※本記事はDAIKO XTECHが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
DAIKO XTECHの2026年3月期の連結業績は、売上高42,500百万円(前期比▲0.4%)、営業利益1,903百万円(同▲21.0%)、親会社株主に帰属する当期純利益1,442百万円(同▲14.3%)となった。ソフトウェアソリューションへの事業シフトは着実に進捗し、受注高は43,167百万円(同+2.1%)、受注残高は10,351百万円(同+6.9%)と伸長した一方、ハードウェア販売の抑制やネットワーク工事の減少に加え、一過性のプロジェクトロスに対応した追加原価の発生により収益性が低下し減益となった。ROICは8.7%でWACC6.3%を、ROEは10.9%で株主資本コスト7.1%をそれぞれ上回る水準を維持した。
連結業績(2026年3月期 実績)
連結損益計算書(単位:百万円)によると、売上総利益は10,688(前期比101.3%、売上総利益率25.1%)と増加した一方、販売費及び一般管理費が8,784(同107.8%)に増加したことなどにより、営業利益は1,903(同79.0%)、経常利益は1,991(同79.8%)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,442(同85.7%)となった。
| 項目 | 2025年3月期 | 2026年3月期 | 増減額 | 前期比 |
|---|---|---|---|---|
| 受注残高 | 9,684 | 10,351 | +667 | 106.9% |
| 受注高 | 42,291 | 43,167 | +876 | 102.1% |
| 売上高 | 42,690 | 42,500 | ▲189 | 99.6% |
| 売上総利益 | 10,556 | 10,688 | +132 | 101.3% |
| 売上総利益率 | 24.7% | 25.1% | +0.4pt | – |
| 販売費及び一般管理費 | 8,145 | 8,784 | +639 | 107.8% |
| 営業利益 | 2,410 | 1,903 | ▲506 | 79.0% |
| 営業利益率 | 5.6% | 4.5% | ▲1.2pt | – |
| 経常利益 | 2,495 | 1,991 | ▲504 | 79.8% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 1,683 | 1,442 | ▲240 | 85.7% |
事業区分別の状況(コアビジネス/重点ソリューション)
事業区分別では、コアビジネスの売上総利益が7,637百万円(前期7,492百万円)と堅調に推移した。ソフトウェアソリューションの受注高・売上高が伸長し収益性が向上したことが寄与した。重点ソリューションの売上総利益は3,051百万円(前期3,063百万円)とほぼ前期並みで、ペーパーレスソリューションが好調を維持し、インダストリーソリューションが増収となったが売上総利益は前期並みとなった。Mobilityビジネスが始動した。
| 区分 | 指標 | 2025年3月期 | 2026年3月期 |
|---|---|---|---|
| コアビジネス | 受注高 | 33,379 | 34,295 |
| 重点ソリューション | 受注高 | 8,912 | 8,872 |
| コアビジネス | 売上高 | 33,887 | 33,357 |
| 重点ソリューション | 売上高 | 8,802 | 9,142 |
| コアビジネス | 売上総利益 | 7,492 | 7,637 |
| 重点ソリューション | 売上総利益 | 3,063 | 3,051 |

通期業績予想(2027年3月期)
2027年3月期は売上高43,500百万円(前期比+1,000百万円)、営業利益2,600百万円(同+697百万円、営業利益率6.0%)、経常利益2,680百万円(同+689百万円)、親会社株主に帰属する当期純利益1,750百万円(同+308百万円)を見込む。受注残高の積み上がりや既存顧客の継続案件・ストック増による収益基盤の安定化に加え、注力領域「重点ソリューション」は事業領域拡大による増収増益を計画。2026年3月期に一過性のプロジェクトロスに対応した追加原価の引当を完了しているとする。
| 項目 | 2026年3月期 | 2027年3月期 | 増減額 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 42,500 | 43,500 | +1,000 |
| 営業利益 | 1,903 | 2,600 | +697 |
| 営業利益率 | 4.5% | 6.0% | +1.5pt |
| 経常利益 | 1,991 | 2,680 | +689 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 1,442 | 1,750 | +308 |

株主還元
配当については、DOE3%を目安に安定的かつ継続的な実施を基本方針とする。2026年3月期の年間配当金は1株当たり36円(中間18円、期末18円)で、これまでの期末一括配当に加え、新たに9月末を基準日とする中間配当を実施した。2027年3月期は合計38円(中間19円、期末19円)の配当を予定する。また、所有株式数1単元(100株)以上の株主を対象に、継続保有期間に応じてクオ・カード1,000円または2,000円分を贈呈する株主優待制度を新設し、2027年3月期も9月末時点の単元株主を対象に贈呈を予定する。剰余金の配当に加え、機動的な自社株買いも含めた株主還元策を適宜検討するとしている。
| 項目 | 2026年3月期(実績) | 2027年3月期(予定) |
|---|---|---|
| 年間配当金(1株当たり) | 36円 | 38円 |
| 中間配当 | 18円 | 19円 |
| 期末配当 | 18円 | 19円 |

中期経営計画「CANVAS TWO」
長期経営計画「CANVAS」の第2ステップにあたる中期経営計画「CANVAS TWO」(2026年3月期-2028年3月期)は、得られた価値の深化と進化をテーマに掲げる。2028年3月期の業績目標は売上高450億円、営業利益3,000百万円(営業利益率6.7%)、売上総利益12,500百万円、親会社株主に帰属する当期純利益2,050百万円。事業戦略として、コアビジネスの高付加価値化(売上総利益の数字目標:2026年3月期76億円→2027年3月期78億円→2028年3月期80億円)と、重点ソリューションの育成(同:2026年3月期31億円→2027年3月期39億円→2028年3月期45億円)を推進する。財務戦略ではキャピタルアロケーション方針のもと、2026年3月期は1件のM&Aを含む10.7億円の成長投資を実施した。

※本記事はDAIKO XTECHが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。