オーハシテクニカ

オーハシテクニカ、2026年3月期は増収増益 海外事業の営業利益80.9%増で牽引

決算サマリー 2026.08.21
オーハシテクニカ、2026年3月期は増収増益 海外事業の営業利益80.9%増で牽引

※本記事はオーハシテクニカが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

株式会社オーハシテクニカ(証券コード:7628)は2026年5月21日、2026年3月期の決算説明会資料を公表した。連結売上高は40,918百万円(前期比+2.3%)、営業利益は2,426百万円(同+36.1%)、経常利益は2,966百万円(同+25.6%)、親会社株主に帰属する当期純利益は2,084百万円(同+36.9%)となり、増収増益となった。国内・海外部門ともに増収となったほか、価格改定・生産性向上による収益性改善や海外を中心とした販管費の減少が寄与し、増益となった。

目次

連結業績(2026年3月期 実績)

2026年3月期は、一部得意先の自動車メーカーにおける減産影響(国内・中国・アセアン)があったものの、各地域で新規受注が寄与し、国内・海外部門ともに増収となった。営業利益は、価格改定と生産性向上による売上総利益率の改善(+0.6%)、海外を中心とした販管費の減少により増益となった一方、中国事業では売上減少による損失が続いた。経常利益は営業利益の増加により増益。親会社株主に帰属する当期純利益は、経常利益の増加に加え、有価証券売却益731百万円などの特別利益、中国事業の機械設備等における減損損失604百万円などの特別損失を計上し、前期比+36.9%の2,084百万円となった。1株当たり当期純利益は81.40円(前期比+40.4%)。

項目2025年3月期2026年3月期増減額増減率
売上高40,01740,918901+2.3%
営業利益1,7822,426644+36.1%
経常利益2,3622,966604+25.6%
親会社株主に帰属する当期純利益1,5222,084562+36.9%
1株当たり当期純利益(円)57.9781.4023.43+40.4%
2026年3月期 連結決算サマリー
出典:7628_オーハシテクニカ_2026年3月期_通期_説明資料.pdf P.4

地域別の状況

地域別売上高は、日本が19,943百万円(前期比+3.3%)、米州が14,109百万円(同+3.5%)、アセアンが3,105百万円(同+5.7%)、欧州が1,487百万円(同+4.6%)と増加した一方、中国は自動車メーカーの減産影響により2,273百万円(同△16.5%)と減少した。営業利益は、米州が887百万円(同+62.3%)、アセアンが453百万円(同+22.4%)、欧州が167百万円(同135.6%)と増益となった一方、中国は△93百万円(前期△232百万円)の損失が続いた。

地域売上高(百万円)売上高増減率営業利益(百万円)営業利益増減率
日本19,943+3.3%976+0.4%
米州14,109+3.5%887+62.3%
中国2,273△16.5%△93
アセアン3,105+5.7%453+22.4%
欧州1,487+4.6%167135.6%
台湾30△29.3%
連結調整5
40,918+2.3%2,426+36.1%
地域別 連結営業利益の内訳
出典:7628_オーハシテクニカ_2026年3月期_通期_説明資料.pdf P.7

通期業績予想(2027年3月期)

2027年3月期の連結業績予想は、売上高43,000百万円(前期比+5.1%)、営業利益2,550百万円(同+5.1%)、経常利益3,000百万円(同+1.1%)、親会社株主に帰属する当期純利益2,100百万円(同+0.7%)を見込む。地域別売上高予想は、米州が16,000百万円(前期比+13.4%)、欧州が1,700百万円(同+14.3%)と伸びる一方、中国は2,000百万円(同△12.0%)を見込む。1株当たり当期純利益予想は82.00円(同+0.7%)。

項目2026年3月期(実績)2027年3月期(予想)増減額増減率
売上高40,91843,0002,082+5.1%
営業利益2,4262,550124+5.1%
経常利益2,9663,00034+1.1%
親会社株主に帰属する当期純利益2,0842,10016+0.7%
1株当たり当期純利益(円)81.4082.00+0.60+0.7%
2027年3月期 通期 連結業績予想
出典:7628_オーハシテクニカ_2026年3月期_通期_説明資料.pdf P.13

株主還元

株主還元については、DOE目標2.8%以上、配当性向35%以上、累進配当方針を基本とする配当方針に加え、適時適切な規模での自己株式取得、株主優待の拡充に取り組む方針。2026年3月期の配当実績は、純資産配当率(DOE)2.4%、配当性向45.5%。2027年3月期の配当予想は、純資産配当率(DOE)2.8%、配当性向55.0%を見込む。なお、2026年1月1日を効力発生日として普通株式1株を2株とする株式分割を実施しており、2026年3月期の中間配当金37.00円は株式分割前の金額を記載、年間配当金は株式分割前で換算した場合1株当たり74.00円となる。2027年3月期の予想年間配当金45.00円は、株式分割前で換算した場合1株当たり90.00円を予想している。

項目2027年3月期(予想)2026年3月期(実績)
中間配当金22.50円[分割前換算45.00円]37.00円(分割前の金額)
期末配当金22.50円[分割前換算45.00円]18.50円[分割前換算37.00円]
年間配当金45.00円[分割前換算90.00円]分割前換算74.00円
純資産配当率(DOE)2.8%2.4%
配当性向55.0%45.5%
配当予想(株式分割考慮)
出典:7628_オーハシテクニカ_2026年3月期_通期_説明資料.pdf P.16

トピックス

日系主要得意先が2028年度までに北米・アセアン地区で展開する複数のHV車種に採用されるサスペンション関連部品を、米国子会社と国内営業部門がグローバル受注に成功した。これに対応するため米国製造拠点の拡張工事を実施し、2026年4月に完成(拡張面積580坪→拡張後4,200坪)。また、タイ国では日系自動車メーカー向けディーゼルエンジン用燃料配管関連部品を受注し、CNC旋盤9台等からなる全自動切削ライン3ラインを導入、2026年度下期から売上寄与を予定している。中期の資本配分計画(Mission2025+2期間)では、設備投資額を75億円から85億円に増額、株主還元は70億円程度(配当40億円、自社株取得30億円程度)を計画している。

※本記事はオーハシテクニカが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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