※本記事はエスコンが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
エスコンは2026年3月期の連結業績で、売上高137,029百万円(前期比+20.6%)、営業利益26,101百万円(同+22.5%)と、いずれも過去最高を更新した。経常利益は持分法適用会社の減損に伴う投資損失3,829百万円の計上が影響し、前期比0.8%減の17,190百万円となったが、本業の増益と税負担軽減により、親会社株主に帰属する当期純利益は12,191百万円(同+8.9%)と増益を確保した。豊富なパイプラインを背景とした収益物件売却の進捗が、売上高・営業利益の伸長をけん引した。
連結業績(2026年3月期 実績)
2026年3月期の売上高は137,029百万円(前期比+20.6%、期初計画比103.0%)、営業利益は26,101百万円(同+22.5%、期初計画比113.5%)と、いずれも前期実績・期初計画を上回った。経常利益は営業外費用に持分法投資損失3,829百万円を計上した影響で17,190百万円(前期比▲0.8%、期初計画比98.2%)となった。親会社株主に帰属する当期純利益は12,191百万円(前期比+8.9%、期初計画比106.0%)で、連結子会社の実効税率変更に伴う法人税等調整額の減少1,224百万円を含む。1株当たり当期純利益は127.31円。
| 項目 | 2026年3月期(当期) | 2025年3月期(前期) | 前年同期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 137,029 | 113,603 | +20.6% |
| 営業利益 | 26,101 | 21,311 | +22.5% |
| 経常利益 | 17,190 | 17,320 | ▲0.8% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 12,191 | 11,193 | +8.9% |
セグメント別の状況
セグメント別では、不動産開発事業が複数の大型案件売却により売上高52,019百万円(前期比+83.0%)、セグメント利益14,913百万円(同+46.0%)と大幅な増収増益となり、利益成長をけん引した。住宅分譲事業は販売単価上昇の一方で引渡し戸数が減少し、売上高63,630百万円(同▲4.9%)、セグメント利益11,493百万円(同▲4.6%)の減収減益。不動産賃貸事業は北海道北広島市の商業施設・ホテルの新規稼働や芝リアルエステートの連結化等により売上高17,262百万円(同+10.7%)、セグメント利益8,033百万円(同+14.4%)の増収増益、資産管理事業はAUM拡大により売上高2,207百万円(同+34.2%)、セグメント利益1,291百万円(同+29.5%)の増収増益となった。
| セグメント | 売上高(当期) | 売上高(前期) | セグメント利益(当期) | セグメント利益(前期) |
|---|---|---|---|---|
| 住宅分譲事業 | 63,630 | 66,908 | 11,493 | 12,045 |
| 不動産開発事業 | 52,019 | 28,427 | 14,913 | 10,212 |
| 不動産賃貸事業 | 17,262 | 15,600 | 8,033 | 7,021 |
| 資産管理事業 | 2,207 | 1,645 | 1,291 | 997 |
| その他事業 | 1,909 | 1,020 | 653 | 319 |


通期業績予想(2027年3月期計画)
会社は2027年3月期の連結業績予想として、売上高145,000百万円(前期比+5.8%)、営業利益26,500百万円(同+1.5%、利益率18.3%)、経常利益20,000百万円(同+16.3%、利益率13.8%)、親会社株主に帰属する当期純利益14,000百万円(同+14.8%、利益率9.7%)を計画している。1株当たり当期純利益は151.42円を見込む。分譲マンションの収益増に加え、収益物件売却や賃貸・資産管理事業の伸長により、売上高・営業利益ともに過去最高の再更新を見込む。中期経営計画最終年度の営業利益目標250億円は、2026年3月期に続き2027年3月期も超過達成する見通しとしている。
| 項目 | 2026年3月期(実績) | 2027年3月期(計画) | 前年同期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 137,029 | 145,000 | +5.8% |
| 営業利益 | 26,101 | 26,500 | +1.5% |
| 経常利益 | 17,190 | 20,000 | +16.3% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 12,191 | 14,000 | +14.8% |

株主還元
配当政策は減配を実施しない累進的配当政策を堅持している。2026年3月期の1株当たり年間配当金は48円(配当性向37.7%)で期末配当として実施した。2027年3月期は前期比5円増配となる53円(配当性向35.0%)を計画しており、増配率は10.4%となる。
| 項目 | 2024年3月期(実績) | 2025年3月期(実績) | 2026年3月期(実績) | 2027年3月期(計画) |
|---|---|---|---|---|
| 1株当たり配当金(円) | 48 | 48 | 48 | 53 |
| 配当性向(%) | 45.5 | 41.0 | 37.7 | 35.0 |

トピック(M&Aによる事業成長)
2026年2月にモンテディオフットボールパーク(新スタジアムの建設・保有会社、持株比率97.8%)を連結子会社化したほか、2026年7月にはJリーグクラブ運営会社のモンテディオ山形(持株比率98.0%)の株式取得を予定している。また2026年10月には、アーク不動産の株式取得により関西圏を中心とした収益物件の拡充を予定している。北海道ボールパークFビレッジでは、ホテル・タワーマンション・複合施設の開発にも順次着手している。
※本記事はエスコンが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。