NIPPON EXPRESSホールディングス

NIPPON EXPRESSホールディングス、2025年12月期第2四半期(中間期)決算 増収増益 事業利益319億円(前年同期比+25.7%)

決算サマリー 2026.08.10
NIPPON EXPRESSホールディングス、2025年12月期第2四半期(中間期)決算 増収増益 事業利益319億円(前年同期比+25.7%)

※本記事はNIPPON EXPRESSホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

NIPPON EXPRESSホールディングスは2025年12月期第2四半期(中間期、2025年1~6月)の決算を発表した。売上収益は12,719億円(前年同期比+220億円、+1.8%)、連結セグメント利益(事業利益)は319億円(同+65億円、+25.7%)、営業利益は287億円(同+96億円、+50.7%)となった。親会社の所有者に帰属する当期利益は86億円(同△27億円、△24.2%)。本年2月にシーモン・ヘーゲレ社が連結対象に加わったこと等により増収となり、ロジスティクス日本の増益等により事業利益以下は増益となった。

目次

連結業績(2025年12月期第2四半期 実績)

米国の関税政策の動向が不透明な中、第2四半期の物流需要は総じて低調な荷動きとなったが、増収増益を確保した。営業利益の増加が大きくなった主因は、前年に特積み事業の名鉄運輸株式会社との統合に伴う減損損失を計上した反動増による。上期予想(2025年5月13日発表)との比較では、売上収益は13,200億円に対し12,719億円(△480億円、△3.6%)、事業利益は330億円予想に対し319億円(△10億円、△3.3%)となった。

項目今期実績(2025年1-6月)前年実績(2024年1-6月)増減額増減率
売上収益12,719億円12,498億円220億円1.8%
連結セグメント利益(事業利益)319億円253億円65億円25.7%
事業利益率2.5%2.0%
営業利益287億円191億円96億円50.7%
親会社の所有者に帰属する当期利益86億円113億円△27億円△24.2%

セグメント別の状況(2025年1-6月実績)

日本セグメントは売上収益6,259億円(前年同期比+135億円、+2.2%)、セグメント利益(事業利益)192億円(同+37億円、+23.8%)と増収増益。海外セグメント合計は売上収益4,734億円(同+34億円、+0.7%)、セグメント利益118億円(同+7億円、+6.4%)。欧州はシーモン・ヘーゲレ社の連結効果等で増収となったが、セグメント利益は36億円(同△13億円、△27.0%)と減益。警備輸送・重量品建設・物流サポートはいずれも増収増益となった。

セグメント指標当期(2025年1-6月)前期(2024年1-6月)
日本売上収益6,259億円6,124億円
日本セグメント利益(事業利益)192億円155億円
米州売上収益692億円783億円
米州セグメント利益(事業利益)34億円26億円
欧州売上収益2,497億円2,373億円
欧州セグメント利益(事業利益)36億円50億円
東アジア売上収益806億円817億円
東アジアセグメント利益(事業利益)27億円13億円
南アジア・オセアニア売上収益738億円724億円
南アジア・オセアニアセグメント利益(事業利益)19億円20億円
海外セグメント合計売上収益4,734億円4,699億円
海外セグメント合計セグメント利益(事業利益)118億円111億円
警備輸送売上収益344億円344億円
警備輸送セグメント利益(事業利益)14億円17億円
重量品建設売上収益248億円228億円
重量品建設セグメント利益(事業利益)23億円16億円
物流サポート売上収益2,247億円2,063億円
物流サポートセグメント利益(事業利益)74億円52億円
調整額売上収益△1,113億円△962億円
調整額セグメント利益(事業利益)△104億円△99億円
2025年12月期第2四半期決算エグゼクティブサマリー
出典:NIPPON EXPRESSホールディングス 2025年12月期 第2四半期 決算説明資料 P.3
セグメント別業績(2025年1-6月実績)
出典:NIPPON EXPRESSホールディングス 2025年12月期 第2四半期 決算説明資料 P.7

通期業績予想(2025年12月期)

会社は2025年12月期通期の業績予想を今回下方修正した。売上収益は26,000億円(前年比+223億円、+0.9%、前回予想比△1,000億円、△3.7%)、事業利益は700億円(前年比+64億円、+10.1%、前回予想比△100億円、△12.5%)、営業利益は700億円(前年比+209億円、+42.6%)、親会社の所有者に帰属する当期利益は400億円(前年比+82億円、+26.1%、前回予想比△150億円、△27.3%)を見込む。ROEは4.8%(前年比+1.0pt)、ROIC(税引前事業利益)は4.2%(同+0.2pt)。上半期の結果を踏まえ通期見通しを総合的に勘案して下方修正したが、米国関税政策を巡る各国の交渉合意が進んでいることから、今後の国際物流需要は回復に向かうものの一定の時間を要するものと見ている。

項目通期予想前年通期実績増減率
売上収益26,000億円25,776億円0.9%
連結セグメント利益(事業利益)700億円635億円10.1%
事業利益率2.7%2.5%
営業利益700億円490億円42.6%
親会社の所有者に帰属する当期利益400億円317億円26.1%
海外売上収益9,960億円9,863億円1.0%
ROE4.8%3.8%
ROIC(税引前事業利益)4.2%4.0%
2025年12月期通期業績予想
出典:NIPPON EXPRESSホールディングス 2025年12月期 第2四半期 決算説明資料 P.18

株主還元

経営計画2028では、総還元性向55%以上(2024~2028年度累計)、配当性向40%以上、下限配当1株当たり年間100円を株主還元方針として掲げている。2025年12月期の1株当たり年間配当額は100円(前期も100円)を予定。2025年12月期の配当性向は62.3%(予想)、総還元性向は187.4%(予想、自己株式取得を含む)となる見込み。

決算期1株当たり配当額(年間)配当性向総還元性向
2024/12期(実績)100円82.3%113.6%
2025/12期(予想)100円62.3%(予想)187.4%(予想)
資本政策・各種実績推移(配当・還元性向)
出典:NIPPON EXPRESSホールディングス 2025年12月期 第2四半期 決算説明資料 P.30

経営計画2028/トピック

経営計画2028では、FY2028目標として売上収益3兆円、事業利益1,500億円、海外売上1兆2,000億円、ROE10%以上を掲げる。日本事業の再構築として、ロジスティクス日本の事業利益率を3.9%(FY2023)から5.9%(FY2028)へ改善する計画で、2025年第2四半期の日本ロジ事業利益率は3.1%(前年実績2.5%)。2026年中間目標として営業利益1,000億円以上・ROE8%以上を掲げ、コストコントロール(売上高販管費率を2028年までに2024年度実績対比△1ポイント程度改善)や、土地売却(2028年までに500億円以上、2026年度は2025年度の2倍程度に拡大)等の取り組みを進めている。

※本記事はNIPPON EXPRESSホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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