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ファイバーゲート、2026年6月期は増収も経常利益6.8%減 従来想定にも届かず

決算サマリー 2026.08.31
ファイバーゲート、2026年6月期は増収も経常利益6.8%減 従来想定にも届かず

※本記事はファイバーゲートが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

ファイバーゲートの2026年6月期(2025年7月〜2026年6月)連結業績は、売上高13,664百万円(前期比4.5%増)、営業利益1,838百万円(同6.1%減)、経常利益1,811百万円(同6.8%減)、親会社株主に帰属する当期純利益1,082百万円(同18.0%減)となった。資料は「5%増収7%経常減益」とし、従来想定(売上高13,850百万円、経常利益2,000百万円)に対しても売上高・経常利益とも未達だったとしている。

目次

連結業績(2026年6月期 実績)

経常利益率は13.3%となり、前期の14.9%から1.6ポイント低下、従来想定の14.4%からも1.1ポイント下振れした。セグメント別には、伸長を期待していた再生エネルギー関連が苦戦し、通信領域ではビジネスユースが増収増益となった一方、主力のホームユースは増収減益となった。

項目2026年6月期実績2025年6月期実績増減変化率
売上高13,664百万円13,070百万円+594百万円+4.5%
営業利益1,838百万円1,958百万円▲119百万円▲6.1%
経常利益1,811百万円1,943百万円▲132百万円▲6.8%
経常利益率13.3%14.9%▲1.6pt
親会社株主に帰属する当期純利益1,082百万円1,319百万円▲237百万円▲18.0%

セグメント別の状況

ホームユース事業は売上高11,334百万円(前期比4.3%増)、営業利益2,560百万円(同2.9%減)と増収減益。ビジネスユース事業は売上高1,827百万円(同8.5%増)、営業利益498百万円(同52.7%増)と増収増益。不動産/再生エネルギー/他は売上高502百万円(同3.6%減)、営業利益はマイナス123百万円となり前期の67百万円から赤字転換した。全社調整額はマイナス1,097百万円(前期はマイナス1,073百万円)。

セグメント指標2026年6月期実績2025年6月期実績増減変化率
ホームユース売上高11,334百万円10,864百万円+469百万円+4.3%
ホームユース営業利益2,560百万円2,638百万円▲77百万円▲2.9%
ビジネスユース売上高1,827百万円1,684百万円+143百万円+8.5%
ビジネスユース営業利益498百万円326百万円+172百万円+52.7%
不動産/再生エネルギー/他売上高502百万円520百万円▲18百万円▲3.6%
不動産/再生エネルギー/他営業利益▲123百万円67百万円▲190百万円赤字転換
調整営業利益▲1,097百万円▲1,073百万円▲24百万円▲2.2%
2026年6月期連結決算概要
出典:2026年6月期決算説明資料 P.5

M&Aによるグループ参画

2026年6月期中に、太陽光発電システムの施工・販売・メンテナンス等を手掛ける株式会社Smart Green(2026年4月グループ入り)、太陽光発電EPC事業等の株式会社パワーでんきイノベーション(2025年8月グループ入り)、電気通信工事業等の株式会社アイワ(2026年5月グループ入り)の3社がグループに参画した。資料によれば、2026年6月期業績への影響はホームユース事業の営業損益への影響はなく、不動産/再生エネルギー/他の営業損益への影響はマイナス0.7億円、本社経費として株式取得費用(のれん償却含む)0.6億円が計上された。

M&Aの進捗 グループ参画3社の概要
出典:2026年6月期決算説明資料 P.31

通期業績予想(2027年6月期)

2027年6月期は売上高16,500百万円(前期比20.8%増)、営業利益1,870百万円(同1.7%増)、経常利益1,820百万円(同0.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益1,140百万円(同5.3%増)を見通す。資料は「想定未達となった前期の轍を踏むことのないよう強い決意で増益確保を目指す」としている。セグメント別には、案件が一巡したビジネスユースは仕込み期と位置づけ、ホームユースでは機器売切方式の加速、再生エネルギーでは案件増を見込む。

項目2026年6月期実績2027年6月期見通し増減変化率
売上高13,664百万円16,500百万円+2,835百万円+20.8%
営業利益1,838百万円1,870百万円+31百万円+1.7%
経常利益1,811百万円1,820百万円+8百万円+0.5%
経常利益率13.3%11.0%▲2.2pt
親会社株主に帰属する当期純利益1,082百万円1,140百万円+57百万円+5.3%
2027年6月期連結決算見通し
出典:2026年6月期決算説明資料 P.20

株主還元

2026年6月期の配当は中間13.5円・期末13.5円の年27円を計画し、前期比横ばい、配当性向は50.2%となる見通し。2027年6月期も年27円据え置きを想定し、配当性向は47.7%となる見通しである。資料は、従来は配当性向33%程度を基本方針としてきたが、株主への還元をより重視し、3期連続でこのメドを大きく上回る配当を実施の予定としている。

項目2026年6月期(計画)2027年6月期(想定)
中間配当13.5円
期末配当13.5円
年間配当合計27円27円
配当性向50.2%47.7%
配当計画 配当状況の推移
出典:2026年6月期決算説明資料 P.26

中期ビジョン

資料は、今後2年で「期間損益成長ピッチの回復」と「構内インフラ・インテグレーターとしての地歩固め」の2つの課題に取り組み、「中期的に経常利益50億円を目指す」ことのできる体制構築を進めるとしている。第5ステージの成長投資として、今後2年で50〜60億円の戦略投資を想定し、必要資金は財務健全性を維持しつつ外部資金を積極的に活用する方針である。

※本記事はファイバーゲートが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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