アクシアル リテイリング

アクシアル リテイリング、2026年3月期は増収・経常最高益 純利益は2.3%減

決算サマリー 2026.08.21
アクシアル リテイリング、2026年3月期は増収・経常最高益 純利益は2.3%減

※本記事はアクシアル リテイリングが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

アクシアル リテイリング(証券コード8255、原信・ナルス、フレッセイなど)は、2026年3月期の連結決算を発表した。売上高は295,536百万円(前期比4.8%増)、売上総利益は84,510百万円(同3.0%増)、経常利益は12,799百万円(同0.7%増)となり、売上高・売上総利益・経常利益はいずれも過去最高を更新した。一方、当期純利益は8,803百万円(同2.3%減)となり、法人税の特別控除額の減少により微減益となった。2027年3月期は売上高300,000百万円(同1.5%増)、経常利益12,000百万円(同6.2%減)を見込み、「成長準備の年」と位置付けて製造小売機能の強化や出店加速に向けた体制整備を進める。

目次

連結業績(2026年3月期 実績)

2026年3月期の連結業績は、売上高295,536百万円(前期比4.8%増、既存店+4.7%)、売上総利益84,510百万円(同3.0%増、売上高比28.6%)、販売費及び一般管理費72,324百万円(同3.3%増、売上高比24.5%)、経常利益12,799百万円(同0.7%増、売上高比4.3%)、当期純利益8,803百万円(同2.3%減)となった。ROEは9.5%(前期10.4%)、ROAは9.2%(前期9.5%)。当期の出店は1店(H:六日町)、閉店は0店。自己株式の市場買付は12億円(2025年2月開始の取得枠20億円のうち当期分)を実施した。以下、金額は百万円単位(比率を除く)。

項目2025年3月期2026年3月期増減率
売上高281,870295,5364.8%
売上総利益82,056(29.1%)84,510(28.6%)3.0%
販売費及び一般管理費69,995(24.8%)72,324(24.5%)3.3%
経常利益12,709(4.5%)12,799(4.3%)0.7%
当期純利益9,0068,803△2.3%
ROE/ROA10.4%/9.5%9.5%/9.2%
2026年3月期の業績概要(売上高・利益・ROE/ROA等)を示すスライド
出典:2026年3月期 決算説明会資料 P.5

グループ別業績(原信・ナルス/フレッセイ)

グループ会社別では、原信・ナルスの売上高は211,665百万円(前期比5.9%増、増減額11,856百万円)、営業利益9,473百万円(同2.0%増、売上高比4.5%)、経常利益9,758百万円(同1.5%増、売上高比4.6%)、純利益6,877百万円(同0.7%減)。フレッセイの売上高は85,410百万円(同2.5%増、増減額2,118百万円)、営業利益2,702百万円(同4.4%減、売上高比3.2%)、経常利益2,824百万円(同2.3%減、売上高比3.3%)、純利益1,860百万円(同7.4%減)だった。

グループ項目2026年3月期増減率(増減額)
原信・ナルス売上高211,6655.9%(11,856)
原信・ナルス営業利益9,473(4.5%)2.0%(181)
原信・ナルス経常利益9,758(4.6%)1.5%(147)
原信・ナルス純利益6,877△0.7%(△47)
フレッセイ売上高85,4102.5%(2,118)
フレッセイ営業利益2,702(3.2%)△4.4%(△125)
フレッセイ経常利益2,824(3.3%)△2.3%(△67)
フレッセイ純利益1,860△7.4%(△149)
原信・ナルスとフレッセイのグループ別業績を示すスライド
出典:2026年3月期 決算説明会資料 P.8

通期業績予想(2027年3月期)

2027年3月期の連結業績予想は、売上高300,000百万円(前期比1.5%増)、営業利益11,700百万円(同4.0%減)、経常利益12,000百万円(同6.2%減)、当期純利益8,000百万円(同9.1%減)。グループ別では原信・ナルスの売上高214,500百万円(同1.3%増)・営業利益9,300百万円(同1.8%減)、フレッセイの売上高85,500百万円(同0.1%増)・営業利益2,400百万円(同11.2%減)を見込む。1株当たり配当は年間29円(前期と同水準)を予定し、設備投資金額は65億円、減価償却費は56億円を計画する。

項目2027年3月期(予想)増減率
売上高300,0001.5%
営業利益11,700△4.0%
経常利益12,000△6.2%
当期純利益8,000△9.1%
1株配当29円
2027年3月期の連結業績予想を示すスライド
出典:2026年3月期 決算説明会資料 P.34

株主還元

株主還元については、自己株式の市場買付を最近2年間で15億円+20億円+20億円実施したほか、5年間の累進配当を導入した。株主優待は「お買物優待券」選択で100株保有の場合、1年継続保有なら2倍、3年継続保有なら3倍の優待とする長期保有優遇を新たに導入する(2026年9月末基準の優待から適用)。資本コストを意識した経営として、長期目標にROA15%(経常利益÷総資産)、中期目標にROA10%・ROE10%を掲げている。

項目内容
2027年3月期の1株配当(予想)29円
配当政策5年間の累進配当を導入
自己株式取得(直近2年間)15億円+20億円+20億円
株主優待長期継続保有への優遇を新設(お買物優待券選択で100株保有・1年継続なら2倍、3年継続なら3倍。2026年9月末基準の優待から適用)
1株当たり配当金の推移と自社株式市場買付を示すスライド
出典:2026年3月期 決算説明会資料 P.36

中期経営計画・成長に向けた取り組み

中期経営計画(2026~2028年度)では、2029年3月期に売上高338,000百万円、経常利益率4.0%、店舗数144店(出店計16店)を目標とする。投資額は2027年3月期7,200百万円、2028年3月期13,300百万円、2029年3月期18,700百万円で、3年間合計39,200百万円を計画する。ROA目標は前期実績9.2%から2027年3月期に9.0%へ、ROE目標も9.5%から9.0%へと設定している。2027年3月期は成長準備の年と位置付け、原料の直輸入拡大や製造工場の強化、長野エリアセンターの全稼働、前橋DC新設などの製造小売機能強化と、採用活動の強化・技能実習生の受け入れ拡大による人材確保を進める方針。数値は目標であり、当期の会社予想とは一致しない。

※本記事はアクシアル リテイリングが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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