※本記事はラックランドが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
ラックランドは2026年2月28日、2025年12月期通期の連結決算を発表した。連結売上高は56,574百万円(前年同期比+18.7%)、連結営業利益は4,033百万円(前年同期比+1,627.3%)と、いずれも過去最高を更新した。前期に特別損失の計上等により親会社株主に帰属する当期純利益が赤字(△479百万円)となっていたことからの反動増もあり、当期は同利益2,081百万円で黒字転換した。会社はこれを「V字回復の達成と復配」の実現としている。
連結業績(2025年12月期 実績)
受注環境は既存施設の改装・改修需要が継続して底堅く推移したほか、大型物件の引渡しも寄与し、連結売上高は前年同期比+18.7%(+8,914百万円)増加した。適正な受注価格の確保による粗利率の改善に加え、交際接待費・業務委託費等の販管費を抑制したことで収益性が改善し、連結営業利益は前年同期比+1,627.3%(+3,799百万円)の大幅増益となった。連結営業利益率は7.1%(前年同期比+6.6pt)に上昇した。経常利益は4,151百万円(前年同期比+968.6%)。なお、2025年12月期には特定取引先に係る長期売掛金の回収可能性見直しにより、貸倒引当金繰入額599百万円を特別損失として計上している。1株当たり当期純利益(EPS)は201.9円(前期は△46.6円)となった。
| 項目 | 当期(2025年12月期) | 前期(2024年12月期) | 増減 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 56,574百万円 | 47,659百万円 | +8,914百万円(+18.7%) |
| 営業利益 | 4,033百万円 | 233百万円 | +3,799百万円(+1,627.3%) |
| 営業利益率 | 7.1% | 0.5% | +6.6pt |
| 経常利益 | 4,151百万円 | 388百万円 | +3,762百万円(+968.6%) |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 2,081百万円 | △479百万円 | +2,560百万円 |
| 1株当たり当期純利益(EPS) | 201.9円 | △46.6円 | +248.5円 |

事業分野別の状況
事業分野別の連結売上高をみると、主力の店舗施設の制作事業は32,259百万円(前年同期比+8.5%)、商業施設の制作事業は13,630百万円(同+69.90%)、建築事業は6,211百万円(同+68.24%)といずれも増収となった。一方、食品工場・物流倉庫の制作事業は1,606百万円(同△50.56%)、省エネ・CO2削減事業は76百万円(同△26.7%)、メンテナンス事業は2,789百万円(同△2.9%)と減収となった。
| 事業分野 | 当期(2025年12月期) | 前期(2024年12月期) | 前年同期比 |
|---|---|---|---|
| 店舗施設の制作事業 | 32,259百万円 | 29,718百万円 | +8.5% |
| 商業施設の制作事業 | 13,630百万円 | 8,022百万円 | +69.90% |
| 食品工場・物流倉庫の制作事業 | 1,606百万円 | 3,249百万円 | △50.56% |
| 建築事業 | 6,211百万円 | 3,692百万円 | +68.24% |
| 省エネ・CO2削減事業 | 76百万円 | 104百万円 | △26.7% |
| メンテナンス事業 | 2,789百万円 | 2,872百万円 | △2.9% |

通期業績予想(2026年12月期通期)
会社は2026年2月13日付の適時開示に基づき、2026年12月期通期の連結業績予想を、売上高58,000百万円、営業利益4,176百万円(営業利益率7.2%)、経常利益4,262百万円(経常利益率7.3%)、親会社株主に帰属する当期純利益2,579百万円(当期純利益率4.4%)としている。
| 項目 | 2026年12月期通期(予想) | 2025年12月期通期(実績) |
|---|---|---|
| 売上高 | 58,000百万円 | 56,574百万円 |
| 営業利益 | 4,176百万円 | 4,033百万円 |
| 経常利益 | 4,262百万円 | 4,151百万円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 2,579百万円 | 2,081百万円 |

中期経営計画(2026年12月期〜2028年12月期)
会社は2026年12月期から2028年12月期を「飛躍フェーズ」と位置づける中期経営計画を策定した。連結の数値目標としてROE8.0%以上、営業利益率は安定的に6.5%以上を掲げ、配当性向は2026年12月期20%、2027年12月期30%、2028年12月期40%へ段階的に引き上げる方針を示している。連結売上高は2026年12月期58,000百万円、2027年12月期60,000百万円、2028年12月期62,000百万円を計画し、連結営業利益は2026年12月期4,176百万円(営業利益率7.2%)、2027年12月期4,380百万円(同7.3%)、2028年12月期4,588百万円(同7.4%)を目指すとしている。

トピックス:第三者割当増資と成長戦略タスクフォース
2025年12月、成長投資の実行力を高めるため、事業面で親和性の高いパートナーを割当先とする第三者割当によるエクイティ・ファイナンスを実施し、調達資金総額1,684百万円を、基幹システムの刷新(600百万円)、大型案件への対応(480百万円)、人財への投資(585百万円)に充てるとしている。あわせて、中長期的な成長を見据え、経営直轄で全社横断的に課題を整理・検討する体制として「成長戦略タスクフォース」を立ち上げた。
株主還元
2025年12月期の期末配当は1株当たり20円とし、連結配当性向は9.9%となった。前期に当期純損失を計上していたことを踏まえ、会社はこれを「復配」と位置づけている。なお、株主優待制度については2025年5月15日付で廃止を公表しており、2025年8月31日を割当基準日とする優待が最後となる。中期経営計画では、配当性向を2026年12月期20%、2027年12月期30%、2028年12月期40%へ段階的に引き上げる方針を示している。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 2025年12月期期末配当(1株当たり) | 20円 |
| 2025年12月期連結配当性向 | 9.9% |
| 配当性向方針(2026年12月期) | 20% |
| 配当性向方針(2027年12月期) | 30% |
| 配当性向方針(2028年12月期) | 40% |
| 株主優待制度 | 2025年5月15日付で廃止を公表(2025年8月31日基準日が最後) |
※本記事はラックランドが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。