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アシックス、2025年12月期は売上高8,109億円・営業利益1,425億円で過去最高、5期連続の増収増益

決算サマリー 2026.08.10
アシックス、2025年12月期は売上高8,109億円・営業利益1,425億円で過去最高、5期連続の増収増益

※本記事はアシックスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

株式会社アシックスは2026年2月13日、2025年度(2025年12月期)通期決算を発表した。連結売上高は8,109億円(前期比+19.5%)と初の8,000億円超えを達成し、粗利益率の改善もあって営業利益は1,425億円(同+42.4%)、親会社株主に帰属する当期純利益は987億円(同+54.7%)と、いずれも過去最高を更新した。全カテゴリー・全地域で増収となり、5年連続の増収増益を達成した。第4四半期(10-12月)の営業利益も149億円と前年同期比+73.7%だった。

目次

連結業績(当期 実績)

売上総利益は4,606億円(前期比+21.6%)、売上総利益率は56.8%(同+1.0ppt)に改善した。販管費は3,181億円(同+14.1%)に増加したが、販管費率は39.2%(同△1.8ppt)に低下し、規律あるコスト管理を継続した。この結果、営業利益率は17.6%(前期14.8%、同+2.8ppt)に上昇した。経常利益は1,392億円(同+50.4%)。海外売上高は6,524億円(同+19.7%)、海外比率は80.5%(同+0.2ppt)だった。

項目FY25実績FY24実績前期比
売上高8,109億円6,785億円+1,324億円(+19.5%)
売上総利益4,606億円3,788億円+818億円(+21.6%)
売上総利益率56.8%55.8%+1.0ppt
販管費3,181億円2,787億円+394億円(+14.1%)
営業利益1,425億円1,001億円+424億円(+42.4%)
営業利益率17.6%14.8%+2.8ppt
経常利益1,392億円926億円+466億円(+50.4%)
親会社株主に帰属する当期純利益987億円638億円+349億円(+54.7%)

カテゴリー別の状況

カテゴリー別では全カテゴリーで増収増益となった。パフォーマンスランニング(P.RUN)はカテゴリー利益率23.7%(前期比+2.1ppt)で、高付加価値商品へのフォーカスによりアシックスジャパンや東南・南アジアで大幅成長(売上高前期比+11.2%)。スポーツスタイル(SPS)はカテゴリー利益率29.3%(同+2.0ppt)で、北米・オセアニアが50%超の成長を牽引(売上高同+43.6%)。オニツカタイガー(OT)はカテゴリー利益率37.7%(同+3.7ppt)で、インバウンド需要の強い日本に加え欧州・中華圏が牽引(売上高同+43.0%)。カテゴリー外コストは520億円(同+28億円、+5.7%)で増収率の範囲内に抑制された。

カテゴリー売上高(FY25)カテゴリー利益(FY25)カテゴリー利益率(前期比)
P.RUN3,635億円(前期比+11.2%)860億円(同+21.6%)23.7%(+2.1ppt)
CPS860億円(同+9.4%)167億円(同+18.9%)19.5%(+1.6ppt)
APEQ420億円(同+10.5%)59億円(同+36.9%)14.1%(+2.7ppt)
SPS1,413億円(同+43.6%)413億円(同+53.8%)29.3%(+2.0ppt)
OT1,365億円(同+43.0%)514億円(同+58.7%)37.7%(+3.7ppt)
カテゴリー外コストおよびカテゴリー別損益(2025年度)
出典:アシックス 2025年度(2025年12月期)通期 決算説明資料 P.22

地域別の状況

地域別でも全地域で増収増益を達成した。アシックスジャパンはオニツカタイガーのインバウンド好調継続により営業利益率30.0%(前期比+6.5ppt)に大きく伸長(売上高同+34.7%)。日本地域のインバウンド売上高は474億円(前期比+84%)とほぼ倍増した。欧州はスポーツスタイルの増収やリテールでの収益性改善もあり営業利益率16.3%(同+2.2ppt、売上高同+25.9%)。中華圏は営業利益率20.8%(同+1.6ppt、売上高同+19.9%)。北米は営業利益率11.3%(同+3.0ppt、売上高同+4.6%)だった。

地域売上高(FY25)営業利益(FY25)営業利益率(前期比)
日本2,042億円(前期比+22.7%)447億円(同+61.7%)21.9%(+5.3ppt)
北米1,411億円(同+4.6%)160億円(同+42.1%)11.3%(+3.0ppt)
欧州2,258億円(同+25.9%)367億円(同+45.3%)16.3%(+2.2ppt)
中華圏1,205億円(同+19.9%)251億円(同+29.8%)20.8%(+1.6ppt)
オセアニア496億円(同+15.5%)79億円(同+3.8%)16.0%(△1.8ppt)
東南・南アジア497億円(同+33.4%)109億円(同+47.6%)22.0%(+2.1ppt)
その他地域520億円(同+16.1%)81億円(同+23.9%)15.6%(+1.0ppt)
2025年12月期 地域別実績
出典:アシックス 2025年度(2025年12月期)通期 決算説明資料 P.54

通期業績予想

2026年度(2026年12月期)は、全カテゴリーで増収を見込み、特にP.RUN、SPSが牽引役となる。売上高は前期比+17.2%の9,500億円、営業利益は同+20.0%の1,710億円を計画し、売上高・各段階利益ともに過去最高の更新を見込む。想定為替レートは1ドル150.00円、1ユーロ170.00円、1人民元21.00円。

項目FY26予想FY25実績増減率
売上高9,500億円8,109億円+17.2%(為替影響除く+16.7%)
営業利益1,710億円1,425億円+20.0%(為替影響除く+19.7%)
営業利益率18.0%17.6%+0.4ppt
経常利益1,650億円1,392億円+18.5%
親会社株主に帰属する当期純利益1,100億円987億円+11.4%
2026年度通期業績予想
出典:アシックス 2025年度(2025年12月期)通期 決算説明資料 P.8

株主還元

2025年12月期の配当は開示予想通り、中間12.0円・期末16.0円の年間28.0円とした。2026年12月期の配当は中間18.0円・期末20.0円の年間38.0円を予想しており、過去最高となる10円の増配を計画している(株式分割考慮後)。剰余金の配当は、当期の業績やキャッシュ・フローの見通しを総合的に勘案して決定するとしている。また、2025年度は総額500億円の自己株式取得を実行した。

トピックス

2025年は5年連続で増収増益を達成したほか、「IR優良企業大賞」(IR優良企業賞2025)、コーポレートガバナンス・オブ・ザ・イヤー2025の大賞「Grand Prize Company」、知財・無形資産ガバナンス表彰「最優秀賞」を受賞するなど、外部評価でも高い評価を得た。EC売上高は1,484億円(前期比+8.3%)、OneASICS会員数は2,313万人(同+31%)に拡大した。

2025年の振り返り(主要トピックス・外部評価)
出典:アシックス 2025年度(2025年12月期)通期 決算説明資料 P.4

※本記事はアシックスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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