※本記事はNCS&Aが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
NCS&Aは2026年3月期の連結業績で、売上高22,485百万円(前期比9.7%増)、営業利益2,714百万円(同36.1%増)、経常利益2,870百万円(同36.1%増)となり、いずれも過去最高を更新した。一方、親会社株主に帰属する当期純利益は2,067百万円(同2.0%減)となった。株主還元では中間配当を新たに開始し、自己株買いも実施した。
連結業績(2026年3月期 実績)
売上高は22,485百万円(前期比1,992百万円増、9.7%増)となった。営業利益は2,714百万円(同720百万円増、36.1%増)で、売上高営業利益率は12.1%(前期9.7%)となった。経常利益は2,870百万円(同761百万円増、36.1%増)。親会社株主に帰属する当期純利益は2,067百万円(同41百万円減、2.0%減)となった。資料は、前期において繰延税金資産の計上に伴い法人税等調整額(益)を計上したことの反動が要因であるとしている。
| 項目 | 2025年3月期 | 2026年3月期 | 増減額 | 増減率 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 20,493百万円 | 22,485百万円 | +1,992百万円 | +9.7% |
| 営業利益(売上高営業利益率) | 1,993百万円(9.7%) | 2,714百万円(12.1%) | +720百万円 | +36.1% |
| 経常利益 | 2,109百万円 | 2,870百万円 | +761百万円 | +36.1% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 2,109百万円 | 2,067百万円 | ▲41百万円 | ▲2.0% |

売上高(売上分類別)の状況
売上分類別では、自社製品によるソリューションが6,835百万円(構成比30%)、システムインテグレーションが7,996百万円(同36%)、機器・パッケージが2,439百万円(同11%)、受託開発が5,214百万円(同23%)となった。前期(2025年3月期)の構成比は自社製品によるソリューション27%、システムインテグレーション41%、機器・パッケージ10%、受託開発22%だった。
| 区分 | 2025年3月期 | 2025年3月期構成比 | 2026年3月期 | 2026年3月期構成比 |
|---|---|---|---|---|
| 自社製品によるソリューション | 5,407百万円 | 27% | 6,835百万円 | 30% |
| システムインテグレーション | 8,439百万円 | 41% | 7,996百万円 | 36% |
| 機器・パッケージ | 2,127百万円 | 10% | 2,439百万円 | 11% |
| 受託開発 | 4,519百万円 | 22% | 5,214百万円 | 23% |
| 合計 | 20,493百万円 | 100% | 22,485百万円 | 100% |

受注高・受注残高
受注高は21,907百万円(前期20,958百万円)となった。期末受注残は4,786百万円(前期5,364百万円)、継続契約の売上予定(12か月先まで)を含むみなし期末受注残高は7,797百万円(前期7,943百万円)となった。
| 項目 | 2024年3月期 | 2025年3月期 | 2026年3月期 |
|---|---|---|---|
| 受注高 | 19,948百万円 | 20,958百万円 | 21,907百万円 |
| 売上高 | 18,907百万円 | 20,493百万円 | 22,485百万円 |
| 期末受注残 | 4,976百万円 | 5,364百万円 | 4,786百万円 |
| みなし期末受注残高(継続契約の売上予定12か月先までを含む) | 7,342百万円 | 7,943百万円 | 7,797百万円 |

通期業績予想(2027年3月期)
2027年3月期は、売上高20,500百万円、営業利益2,620百万円(売上高営業利益率12.8%)、経常利益2,750百万円、親会社株主に帰属する当期純利益1,830百万円を計画する。売上高は2026年3月期実績を下回る一方、営業利益・売上高営業利益率は2026年3月期実績を上回る計画としている。事業環境については、企業のIT投資需要は引き続き高い見込みとする一方、AI市場の需要拡大に伴うメモリの供給不足・価格高騰により、サーバやパソコン機器等の調達に支障が生じており、システムインテグレーションおよび機器・パッケージの売上分類において機器等販売の減速が懸念されるとしている。
株主還元
2026年3月期は中間配当を新たに開始し、中間配当25円、期末配当33円の合計年間配当58円を実施した。自己株買いは140万株(総額21億円を上限)を2025年8月20日から2026年7月31日の期間で実施しており、2025年8月20日から2026年5月31日までに1,243,400株、総額1,727百万円を取得した。自己株取得終了後に300万株の消却を予定している。5期連続で配当の増額修正を行っており、利益予想の上方修正により配当予想を44円から58円に増額(前期比+18円)した。配当政策は連結配当性向45%以上を目標とし、収益状況やキャッシュ・フローの状況、内部留保などを勘案して決定するとしている。2027年3月期の配当予想は58円(中間配当25円、期末配当33円)で、同期の配当性向は47.4%を見込む。
| 項目 | 2026年3月期 | 2027年3月期予想 |
|---|---|---|
| 中間配当金 | 25円 | 25円 |
| 期末配当金 | 33円 | 33円 |
| 年間配当金 | 58円 | 58円 |
| 自己株式取得(上限、2025年8月20日~2026年7月31日) | 140万株/21億円 | – |
| 自己株式取得実績(2025年8月20日~2026年5月31日) | 1,243,400株/1,727百万円 | – |
| 配当性向(連結)目標 | 45%以上 | 45%以上 |
| 配当性向(連結)見込み | 開示なし | 47.4% |

※本記事はNCS&Aが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。