※本記事はグローバルダイニングが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
株式会社グローバルダイニングの2025年12月期(通期)は、売上高136億円(前年比+15.9%)、営業利益6億88百万円となり、共に期初計画を上回って着地した。国内既存店は売上高前年比+6.3%・客数+2.2%・客単価+4.0%・営業利益率11.1%達成と堅調に推移し、米国は新店が好スタートを切り売上高前年比+50.1%増、当期純損失は2億10百万円から86百万円へと1億24百万円縮小した。営業キャッシュ・フローは13億52百万円を確保し、17期ぶりに1株当たり5円の配当(復配)を決定した。
連結業績(2025年12月期 実績)
売上高は前年比+15.9%の136億60百万円、営業利益は前年比▲8.6%の6億88百万円となった。新店開業(那須パラダイスヴィレッジ、カフェ ラ・ボエム下北沢、米国Settecento)による増収と、国内既存店の客数・客単価伸長が売上を押し上げた一方、新店開業による人員増や開業準備費用の計上で営業利益率は前年比▲1.4ptとなった。EBITDAは本業による稼ぐ力の向上で前年比+18.4%の11億21百万円。当期純利益は業績好調による繰越欠損金解消に伴う税金費用の増加により前年比▲40.2%の3億7百万円となった。
| 項目 | 当期(2025年12月期) | 前期(2024年12月期) | 増減 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 13,660百万円 | 11,788百万円 | +15.9% |
| 営業利益 | 688百万円 | 753百万円 | ▲8.6% |
| 営業利益率 | 5.0% | 6.4% | ▲1.4pt |
| EBITDA | 1,121百万円 | 947百万円 | +18.4% |
| 経常利益 | 660百万円 | 751百万円 | ▲12.2% |
| 当期純利益 | 307百万円 | 514百万円 | ▲40.2% |
会社別(国内・米国子会社)の状況
国内は売上高が前年比+10.2%の111億49百万円となったが、那須パラダイスヴィレッジの開店に伴う人員増や開業準備費用等の経費増により営業利益は前年比▲23.1%の7億46百万円、営業利益率は▲2.9ptの6.7%となった。米国子会社は新店Settecentoの立ち上げが順調に推移したことに加え、既存店のコスト管理により売上高は前年比+50.1%の25億10百万円、営業利益率は前年比+10.7ptの▲2.3%まで改善し、EBITDAは黒字転換した。
| セグメント | 指標 | 当期 | 前期 |
|---|---|---|---|
| 国内 | 売上高 | 11,149百万円 | 10,115百万円 |
| 国内 | 営業利益 | 746百万円 | 971百万円 |
| 国内 | 営業利益率 | 6.7% | 9.6% |
| 米国子会社 | 売上高 | 2,510百万円 | 1,673百万円 |
| 米国子会社 | 営業利益 | ▲58百万円 | ▲218百万円 |
| 米国子会社 | 営業利益率 | ▲2.3% | ▲13.0% |

通期業績予想
2026年12月期は売上高140億32百万円(前年比+2.7%)、営業利益9億48百万円(前年比+37.9%、営業利益率6.8%)、当期純利益6億89百万円(前年比+124.0%)を計画している。現時点で2026年内の新店出店計画はなく、那須パラダイスヴィレッジの進歩・国内赤字店舗の改善・米国子会社の黒字化の3つを重点課題として取り組む。
| 項目 | 予想(2026年12月期) | 前期(実績・2025年12月期) |
|---|---|---|
| 売上高 | 14,032百万円 | 13,660百万円 |
| 営業利益 | 948百万円 | 688百万円 |
| 営業利益率 | 6.8% | 5.0% |
| EBITDA | 1,415百万円 | 1,121百万円 |
| 経常利益 | 962百万円 | 660百万円 |
| 当期純利益 | 689百万円 | 307百万円 |

国内の状況(業態別)
国内業態別では、権八が営業利益率27.5%(前年比+1.4pt)とインバウンド需要等により業績を牽引し、ラ・ボエムも直輸入食材拡大による原材料費低減で営業利益率が前年比+2.0ptの19.5%に改善した。一方、那須パラダイスヴィレッジは3月のグランドオープンに伴う出店費用計上により大きく減益となった。

株主還元
17期ぶりに1株当たり5円の配当を実施し、復配を決定した。2026年度も1株当たり5円の期末配当を予想しており、安定配当の継続を方針とする。配当性向も重要指標と位置づけ、複合施設の成長を見ながら還元率を検討するとしている。株主優待については、2025年10月1日より那須パラダイスヴィレッジを優待対象施設に追加した。
| 項目 | 2025年度 | 2026年度(予想) |
|---|---|---|
| 1株当たり配当金 | 5円(期末) | 5円(期末・予想) |

2026年度の重点課題(トピック)
2026年は那須パラダイスヴィレッジの進歩、国内赤字店舗の改善、米国子会社の黒字化を重点課題に掲げる。国内では代官山タブローズ・白金ステラートの業績改善に取り組むほか、東郷町2店舗(ラ・ボエム&モンスーンカフェ)は2026年1月に閉店する。新店出店については2027年度にたまプラーザへ2店舗を開業予定。米国子会社は役員体制を強化し、通期での黒字化達成を目指す。
※本記事はグローバルダイニングが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。