※本記事は松田産業が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
松田産業は2026年3月期、貴金属関連事業・食品関連事業の両事業が好調に推移し、連結売上高6,878億円(前期比+46.7%)、営業利益224億円(同+77.0%)と、売上高・営業利益がともに過去最高を更新した。経常利益は235億円(同+74.1%)、当期純利益は167億円(同+77.2%)といずれも増益となり、ROEは15.4%(同+5.5pt)に改善した。2027年3月期は増収増益を予想し、1株当たり配当金は9期連続増配となる110円(前期比+10円)を計画する。
連結業績(2026年3月期 実績)
売上高は6,878億円(前期比+2,190億円、+46.7%)、営業利益は224億円(同+98億円、+77.0%)、営業利益率は3.3%(同+0.6pt)となった。経常利益は235億円(同+74.1%)、当期純利益は167億円(同+77.2%)で、1株当たり当期純利益は647.5円(同+282.7円、+77.5%)。ROEは15.4%(同+5.5pt)に改善した。
| 項目 | 2026年3月期 | 2025年3月期 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 6,878億円 | 4,688億円 | +2,190億円 +46.7% |
| 営業利益 | 224億円 | 126億円 | +98億円 +77.0% |
| 営業利益率 | 3.3% | 2.7% | +0.6pt |
| 経常利益 | 235億円 | 135億円 | +100億円 +74.1% |
| 当期純利益 | 167億円 | 94億円 | +73億円 +77.2% |
| 1株当たり当期純利益 | 647.5円 | 364.8円 | +282.7円 +77.5% |
| ROE | 15.4% | 9.9% | +5.5pt |
セグメント別(貴金属関連事業・食品関連事業)の業績
貴金属関連事業は貴金属リサイクル取扱量の増加と貴金属相場の上昇により、売上高5,704億円(前期比+57.7%)、営業利益193億円(同+90.0%)と大幅な増収増益となった。営業利益率は3.4%(前期2.8%)。食品関連事業は顧客ニーズに応えた商品提案と安定供給体制の強化により、売上高1,174億円(同+9.6%)、営業利益31億円(同+23.9%)となり、営業利益率は2.6%(同+0.3pt)に改善した。
| セグメント | 指標 | 2026年3月期 | 2025年3月期 |
|---|---|---|---|
| 貴金属関連事業 | 売上高 | 5,704億円 | 3,616億円 |
| 貴金属関連事業 | 営業利益 | 193億円 | 101億円 |
| 貴金属関連事業 | 営業利益率 | 3.4% | 2.8% |
| 食品関連事業 | 売上高 | 1,174億円 | 1,072億円 |
| 食品関連事業 | 営業利益 | 31億円 | 25億円 |
| 食品関連事業 | 営業利益率 | 2.6% | 2.3% |

通期業績予想(2027年3月期)
2027年3月期は、電子デバイス分野における生産状況の回復を背景に、貴金属リサイクル取扱量・製商品販売量の拡大による増収増益を見込む。連結売上高は7,000億円(前期比+1.8%)、営業利益は240億円(同+7.0%)、経常利益は246億円(同+4.5%)、当期純利益は171億円(同+2.1%)を予想する。1株当たり当期純利益は661.7円(同+2.2%)を見込む。
| 項目 | 2027年3月期予想 | 2026年3月期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 7,000億円 | 6,878億円 |
| 営業利益 | 240億円 | 224億円 |
| 営業利益率 | 3.4% | 3.3% |
| 経常利益 | 246億円 | 235億円 |
| 当期純利益 | 171億円 | 167億円 |
| 1株当たり当期純利益 | 661.7円 | 647.5円 |

| セグメント | 指標 | 2027年3月期予想 | 2026年3月期実績 |
|---|---|---|---|
| 貴金属関連事業 | 売上高 | 5,800億円 | 5,704億円 |
| 貴金属関連事業 | 営業利益 | 209億円 | 193億円 |
| 食品関連事業 | 売上高 | 1,200億円 | 1,174億円 |
| 食品関連事業 | 営業利益 | 31億円 | 31億円 |

株主還元
成長投資のための内部留保とのバランスを考慮しつつ、株主資本配当率(DOE)を目安とした安定且つ持続的な配当を実施するとともに、市場環境を勘案した機動的な自己株式取得を行う方針。2026年3月期の1株当たり配当金は100円、2027年3月期は9期連続増配となる110円(前期比+10円)を予想する。DOEは2.5%以上を目標とする。

中期経営計画2028(2026-2028年度)
2026年5月に開始した「中期経営計画2028」では、FY28(2028年度)の目標として、貴金属関連事業の営業利益245億円、食品関連事業の営業利益35億円(2026-2028年度平均の営業利益率2.5%)を掲げる。連結ではFY28に営業利益280億円、ROE11.0%以上、ROA(総資産経常利益率)10.0%以上、3年累計の営業CF350億円を目指す。2026~2028年度累計のキャッシュ・アロケーションでは、株主還元100~120億円程度、事業投資約180億円、設備投資(定常)約130億円を計画する。
※本記事は松田産業が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。