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ウイルテック、2026年3月期は増収増益 売上高・経常利益が過去最高

決算サマリー 2026.08.13
ウイルテック、2026年3月期は増収増益 売上高・経常利益が過去最高

※本記事はウイルテックが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

ウイルテックの2026年3月期通期決算は、売上高459億円(前期比+3.0%)、経常利益14.6億円(同+20.5%、経常利益率3.2%)となり、売上高および経常利益は過去最高を更新した。半導体関連を中心に人財需要が増加し増収を確保、新工場設置に伴う関連費用を計上しつつも増収効果と原価改善により増益となった。親会社株主に帰属する当期純利益は897百万円(同+26.4%)。業績を踏まえ、2026年3月期の年間配当金を予想の40円から3円増配し43円とすることを決定した。

目次

連結業績(2026年3月期 実績)

売上高は45,936百万円(前期比+3.0%)、売上総利益は9,134百万円(同+7.9%、売上総利益率19.9%)。営業利益は1,330百万円(同+26.8%、営業利益率2.9%)、経常利益は1,463百万円(同+20.5%、経常利益率3.2%)、親会社株主に帰属する当期純利益は897百万円(同+26.4%)となった。営業利益の増減要因としては、売上高影響+257百万円、粗利率変化+408百万円、販管費影響▲384百万円などが寄与した。

項目2025年3月期実績2026年3月期実績増減額増減率
売上高44,578百万円45,936百万円1,358百万円+3.0%
売上原価36,109百万円36,801百万円691百万円+1.9%
売上総利益8,468百万円9,134百万円666百万円+7.9%
販売費及び一般管理費7,419百万円7,804百万円384百万円+5.2%
営業利益1,048百万円1,330百万円281百万円+26.8%
経常利益1,213百万円1,463百万円249百万円+20.5%
親会社株主に帰属する当期純利益710百万円897百万円187百万円+26.4%

セグメント別の状況

報告セグメントは2026年3月期第2四半期より「人財系フィールド」と「モノ・コトづくりフィールド」に変更された。人財系フィールドの売上高は26,649百万円(前期比+3.8%)、セグメント利益は1,167百万円(同+17.2%)。このうち製造請負・派遣事業は売上高12,366百万円(同+1.9%)、事業利益477百万円(同+6.4%)、技術者派遣事業は売上高14,283百万円(同+5.5%)、事業利益689百万円(同+26.1%)と、新卒採用・人材育成投資の効果で高単価案件が増え増収増益となった。モノ・コトづくりフィールドの売上高は19,278百万円(同+2.1%)、セグメント利益は405百万円(同+55.2%)。EMS事業は売上高17,056百万円(同+1.0%)、事業利益394百万円(同+0.1%)で、照明器具製造・販売における特殊照明の販売増加が寄与。社会サポート事業は売上高2,221百万円(同+10.8%)、事業利益11百万円(前期は▲132百万円)と黒字転換した。

区分指標2025年3月期2026年3月期前年同期比
人財系フィールド売上高25,668百万円26,649百万円+3.8%
人財系フィールドセグメント利益995百万円1,167百万円+17.2%
-製造請負・派遣事業売上高12,130百万円12,366百万円+1.9%
-製造請負・派遣事業事業利益448百万円477百万円+6.4%
-技術者派遣事業売上高13,538百万円14,283百万円+5.5%
-技術者派遣事業事業利益546百万円689百万円+26.1%
モノ・コトづくりフィールド売上高18,884百万円19,278百万円+2.1%
モノ・コトづくりフィールドセグメント利益261百万円405百万円+55.2%
-EMS事業売上高16,880百万円17,056百万円+1.0%
-EMS事業事業利益393百万円394百万円+0.1%
-社会サポート事業売上高2,004百万円2,221百万円+10.8%
-社会サポート事業事業利益▲132百万円11百万円
ウイルテックの事業セグメント構成
出典:2026年3月期通期決算説明資料 P.6
営業利益の増減要因分析
出典:2026年3月期通期決算説明資料 P.9

通期業績予想

2027年3月期の業績予想は、売上高47,740百万円(前期比+3.9%)、営業利益1,350百万円(同+1.5%)、経常利益1,420百万円(同▲3.0%)、親会社株主に帰属する当期純利益923百万円(同+2.8%)としている。AI関連の半導体需要や建設業におけるインフラ更新、DX・AI実装に向けたシステム開発など安定的な人材需要の継続を見込む一方、世界情勢の緊迫化による原油価格高騰やレアアースの輸出規制など先行き不透明な状況もあるとしている。

項目2026年3月期実績2027年3月期予想前期比増減額前期比増減率
売上高45,936百万円47,740百万円1,804百万円+3.9%
営業利益1,330百万円1,350百万円20百万円+1.5%
経常利益1,463百万円1,420百万円▲43百万円▲3.0%
親会社株主に帰属する当期純利益897百万円923百万円26百万円+2.8%
2027年3月期業績予想
出典:2026年3月期通期決算説明資料 P.16

株主還元

株主還元については、将来の事業展開と経営体質強化のための内部留保を確保しつつ、連結配当性向30%を目安に、中間配当と期末配当の年2回により減配せず持続的かつ安定的な配当を実施する方針を掲げている。配当性向の実績は2024年3月期38.5%、2025年3月期35.9%、2026年3月期30.5%で、2027年3月期は30.1%を予想。業績にあわせて2026年3月期の配当金を年間40円予想から3円増配し43円とすることを決定した。株主優待として、9月末・3月末時点で6か月以上株式を保有する株主を対象に、保有株式数に応じたQUOカードを年2回進呈する。

項目2024年3月期2025年3月期2026年3月期2027年3月期予想
配当性向38.5%35.9%30.5%30.1%
株主還元・配当方針
出典:2026年3月期通期決算説明資料 P.19

中期経営計画/トピック

2025年8月に長期ビジョン「Future Vision2035」を策定。事業の効率性を高めながら事業モデルの拡散を進め、幅広い市場ニーズを獲得して多面的な事業成長を図る期間と位置づけている。あわせて2026年3月期第2四半期より、事業区分を軸としたマネジメント体制へ移行するため、報告セグメントを「人財系フィールド」「モノ・コトづくりフィールド」に変更した。

※本記事はウイルテックが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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