※本記事は売れるネット広告社グループが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
売れるネット広告社グループは2025年7月期(2024年8月~2025年7月)の連結業績を発表した。売上高は1,567百万円(前年比207%)、売上総利益は919百万円(同198%)となり、いずれも過去5カ年で最高となった。一方、営業利益は▲166百万円で、前年の▲308百万円から141百万円改善(前年から45%改善)したものの営業損失が継続した。なお第4四半期(5月~7月)単体では売上高443百万円、営業利益15百万円となり、営業利益ベースで上場後初の黒字化を達成した。2026年7月期は売上高1,880百万円、営業利益14百万円の通期黒字化を計画している。
連結業績(2025年7月期 実績)
2025年7月期の連結売上高は1,567百万円(前年実績756百万円、前年差+810百万円、前年比207%)、売上総利益は919百万円(前年実績462百万円、前年差+456百万円、前年比198%)となった。営業利益は▲166百万円(前年実績▲308百万円、前年差+141百万円、前年から45%改善)で、増収増益となったものの営業損失は継続した。第4四半期(5月~7月)単体では売上高443百万円(前年実績176百万円、前年比251%)、売上総利益272百万円(前年実績111百万円、前年比244%)、営業利益15百万円(前年実績▲149百万円、黒字化)となり、D2C(ネット通販)向けデジタルマーケティング支援事業がセグメント営業利益43百万円、グローバル情報通信事業がセグメント営業利益46百万円と、いずれも第4四半期単体で黒字となった。
| 項目 | 2025年7月期実績 | 2024年7月期実績 | 前年差 | 前年比 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 1,567 | 756 | +810 | 207% |
| 売上総利益 | 919 | 462 | +456 | 198% |
| 営業利益 | ▲166 | ▲308 | +141 | 前年から45%改善 |

セグメント別の状況
2025年7月期のセグメント別売上高構成比は、グローバル情報通信事業が43.9%、D2C(ネット通販)事業が13.8%、D2C(ネット通販)向けデジタルマーケティング支援事業が42.2%であった。D2C(ネット通販)向けデジタルマーケティング支援事業は売上高662百万円、売上総利益426百万円、営業利益▲103百万円となったが、第4四半期は主力の売れるネット広告社の収益回復により営業利益ベースで黒字化した。グローバル情報通信事業は国内・海外の受注が順調に推移し費用面のコントロールも行えたことから、のれんを含めても増収増益となり、売上高688百万円(前期648百万円)、営業利益76百万円(前期▲46百万円)となった。D2C(ネット通販)事業は季節性やSNSマーケティングにおけるアルゴリズム変更の影響もあり、売上高217百万円、売上総利益170百万円、営業利益▲40百万円となった。
| セグメント | 指標 | 2025年7月期 | 2024年7月期 |
|---|---|---|---|
| D2C(ネット通販)向けデジタルマーケティング支援事業 | 売上高 | 662 | 開示なし |
| D2C(ネット通販)向けデジタルマーケティング支援事業 | 売上総利益 | 426 | 開示なし |
| D2C(ネット通販)向けデジタルマーケティング支援事業 | 営業利益 | ▲103 | 開示なし |
| グローバル情報通信事業 | 売上高 | 688 | 648 |
| グローバル情報通信事業 | 営業利益 | 76 | ▲46 |
| D2C(ネット通販)事業 | 売上高 | 217 | 開示なし |
| D2C(ネット通販)事業 | 売上総利益 | 170 | 開示なし |
| D2C(ネット通販)事業 | 営業利益 | ▲40 | 開示なし |

通期業績予想(2026年7月期)
2026年7月期の連結業績予想は、売上高1,880百万円(前年実績1,567百万円、前年差+313百万円、前年比120%)、売上総利益1,218百万円(前年実績919百万円、前年差+299百万円、前年比132%)、営業利益14百万円(前年実績▲166百万円、前年差+180百万円、黒字化)としている。資料では、現時点で今期のM&A戦略を織り込んでおらず「保守的」に予想しているとしている。セグメント利益(共通費・のれん償却額を除く)は283百万円の黒字を想定し、本社費200百万円、のれん・M&A関連費用70百万円を加味しても営業利益14百万円の黒字化を計画している。
| 項目 | 2025年7月期実績 | 2026年7月期予想 | 前年差 | 前年比 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 1,567 | 1,880 | +313 | 120% |
| 売上総利益 | 919 | 1,218 | +299 | 132% |
| 営業利益 | ▲166 | 14 | +180 | 黒字化 |

セグメント別通期見通し(2026年7月期予想)
2026年7月期のセグメント別売上高構成比は、D2C(ネット通販)向けデジタルマーケティング支援事業が44.3%、グローバル情報通信事業が40.1%、D2C(ネット通販)事業が7.7%、ビジュアルコミュニケーションDX・WEB3事業が8.0%を計画している。D2C(ネット通販)向けデジタルマーケティング支援事業は売上高833百万円・営業利益162百万円と黒字化の見通し。グローバル情報通信事業は売上高753百万円・営業利益90百万円と堅調な拡大を見込む。D2C(ネット通販)事業は売上高144百万円、コスト構造の見直しにより営業利益は±0を計画。ビジュアルコミュニケーションDX・WEB3事業は売上高150百万円・営業利益30百万円と、初年度からのれんを含め黒字化を想定している。
| セグメント | 2026年7月期予想 売上高 | 2026年7月期予想 営業利益 |
|---|---|---|
| D2C(ネット通販)向けデジタルマーケティング支援事業 | 833 | 162 |
| グローバル情報通信事業 | 753 | 90 |
| D2C(ネット通販)事業 | 144 | 0 |
| ビジュアルコミュニケーションDX・WEB3事業 | 150 | 30 |
M&A戦略・トピック
資料によれば、上場から1年10カ月で8社のM&A、3社のグループ会社新設、4つの新規事業、2社への出資、18社との業務提携・協業を実現したとしている。M&A戦略については案件提案受理数が150件以上、当社の進行意思表示数が50件以上(進行中を含む、2025年8月末時点)、最終合意数が8件(2025年8月末時点)としている。今後2年以内(2027年7月末まで)に10社程度の子会社化を計画し、資金調達は営業キャッシュフローの増加、銀行借入、市場からの資金調達を計画としている。また2025年8月27日には特許ビジュアル技術「SOBAプロジェクト」および教育DX事業「SOBAエデュケーション」をグループ化し、2025年8月には「AI専門」の新会社「売れるAIマーケティング社株式会社」を設立した。中期的な目標として、4年以内(2028年)を目途に売上高100億円(「Ureru100」)、および時価総額250億円以上(売上高当期純利益率5%・PER50倍で想定)の実現を掲げている。

※本記事は売れるネット広告社グループが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。