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ノバレーゼ、2025年12月期は増収増益 売上収益は創業以来初の200億円超え

決算サマリー 2026.08.30
ノバレーゼ、2025年12月期は増収増益 売上収益は創業以来初の200億円超え

※本記事はオンザページが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

株式会社ノバレーゼは2025年12月期(2025/12 4Q累計)の連結業績を発表した。売上収益は22,039百万円(前年同期比+14.2%)となり、創業以来初めて200億円を突破し過去最高となった。営業利益は2,247百万円(同+68.1%、計画比+19.7%)、親会社の所有者に帰属する当期利益は1,256百万円(同+89.3%、計画比+24.6%)で大幅増益となった。合併関連費用や減損損失を計上したものの、施行組数・平均ゲスト数・平均組単価の伸長が業績向上に大きく寄与した。婚礼プロデュース部門の受注組数は前年同期比+6.4%の4,960組、婚礼衣裳部門の受注組数は同+8.6%の5,285組、婚礼プロデュース部門の受注残組数は同+9.6%の3,344組となり、当期以降の業績向上への貢献が見込まれるとしている。

目次

業績(2025年12月期 実績)

施行組数は前年同期比+4.6%の4,668組、平均ゲスト数は同+3.4%の55.5人、平均組単価は同+9.3%の3,710千円で着地した。資料は、売上収益について施行組数の増加および平均ゲスト数・平均組単価の伸長により前年同期および当期計画を上回る水準で着地したこと、原価について施行組数の増加や各種施策が奏功したことでブライダル事業の利益率が向上したこと、販売費及び一般管理費について採用人材の定着状況が堅調に推移し採用費等が減少したことで2024年12月期に続き計画比で縮減したことをそれぞれ挙げている。

項目2025年12月期2024年12月期前期比
売上収益22,039百万円19,299百万円+2,740百万円(+14.2%)
売上総利益12,236百万円10,860百万円+1,376百万円(+12.7%)
販売費及び一般管理費10,004百万円9,546百万円+458百万円(+4.8%)
営業利益2,247百万円1,337百万円+910百万円(+68.1%)
税引前利益1,849百万円975百万円+873百万円(+89.5%)
親会社の所有者に帰属する当期利益1,256百万円663百万円+592百万円(+89.3%)
EBITDA(参考)4,751百万円3,818百万円+932百万円(+24.4%)
項目2025年12月期計画2025年12月期実績計画比
売上収益20,505百万円22,039百万円+7.5%
売上総利益11,507百万円12,236百万円+6.3%
営業利益1,878百万円2,247百万円+19.7%
税引前利益1,504百万円1,849百万円+22.9%
親会社の所有者に帰属する当期利益1,008百万円1,256百万円+24.6%
EBITDA(参考)4,340百万円4,751百万円+9.5%
2025年12月期 サマリー②
出典:2025年12月期 決算説明資料 P.8

セグメント別の状況

ブライダル事業の売上収益は20,464百万円(前年同期比+2,307百万円、+12.7%)、セグメント利益は3,801百万円(同+1,206百万円、+46.5%)。資料は、施行組数の増加や平均ゲスト数の増加および婚礼商品の販売促進施策の貢献等により平均組単価が上昇したことで増収となったこと、前年開業した店舗に係る費用の増加等が影響したものの売上収益の増加に伴う固定費比率の低下や各部門における利益率の向上が寄与しセグメント利益は増益となったことを挙げている。レストラン特化型事業の売上収益は1,575百万円(同+432百万円、+37.9%)と増収した一方、セグメント利益は前年の43百万円から18百万円の損失(同61百万円の減益)となった。資料は、既存店および前年から当第2四半期にかけて開業した新店が好調に推移したことで増収となった一方、2025年3月および4月に開業した2店舗および10月に開業したベトナムの店舗における新規出店費用等が発生したことがセグメント利益の減益要因になったとしている。

セグメント指標2025年12月期2024年12月期増減
ブライダル事業売上収益20,464百万円18,157百万円+2,307百万円(+12.7%)
ブライダル事業セグメント利益3,801百万円2,594百万円+1,206百万円(+46.5%)
レストラン特化型事業売上収益1,575百万円1,142百万円+432百万円(+37.9%)
レストラン特化型事業セグメント利益△18百万円43百万円△61百万円
セグメント別の状況(連結)
出典:2025年12月期 決算説明資料 P.15

ブライダル事業の内訳では、婚礼プロデュース部門の売上収益が9,965百万円(前年同期比+16.1%)、婚礼衣裳部門が3,790百万円(同+7.5%、うち自社施行3,470百万円+9.4%、他社施行320百万円△9.7%)、レストラン部門が6,708百万円(同+11.0%、うち婚礼飲食5,005百万円+14.5%、一般飲食1,702百万円+2.0%)となった。婚礼プロデュース部門の店舗数は36店で横ばい、施行組数は4,668組(同+4.6%)、受注組数は4,960組(同+6.4%)、受注残組数は3,344組(同+9.6%)。婚礼衣裳部門の店舗数は25店(同+1店)、取扱組数は4,912組(同+2.0%)、受注組数は5,285組(同+8.6%)、受注残組数は2,816組(同+15.3%)、平均組単価は771千円(同+5.3%)となった。

部門2025年12月期2024年12月期増減率
婚礼プロデュース部門9,965百万円8,586百万円+16.1%
婚礼衣裳部門3,790百万円3,527百万円+7.5%
レストラン部門6,708百万円6,042百万円+11.0%
レストラン特化型事業1,575百万円1,142百万円+37.9%

営業利益の増減要因

営業利益の前年同期に対する増減分析(連結)によれば、特殊要因計上前の営業利益は2024年12月期1,753百万円から2025年12月期2,529百万円へ拡大した。増益要因として、施行組数+380百万円、平均ゲスト数+109百万円、平均組単価+767百万円(うち組単価影響+563百万円、ゲスト単価影響+203百万円)、一般飲食+24百万円、その他+87百万円を計上。一方、新店分の販管費差異△70百万円、人件費△29百万円、レストラン特化型△76百万円(2025年3月および4月の新規開業2店舗およびベトナム出店に係る費用等)が減益要因となった。特殊要因として、2025年12月期は合併関連費用△95百万円、減損△186百万円を計上し(特殊要因計上前2,529百万円から2,247百万円へ)、参考値として2024年12月期はTOB費用△35百万円、減損△380百万円を計上していた(特殊要因計上前1,753百万円から1,337百万円へ)。

財務・キャッシュ・フロー状況

2025年12月期末(2025/4Q)の資産合計は36,823百万円(前期末比+2,091百万円)、負債合計は26,714百万円(同+828百万円)、資本合計は10,109百万円(同+1,262百万円)。有形固定資産は17,529百万円(同+1,479百万円)に増加した。営業活動によるキャッシュ・フローは4,756百万円(同+864百万円)で、税引前利益+1,843百万円、減価償却費及び償却費+2,503百万円、法人所得税の支払△688百万円が主な内訳。投資活動によるキャッシュ・フローは△2,651百万円で、新規出店および既存店に係る有形固定資産の取得△2,484百万円が主な要因。財務活動によるキャッシュ・フローは△2,219百万円で、長期借入金(一年内返済予定)の返済△2,557百万円、長期借入金による収入+1,165百万円、リース負債の返済△1,008百万円、短期借入金の純増+182百万円などが内訳。現金及び現金同等物の期末残高は3,417百万円(前期末比△130百万円)となった。

貸借対照表/キャッシュ・フロー計算書(連結)
出典:2025年12月期 決算説明資料 P.22

株式会社エスクリとの経営統合と新社名

本資料発表日の取締役会において、商号の変更及び定款の一部変更を株主総会に付議することを決議した。新社名は株式会社オンザページ(ON THE PAGE, Inc.)で、株式会社エスクリとの経営統合により誕生する新会社の商号となる。4月1日の合併効力発生に先駆けて、企業価値向上に資する施策を随時実行しているとしている。合併後の新会社における2026年12月期業績予想は2026年4月に開示予定で、同日、新会社設立にあたり具体的な経営方針および事業戦略について解説する記者会見(会場開催、機関投資家・アナリスト向け、YouTubeによるライブ配信)を開催予定としている。

エスクリとの経営統合効果としては、集客チャネル・営業ツールの相互活用によるメリット創出(相互送客の開始ですでに複数の成約実績を確認)、スケール拡大を活かした原価・固定費構造の改善(共同購買の検討・実行を開始)、両社が外注していた領域の内製化、新卒の採用・研修における連携開始を挙げている。また、親会社である株式会社ティーケーピーとの連携強化として、グループウェアの統合や採用管理ツールの共通化による本社コストの圧縮、周辺事業の拡張、エスクリが展開する『PARTY HUNTER』の活用による宴会送客増強に取り組むとしている。

新社名決定のお知らせ
出典:2025年12月期 決算説明資料 P.24

出店計画

出店計画として、2026年2月にシギラ ミラージュ ベイサイドチャペル(沖縄県宮古島市、婚礼業務受託)、2026年3月にハレクラニおよびザ・カハラ・ホテル&リゾート(いずれもハワイ・ホノルル、婚礼業務受託)ならびにHOMAM 旧マッケンジー邸(静岡市駿河区、ゲストハウス)、2026年4月にアマンダンピーク(富山県富山市、ゲストハウス)を開業予定としているほか、2027年5月に(仮称)軽井沢プロジェクト(長野県佐久市・軽井沢町)、2027年9月に(仮称)旧知事公館(仙台市青葉区)の開業を予定している。国内店舗数40店(同+4)、海外店舗数10店(同-)、ドレスショップ25店(同-1)、レストラン4店(同+2)、ハワイ・ベトナム3店(同+1)を含め、合計82店舗(同+6)体制を計画しているとしている。

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