※本記事は琉球銀行が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
琉球銀行は2026年3月期決算を発表し、連結・単体ともに増収増益となった。連結の経常利益は130億円(前期比+56.8%)、親会社株主に帰属する当期純利益は90億円(前期比+57.9%)。単体は当期純利益が84億円(前期比+69.0%)となり、コア業務純益の増加と与信費用の減少を背景に過去最高益を達成した。株主還元では年間配当を88円(前期比+50円)に増額した。
連結・単体業績(2026年3月期 実績)
経常利益・当期純利益とも連結・単体で二桁の伸び率となった。連結の経常収益は803億円(前期比+16.0%)、経常利益は130億円(前期比+56.8%)、親会社株主に帰属する当期純利益は90億円(前期比+57.9%)。単体では経常収益553億円(前期比+22.7%)、コア業務純益111億円(前期比+54.8%)、経常利益117億円(前期比+69.3%)、当期純利益84億円(前期比+69.0%)となり、コア業務純益の増加と与信費用の減少により過去最高益を達成した。連結自己資本比率は9.99%(前期末比+0.05pt)。
| 区分 | 項目 | 2026年3月期実績 | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 連結 | 経常収益 | 803億円 | +16.0% |
| 連結 | 経常利益 | 130億円 | +56.8% |
| 連結 | 当期純利益(親会社株主に帰属する当期純利益) | 90億円 | +57.9% |
| 連結 | 自己資本比率 | 9.99% | 前期末比+0.05pt |
| 単体 | 経常収益 | 553億円 | +22.7% |
| 単体 | コア業務純益 | 111億円 | +54.8% |
| 単体 | 経常利益 | 117億円 | +69.3% |
| 単体 | 当期純利益 | 84億円 | +69.0% |
| 単体 | 役務取引等利益 | 50億円 | +17.1% |
| 単体 | 資金利益 | 349億円 | +10.3% |

グループ会社別の状況
連結の経常利益130億円・当期純利益90億円のうち、琉球銀行単体がそれぞれ117億円・84億円を占める。グループ会社では琉球リース、OCSが増益となった一方、りゅうぎんディーシー、りゅうぎん保証は前期比減益、リウコムはほぼ横ばいだった。
| 会社名 | 経常収益(前期比) | 経常利益(前期比) | 当期純利益(前期比) |
|---|---|---|---|
| 連結合計 | 803億円(+111) | 130億円(+47) | 90億円(+33) |
| 琉球銀行(単体) | 553億円(+102) | 117億円(+48) | 84億円(+34) |
| 琉球リース | 197億円(+10) | 7億円(+2) | 5億円(+1) |
| リウコム | 37億円(+2) | 1億円(▲0) | 0億円(▲0) |
| OCS | 20億円(+0) | 3億円(+1) | 2億円(+1) |
| りゅうぎんディーシー | 20億円(▲1) | 3億円(▲2) | 2億円(▲1) |
| りゅうぎん保証 | 6億円(▲0) | 3億円(▲1) | 2億円(▲0) |

通期業績予想
2027年3月期は新本店関連費用の計上等により経費が増加する見込みだが、預貸金収支や有価証券利息配当金の増加が経費の増加幅を上回ることで増益を見込む。連結経常利益は149億円(前期比+19億円)、親会社株主に帰属する当期純利益は100億円(前期比+10億円)を計画。単体は経常利益139億円(前期比+21億円)、当期純利益95億円(前期比+10億円)を見込む。
| 区分 | 項目 | 2026年3月期実績 | 2027年3月期予想 | 前期比 |
|---|---|---|---|---|
| 連結 | 経常利益 | 130億円 | 149億円 | +19億円 |
| 連結 | 親会社株主に帰属する当期純利益 | 90億円 | 100億円 | +10億円 |
| 単体 | 経常利益 | 117億円 | 139億円 | +21億円 |
| 単体 | 当期純利益 | 84億円 | 95億円 | +10億円 |

株主還元
収益力の向上を背景に資本の充実を進めながら増配を決定するとともに、株主還元方針を見直した。2026年3月期の年間配当は88円(前期比+50円)、配当性向は39.7%(前期27.3%)となり、期末配当は61円に増額した。2025年10月時点の予想54円から88円に修正している。株主還元方針は配当性向40%以上を目安に配当の維持または増加を目指すとし、自己株式取得は機動的に実施するとしている。2026年3月期の自己株式取得額は500百万円(2025年3月期はなし)。2027年3月期の年間配当予想は98円。
| 決算期 | 年間配当金 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2024年3月期 | 37円 | 27.3% |
| 2025年3月期 | 38円 | 27.3% |
| 2026年3月期(実績) | 88円 | 39.7% |
| 2027年3月期(予想) | 98円 | 開示なし |

中期経営計画「Empower 2025」
中期経営計画「Empower 2025」(2025年4月~2028年3月)は、金利上昇を背景とした預貸金収支の伸長などにより順調に進捗しており、経営目標(財務指標)を引き上げた。連結当期純利益の目標は当初90億円から110億円へ、単体コア業務純益は120億円から150億円へ、単体コアOHRは70.0%以下から65.0%以下へ、連結ROEは5.5%以上から7.0%以上へ引き上げ、連結自己資本比率は10.0%程度で据え置いた。預貸金シェアは県内トップシェアを維持し、預金シェア45.7%(前期比+0.4%)、貸出金シェア44.8%(前期比+0.4%)となった。
※本記事は琉球銀行が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。