※本記事はほくほくフィナンシャルグループが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
ほくほくフィナンシャルグループは2026年3月期(2025年度)決算を発表した。資金利益や役務取引等利益が堅調に推移し、連結コア業務純益は前期比265億円増加の820億円。与信関係費用の減少等もあり連結当期純利益は前期比198億円増加(同+50.7%)の588億円と過去最高益での着地となった。連結経常利益は807億円(前期比+291億円)。ROEは前期比2.61ポイント改善の8.66%となった。2027年3月期の連結業績予想は経常利益890億円、当期純利益620億円。配当(2026年度・普通株式)は前期比40円増配の150円を予想している。
連結業績(2026年3月期 実績)
資金利益や役務取引等利益が堅調に推移し、連結コア業務純益は前期比265億円増加の820億円となった。与信関係費用の減少等もあり連結当期純利益は前期比198億円増加(同+50.7%)の588億円と過去最高益での着地となった。ROEは前期比2.61ポイント改善の8.66%。
| 項目 | 2026年3月期 | 2025年3月期 | 増減 |
|---|---|---|---|
| コア業務粗利益 | 1,720億円 | 1,418億円 | +302億円 |
| 資金利益 | 1,415億円 | 1,125億円 | +290億円 |
| 役務取引等利益 | 273億円 | 266億円 | +7億円 |
| 経費 | 900億円 | 863億円 | +37億円 |
| コア業務純益 | 820億円 | 554億円 | +265億円 |
| 与信関係費用 | △55億円 | 75億円 | △131億円 |
| 経常利益 | 807億円 | 516億円 | +291億円 |
| 当期純利益 | 588億円 | 390億円 | +198億円 |

北陸銀行・北海道銀行の業績
子銀行別では、北陸銀行のコア業務純益は514億円(前期比+174億円、同+51.2%)、当期純利益は385億円(前期比+143億円、同+59.6%)だった。北海道銀行のコア業務純益は258億円(前期比+78億円、同+43.9%)、当期純利益は178億円(前期比+59億円、同+49.8%)だった。
| 項目 | 北陸銀行(2026年3月期) | 北海道銀行(2026年3月期) | 2行合算(2026年3月期) |
|---|---|---|---|
| コア業務粗利益 | 957億円 | 646億円 | 1,604億円 |
| コア業務純益 | 514億円 | 258億円 | 772億円 |
| 与信関係費用 | △31億円 | △31億円 | △62億円 |
| 経常利益 | 516億円 | 251億円 | 767億円 |
| 当期純利益 | 385億円 | 178億円 | 564億円 |
| ROE | 8.97% | 8.40% | 開示なし |
自己資本比率・金融再生法開示債権
2025年4月に優先株式を全部取得。また、貸出金の伸長に伴いリスクアセットは増加したが、自己資本の積み上げにより連結自己資本比率は9%台後半を確保し、2026年3月末で9.79%(2025年3月末比△0.36ポイント)となった。金融再生法開示債権(2行合算)は前期末比で減少し、2026年3月末は1,907億円、開示債権比率は1.74%(前期末比△0.25ポイント)となった。

中期経営計画の見直し
第6次中期経営計画(2025年4月~2028年3月)「NEXT STAGE」について、堅調な業績推移を踏まえ最終年度(2027年度)の経営指標目標を上方修正した。連結ROEは当初目標「8%台」を「8.5%」に、連結純利益は当初目標「550億円」を「650億円」に、OHR(2行合算)は当初目標「50%台」を「40%台後半」に、それぞれ上方修正した。連結自己資本比率の目標は「10%台」で据え置いた。2026年3月期実績はROE8.66%(前期比+2.61ポイント)、連結純利益588億円(前期比+198億円)、連結自己資本比率9.79%(前期比△0.36ポイント)、OHR(2行合算)51.82%(前期比△8.72ポイント)だった。資料は「連結当期純利益は過去最高、ROEは大幅に改善し中期経営計画目標を達成」としている。長期目標についても、ROE「10%」を「11%」に、当期純利益「800億円」を「900億円」に、自己資本比率「10~11%台」を「11%台」に、OHR「50%程度」を「40%台前半」に、それぞれ上方修正した。
通期業績予想
貸出金利息や非金利収入等の本業利益が堅調に推移することが見込まれ、2027年3月期(2026年度)の連結経常利益は前期比82億円増加の890億円、連結当期純利益は前期比31億円増加の620億円を計画している。2行合算では、コア業務粗利益1,730億円(前期比+125億円)、経費915億円(同+83億円)、コア業務純益815億円(同+42億円)、与信関係費用60億円(同+122億円)、経常利益830億円(同+62億円)、当期純利益575億円(同+10億円)を見込む。
| 項目 | 2027年3月期予想 | 2026年3月期(実績) | 増減 |
|---|---|---|---|
| 経常利益(連結) | 890億円 | 807億円 | +82億円 |
| 当期純利益(連結) | 620億円 | 588億円 | +31億円 |
| コア業務粗利益(2行合算) | 1,730億円 | 1,604億円 | +125億円 |
| コア業務純益(2行合算) | 815億円 | 772億円 | +42億円 |
| 与信関係費用(2行合算) | 60億円 | △62億円 | +122億円 |
| 当期純利益(2行合算) | 575億円 | 564億円 | +10億円 |
| 経常利益(北陸銀行) | 555億円 | 516億円 | +38億円 |
| 当期純利益(北陸銀行) | 385億円 | 385億円 | 0億円 |
| 経常利益(北海道銀行) | 275億円 | 251億円 | +23億円 |
| 当期純利益(北海道銀行) | 190億円 | 178億円 | +11億円 |

株主還元
普通株式配当は増配が続いており、2026年3月期(2025年度)は110円(中間45円、期末65円)、2027年3月期(2026年度、予想・公表ベース)は前期比40円増配の150円(中間75円、期末75円予想)とする方針。自己株式取得は2026年3月期に100億円を実施し、2027年3月期も100億円を予定している。株主還元の強化により普通株式総還元性向は2026年3月期(2025年度)で39.5%、2027年3月期(2026年度)予想で45.3%となる見込み。
| 期 | 普通株式配当(年間) | 内訳 | 自己株式取得 |
|---|---|---|---|
| 2024年3月期 | 40円 | (期末40円) | 40億円 |
| 2025年3月期 | 50円 | (中間22.5円・期末27.5円) | 40億円 |
| 2026年3月期 | 110円 | (中間45円・期末65円) | 100億円 |
| 2027年3月期(予想) | 150円 | (中間75円・期末75円予想) | 100億円(予定) |

グループ再編等のトピック
経営基盤強化に向けた戦略的投資として、北陸コンピュータ・サービス株式会社を2026年4月に持分法適用会社化した。また、株式会社北陸カードと道銀カード株式会社のカード事業統合を2026年5月に公表した。北海道リース株式会社は2024年10月に持分法適用会社化している。国内外金融領域の拡大に向け、2026年4月に東京に専担者を配置した。
※本記事はほくほくフィナンシャルグループが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。