。ダイセキ環境ソリューション(連結)はTOB関連の一過性費用計上により営業利益は2,048百万円(同△9.0%)となったが、売上高は22,145百万円(同+11.0%)と受注は計画通り推移した。北陸ダイセキは売上高1,042百万円(同+4.9%)、営業利益106百万円(同+12.8%)。ダイセキMCRは年間を通して安定操業でき、売上高4,730百万円(同+2.4%)と過去最高を更新したが、鉛相場の影響で営業利益は548百万円(同△1.3%)と若干未達となった。システム機工は高収益案件の前倒し作業が順調に完了し、売上高4,781百万円(同+6.9%)、営業利益838百万円(同+18.7%)といずれも過去最高を更新した。
| 会社 | 2025年2月期 | 2026年2月期 | 前年同期比 |
|---|---|---|---|
| ダイセキ | 38,483百万円 | 40,402百万円 | +4.9% |
| ダイセキ環境ソリューション(連結) | 19,944百万円 | 22,145百万円 | +11.0% |
| 北陸ダイセキ | 992百万円 | 1,042百万円 | +4.9% |
| ダイセキMCR | 4,616百万円 | 4,730百万円 | +2.4% |
| システム機工 | 4,471百万円 | 4,781百万円 | +6.9% |

通期業績予想(2027年2月期)
2027年2月期は、2026年2月期に計上したダイセキ環境ソリューションのTOB関連一過性費用が剥落することなどから、売上高74,200百万円(前期比+3.2%)、営業利益16,800百万円(同+15.1%)、経常利益17,000百万円(同+14.2%)、親会社株主に帰属する当期純利益11,200百万円(同+22.3%)を見込む。当期純利益は2027年2月期からダイセキ環境ソリューションの少数株主持分相当が反映されるため増加率が押し上げられている。なお、中東情勢を踏まえた紛争長期化リスクは織り込んでいない。
| 項目 | 2026年2月期 実績 | 2027年2月期 計画 | 前年実績比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 71,845百万円 | 74,200百万円 | +3.2% |
| 売上総利益(対売上高比) | 24,087百万円(33.5%) | 25,700百万円(34.6%) | +6.6% |
| 営業利益(対売上高比) | 14,588百万円(20.3%) | 16,800百万円(22.6%) | +15.1% |
| 経常利益(対売上高比) | 14,885百万円(20.7%) | 17,000百万円(22.9%) | +14.2% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益(対売上高比) | 9,155百万円(12.7%) | 11,200百万円(15.0%) | +22.3% |

株主還元
2026年2月期は期末配当金を4円増配し、連結配当性向は39.3%(2025年2月期は37.2%)となった。2027年2月期は10円増配を見込む。自己株式取得は2026年2月期に80万株・2,947百万円(約29.4億円)を実施した。配当政策は段階的な増配により配当性向を40%まで引き上げることを目指すとしている。
VISION2030(長期経営計画)
同社は2031年2月期を最終年度とする長期ビジョン「VISION2030」を掲げ、連結売上高1,500億円、連結営業利益250億円、ROE15.0%を目標とする。2029年2月期計画では売上高830億円、営業利益190億円、ROE13.0%を見込む。2026年2月期実績は売上高718億円、営業利益145億円、ROE11.0%だった。2024年3月稼働の広島事業所は2026年2月期に黒字化したほか、気体(MOF)や廃プラ事業など新たな主力事業の確立に向けた取り組みを進めている。
| 項目 | 2018年2月期実績 | 2026年2月期実績 | 2029年2月期計画 | 2031年2月期(VISION2030) |
|---|---|---|---|---|
| 連結売上高 | 491億円 | 718億円 | 830億円 | 1,500億円 |
| 連結営業利益 | 87億円 | 145億円 | 190億円 | 250億円 |
| ROE | 9.9% | 11.0% | 13.0% | 15.0% |

※本記事はダイセキが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。