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レノバ、2026年3月期は大幅増収増益 営業利益は104%増

決算サマリー 2026.08.15
レノバ、2026年3月期は大幅増収増益 営業利益は104%増

※本記事はレノバが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

レノバは2026年5月13日、2026年3月期(IFRS)の決算補足資料を公表した。売上収益は87,622百万円(前期比24.7%増)、EBITDAは30,526百万円(同31.0%増)、営業利益は8,283百万円(同103.7%増)となり、前年比で大幅な増収増益となった。徳島津田バイオマス・御前崎港バイオマスの通期寄与に加え、2025年9月に運転を開始した唐津バイオマスの寄与、事業開発報酬の計上が増益に寄与した。親会社の所有者に帰属する利益は3,308百万円(同23.1%増)だった。

目次

連結業績(2026年3月期 実績)

EBITDAマージンは34.8%(前期33.2%)に改善し、EPSは36.59円(前期29.85円)、設備容量は1,228.7MW(前期970.5MW)に拡大した。なお、2026年3月27日公表の業績予想(売上収益87,900百万円、EBITDA30,300百万円、営業利益8,000百万円、親会社所有者帰属利益2,800百万円)に対し、実績はいずれの項目も上回った。純有利子負債は254,994百万円(前期比9,543百万円増)、Net Debt/EBITDA倍率はEBITDAの増加により8.4倍(前期10.5倍)に改善した。

項目2025年3月期2026年3月期対前期増減率
売上収益70,24687,62224.7%
EBITDA23,30730,52631.0%
EBITDAマージン33.2%34.8%
営業利益4,0668,283103.7%
親会社の所有者に帰属する利益2,6873,30823.1%
EPS(円)29.8536.59
設備容量(MW)970.51,228.7
連結売上収益・EBITDA・営業利益の推移
出典:2026年3月期 決算補足資料 P.5

セグメント別(再生可能エネルギー発電等事業・開発運営事業)の状況

セグメント別連結業績では、再生可能エネルギー発電等事業の売上収益が86,429百万円(前期比+18,137百万円)、EBITDAが33,862百万円、営業利益が11,741百万円といずれも増加した。開発・運営事業は、受取配当金・匿名組合分配金の増加によりEBITDA及び営業利益が増加し、営業利益は1,469百万円(前期95百万円)となった。

セグメント指標2025年3月期2026年3月期
再生可能エネルギー発電等事業(A)売上収益68,29286,429
再生可能エネルギー発電等事業(A)EBITDA26,82333,862
再生可能エネルギー発電等事業(A)営業利益7,72411,741
開発・運営事業(B)売上収益6,1025,584
開発・運営事業(B)EBITDA5371,896
開発・運営事業(B)営業利益951,469
連結消去(C)売上収益▲4,148▲4,391
連結消去(C)EBITDA▲4,052▲5,232
連結消去(C)営業利益▲3,752▲4,928
合計(A+B+C)売上収益70,24687,622
合計(A+B+C)EBITDA23,30730,526
合計(A+B+C)営業利益4,0668,283
セグメント別連結業績(IFRS)
出典:2026年3月期 決算補足資料 P.13

再生可能エネルギー発電等事業の内訳

グループ収益ベースの内訳では、バイオマス事業の売上収益が70,973百万円(前期比+17,421百万円)と全体を牽引し、営業利益は9,186百万円(前期5,203百万円)に増加した。大規模太陽光は売上収益14,273百万円(前期比▲15百万円)とほぼ横ばいの一方、営業利益は5,699百万円(前期5,646百万円)となった。Non-FIT太陽光は設備容量の積み上げが進捗し、売上収益1,183百万円、営業利益344百万円と順調に成長した。2026年3月期の完工容量は46.9MW(年度計画対比▲3.1MW)、2026年3月末時点の発電量調整供給契約の申請量(累計)は214.3MWで、うち完工(累計)は101.2MWとなった。

2027年3月期業績予想

2027年3月期は、全バイオマス発電所の通年寄与により増収増益を計画する。特に営業利益は前期比+36%と大幅増を見込む。御前崎港バイオマス発電所の停止期間削減や唐津バイオマス発電所の通年寄与が寄与する一方、会計上の一時的な評価益(企業結合に伴う再測定による利益及びオプション公正価値評価益)は減少を見込む。バイオマス発電所の定期点検による年間停止日数は前期比▲57日の194日(前期251日)となる計画で、定期点検は第1四半期に集中するため、第1四半期のPLは前年同期比で弱含む見通しとしている。

項目2026年3月期(実績)2027年3月期(予想)変化率
売上収益87,62295,7009%
EBITDA30,52633,80011%
EBITDAマージン34.8%35.2%
営業利益8,28311,30036%
親会社の所有者に帰属する当期利益3,3083,4003%
EPS(円)36.5937.61
設備容量(MW)1,228.71,289.7
2027年3月期連結業績予想(IFRS)
出典:2026年3月期 決算補足資料 P.26
セグメント指標2026年3月期(実績)2027年3月期(予想)
再生可能エネルギー発電等事業(A)売上収益86,42994,700
再生可能エネルギー発電等事業(A)EBITDA33,86237,600
再生可能エネルギー発電等事業(A)営業利益11,74114,900
開発・運営事業(B)売上収益5,5845,400
開発・運営事業(B)EBITDA1,8962,000
開発・運営事業(B)営業利益1,4691,900
連結消去(C)売上収益▲4,391▲4,400
連結消去(C)EBITDA▲5,232▲5,800
連結消去(C)営業利益▲4,928▲5,500
合計(A+B+C)売上収益87,62295,700
合計(A+B+C)EBITDA30,52633,800
合計(A+B+C)営業利益8,28311,300

事業開発状況のアップデート

蓄電事業では、2026年4月17日に安来蓄電所(2MW/6.5MWh、島根県安来市)が運転を開始した。また2026年3月には、菊川西村蓄電所(90MW/270MWh、静岡県菊川市)の投資意思決定・着工を行った。市場販売型として国内最大規模のプロジェクトファイナンス組成(約60億円)であり、2028年度の運転開始を予定する。当社として初の大規模蓄電事業であり、今後の更なる大規模な事業の開発を加速するとしている。現在の運転中・建設着手済みの蓄電事業設備容量は352MWで国内トップランナー(公表ベース、弊社調べ)であり、開発中事業2件を加えると合計527MWに達し、2030年度時点のEBITDAで90~100億円を見込む。

蓄電事業 今期末までに527MW規模まで拡大
出典:2026年3月期 決算補足資料 P.36

陸上風力事業では、苓北・天草陸上風力(54.6MW、熊本県天草郡苓北町)のPPA締結が間近となっており、自営線・変電所・風車の設置等が進捗中で、2027年度の運転開始を予定している。

※本記事はレノバが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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