※本記事は白銅が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
白銅は2026年3月期連結決算で、売上高68,109百万円(前連結会計年度比+2.6%)、売上総利益10,609百万円(同+0.3%)、経常利益3,190百万円(同△0.8%)となった。原材料市況上昇による商品単価上昇や半導体製造装置業界における当連結会計年度後半の需要回復等により増収となったが、運賃単価の上昇、広告宣伝の強化、本社事務所の増床等に伴う販管費の増加により経常利益は前連結会計年度比で減益となった。親会社株主に帰属する当期純利益は2,146百万円(同△4.1%)。
連結業績(2026年3月期 実績)
連結損益計算書(PL)サマリによると、営業利益は2,872百万円(前連結会計年度比△3.7%)、経常利益は3,190百万円(同△0.8%)、親会社株主に帰属する当期純利益は2,146百万円(同△4.1%)となった。棚卸資産影響額を除く経常利益は2,778百万円(同△2.0%)。
| 項目 | 2026年3月期 | 2025年3月期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 68,109 | 66,410 | +2.6% |
| 売上総利益 | 10,609 | 10,573 | +0.3% |
| 営業利益 | 2,872 | 2,983 | △3.7% |
| 経常利益 | 3,190 | 3,214 | △0.8% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 2,146 | 2,236 | △4.1% |

セグメント別(会社・地域別)の状況
セグメント別では、6月に100%子会社となったWCASが黒字転換し、Hakudo USAを含む北米セグメントの損失が縮小した。中国は売上高の増加に伴い利益が改善。その他セグメント(タイ)はデータセンター・AI関連投資の増加や主力商品の開拓等により伸銅、アルミニウムの売上高が増加した。一方、日本セグメントは売上高が増加したものの、営業利益・経常利益・親会社株主に帰属する当期純利益はいずれも前連結会計年度比で減少した。
| セグメント | 売上高(2026年3月期) | 売上高(2025年3月期) | 経常損益(2026年3月期) | 経常損益(2025年3月期) |
|---|---|---|---|---|
| 日本 | 59,371 | 57,910 | 3,088 | 3,233 |
| 北米 | 5,087 | 5,099 | △84 | △184 |
| 中国 | 1,926 | 1,753 | 28 | 13 |
| その他 | 1,723 | 1,647 | 157 | 152 |

通期業績予想(2027年3月期)
2027年3月期の通期業績予想は、売上高84,000百万円(前連結会計年度比+23.3%)、営業利益4,310百万円(同+50.1%)、経常利益4,700百万円(同+47.3%)、親会社株主に帰属する当期純利益3,210百万円(同+49.6%)。前連結会計年度後半から回復傾向にある半導体製造装置業界の好調継続を見込む一方、中東情勢の影響については現状自社で顕在化している影響のみを数値に算入しており、現時点では影響は限定的との見込みとしている。
| 項目 | 2027年3月期通期予想 | 2026年3月期実績 | 対前連結会計年度増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 84,000 | 68,109 | +23.3% |
| 営業利益 | 4,310 | 2,872 | +50.1% |
| 経常利益 | 4,700 | 3,190 | +47.3% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 3,210 | 2,146 | +49.6% |

株主還元
配当方針は通期配当性向45%以上、年間最低配当額80円のいずれか高い金額を配当額とする方針。2026年3月期の配当性向は45%(1株当たり配当金86円)。2027年3月期の配当予想における配当性向は47.3%としている。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 配当方針 | 通期配当性向45%以上、年間最低配当額80円(いずれか高い金額を配当額とする) |
| 2026年3月期 配当性向(実績) | 45%(1株当たり配当金86円) |
| 2027年3月期 配当性向(予想) | 47.3% |

中期経営計画の進捗
中期経営計画1年目(2026年3月期)の達成状況は、売上高が目標75,800百万円に対し実績68,109百万円(達成率89.9%)、経常利益が目標3,500百万円に対し実績3,190百万円(達成率91.2%)、ROICが目標9.0%に対し実績7.6%(△1.4pt)、営業CFが目標3,700百万円に対し実績4,493百万円(達成率121.4%)、海外向け売上高比率が目標15.6%に対し実績16.2%(+0.6pt)だった。配当性向は目標・実績とも45%で一致した一方、1株あたり配当金額は目標94円に対し実績86円(△8円)となった。主力の半導体製造装置業界における設備投資計画の見直し等により販売量が減少し第1四半期に業績予想を下方修正したが、期中のコスト上昇分の価格転嫁等の効果もあり第3四半期に業績予想を上方修正した。中期経営計画の目標値には未達成だが、3か年計画は修正せず達成を目指すとしている。
※本記事は白銅が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。