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スプリックス、2025年9月期は増収増益 営業利益は98.5%増

決算サマリー 2026.08.28
スプリックス、2025年9月期は増収増益 営業利益は98.5%増

※本記事はスプリックスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

スプリックスは2025年9月期(FY2025、2024年10月〜2025年9月、連結)の決算を発表した。売上高は35,127百万円(前期比10.3%増)、営業利益は2,170百万円(同98.5%増)、EBITDAは3,152百万円(同40.2%増)、親会社に帰属する純利益は1,087百万円(同117.4%増)となった。総括として、スプリックス単体及び㈱湘南ゼミナールはともに過去最高売上高を更新したとしている。

目次

連結業績(2025年9月期 実績)

売上高は、スプリックス単体ではTOFAS等の海外事業の売上高は依然ほぼ寄与していないものの、森塾生徒数の好調な推移、授業料の単価アップに加え、その他事業の成長も寄与し増加した。㈱湘南ゼミナールは、湘南ゼミナールの生徒一人当たりの単価アップに加え、湘南ゼミナールと河合塾マナビス共に生徒数が増加し、売上高は増加した。営業利益はスプリックス、湘南ゼミナール共に売上高の増加に加え、計画通りの支出計上により増加した。また、2024年11月12日に開示した期初予想に対する達成率は、売上高103.3%、営業利益135.7%、EBITDA112.6%、親会社に帰属する純利益127.9%となった。

項目2025年9月期2024年9月期増減率
売上高35,127百万円31,860百万円10.3%増
営業利益(利益率)2,170百万円(6.2%)1,093百万円(3.4%)98.5%増
EBITDA(利益率)3,152百万円(9.0%)2,249百万円(7.1%)40.2%増
親会社に帰属する純利益(利益率)1,087百万円(3.1%)500百万円(1.6%)117.4%増

セグメント別の状況

森塾セグメントの売上高は18,562百万円(前期比+2,247百万円、13.8%増)、営業利益は4,779百万円(同+854百万円、21.8%増)となった。新規開校や生徒数の堅調な推移に加え、授業料の単価アップが寄与した。湘南ゼミナールセグメントの売上高は9,295百万円(同+209百万円、2.3%増)、営業利益は740百万円(同+60百万円、8.9%増)となった。コンテンツ拡充とマーケティング強化により小学生を中心に生徒数が増加し、生徒一人当たりの単価もアップした。河合塾マナビスセグメントの売上高は3,355百万円(同+233百万円、7.5%増)、営業利益は398百万円(同+124百万円、45.6%増)となった。KPI管理とオペレーションの徹底強化により生徒数は前期比で増加した。その他セグメントの売上高は3,914百万円(同+578百万円、17.3%増)となった一方、営業損失は1,207百万円となり、前期に比べ損失額は75百万円縮小した。積極的な採用・研究開発投資を継続する一方、新規事業の成長により営業損失は縮小したとしている。なお、2024年1Qより㈱湘南ゼミナール運営の森塾をスプリックスが承継した影響により、湘南ゼミナール及び河合塾マナビスの各セグメント費用にのれん償却額を計上している。

セグメント売上高(前期比)営業利益(前期比)
森塾18,562百万円(13.8%増)4,779百万円(21.8%増)
湘南ゼミナール9,295百万円(2.3%増)740百万円(8.9%増)
河合塾マナビス3,355百万円(7.5%増)398百万円(45.6%増)
その他3,914百万円(17.3%増)△1,207百万円(損失75百万円縮小)
スプリックスの事業セグメント別売上高構成比
出典:決算説明資料 P.8 事業セグメント別売上高構成比

生徒数・校舎数の主要KPIも伸長した。森塾の生徒数は61,781人(前年同期末55,357人から+6,424人、11.6%増)、校舎数は249校(同229校から+20校、8.7%増)となった。湘南ゼミナールの生徒数は18,697人(同18,179人から+518人、2.8%増)、校舎数は200校(同203校から3校減、1.5%減)となった。河合塾マナビスの生徒数は5,492人(同5,216人から+276人、5.3%増)、校舎数は51校(同51校から増減なし)となった。なお、森塾は2024年1Qより、旧・㈱湘南ゼミナール運営分もスプリックスが承継しており、上記の生徒数・校舎数はその統合後の実績である。

森塾・湘南ゼミナール・河合塾マナビスの生徒数・校舎数の推移
出典:決算説明資料 P.19 セグメント別 生徒数・校舎数の推移

通期業績予想(2026年9月期)

2026年9月期の業績予想は、売上高38,000百万円(前期比8.2%増)、営業利益2,400百万円(利益率6.3%、同10.6%増)、EBITDA3,500百万円(利益率9.2%、同11.0%増)、親会社に帰属する純利益1,400百万円(利益率3.7%、同28.8%増)としている。スプリックス単体は森塾の校舎数・生徒数増加やそら塾など新規事業の牽引により売上高が堅調に増加する見込みで、㈱湘南ゼミナールは湘南ゼミナールと河合塾マナビスの生徒数増加、早慶付属高コースの寄与、ブランド強化等により増収を見込む。営業利益は、教育ITやコンテンツ制作費、人件費上昇、海外展開を含む積極投資の継続を織り込みつつも、効率運営と新規事業成長により増加を見込むとしている。

項目2025年9月期(実績)2026年9月期(予想)増減率
売上高35,127百万円38,000百万円8.2%増
営業利益(利益率)2,170百万円(6.2%)2,400百万円(6.3%)10.6%増
EBITDA(利益率)3,152百万円(9.0%)3,500百万円(9.2%)11.0%増
親会社に帰属する純利益(利益率)1,087百万円(3.1%)1,400百万円(3.7%)28.8%増
スプリックスの2026年9月期業績予想
出典:決算説明資料 P.21 FY2026業績予想

株主還元

配当方針としては、引き続き投資フェーズにあるものの安定的な配当の維持を掲げ、連結EBITDAの15%〜20%を目途に配当を実施するとしている。2025年9月期の1株当たり配当金は38円(EBITDA配当性向21.2%)となった。2026年9月期は38円の配当を予定しており(同19.1%)、今後も成長投資を継続しつつ、業績動向を踏まえた配当方針の見直し・検討を適宜実施していくとしている。

項目2025年9月期(実績)2026年9月期(予想)
1株当たり配当金38円38円(予定)
EBITDA配当性向21.2%19.1%
スプリックスの1株当たり配当金とEBITDA配当性向の推移
出典:決算説明資料 P.20 株主還元 – 配当方針

今後の取り組み

当社は「教育で世界No.1へ。」というVISIONの実現に向け、学習塾事業の堅実な成長に加え、基礎学力検定TOFASのグローバル展開を戦略の柱に掲げている。2025年9月末時点でTOFASの累計受験者数は1,500万人を突破した。エジプトでは教育省との間で数学・ICT教育分野の教科書共同開発及びTOFASの全国導入に関する協力覚書を締結したほか、高校1年生75万人向けのICT・AI・プログラミングカリキュラム提供に関する契約を締結するなど、大規模な導入が進んでいる。また国内では、主力事業である森塾・湘南ゼミナールのブランドロゴを刷新したほか、公式VTuberグループ「SPRIX学園」の始動など新たな取り組みも進めている。

※本記事はスプリックスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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