※本記事はエノモトが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
エノモトの2026年3月期は、売上高304億15百万円(前期比+13.2%)、営業利益16億50百万円(同+166.8%)と、従来予想の売上高300億円・営業利益の期初計画10億円および2月の修正計画16億円をいずれも上回った。オプト用リードフレームのハイエンドLED向け、コネクタ用部品のスマートフォン向けが好調で増収となったほか、工場稼働率の改善やメッキの内製化効果により収益力が向上した。2027年3月期もオプト用リードフレームの増収を主因に増収増益を予想している。
連結業績(当期 実績)
2026年3月期の売上高は304億15百万円(前期比+13.2%)、売上総利益は45億46百万円(同+44.5%)、営業利益は16億50百万円(同+166.8%)、経常利益は17億66百万円(同+164.0%)、当期純利益は12億31百万円(同+174.9%)となった。1株当たり当期純利益は191.21円。年間配当金は期初予想の71.0円を2月に75.0円へ増配修正した。
| 項目 | 2026年3月期実績 | 2025年3月期実績 | 前期比(%) |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 30,415 | 26,880 | +13.2 |
| 売上総利益 | 4,546 | 3,147 | +44.5 |
| 販管費 | 2,896 | 2,528 | +14.5 |
| 営業利益 | 1,650 | 618 | +166.8 |
| 経常利益 | 1,766 | 669 | +164.0 |
| 当期純利益 | 1,231 | 447 | +174.9 |
| 1株当たり当期純利益 | 191.21円 | 68.51円 | – |
| 1株当たり配当金 | 75.0円 | 71.0円 | – |

セグメント別(製品群別)の状況
製品群別では、パワー半導体用リードフレームは車載向けが緩やかに回復した一方で民生・産業機器向けの在庫調整が続き、通期売上高は101億52百万円(前期比△5.8%)の減収となった。オプト用リードフレームはハイエンドLED向け製品の量産が本格化し、通期売上高は51億90百万円(同+54.0%)と増収。コネクタ用部品はスマートフォン向けの4Q季節要因の下落幅が例年より小さく、車載向けも堅調に推移し、通期売上高は144億11百万円(同+19.2%)となった。
| 製品群 | 2026年3月期(百万円) | 2025年3月期(百万円) | 通期比(%) |
|---|---|---|---|
| パワー半導体用リードフレーム | 10,152 | 10,771 | △5.8 |
| オプト用リードフレーム | 5,190 | 3,371 | +54.0 |
| コネクタ用部品 | 14,411 | 12,085 | +19.2 |
| その他 | 661 | 651 | +1.5 |
| 合計 | 30,415 | 26,880 | +13.2 |

通期業績予想
2027年3月期は、オプト用リードフレームの増収を主因に売上高320億円(前期比+5.2%)、営業利益20億円(同+21.2%)、経常利益20億円(同+13.2%)、当期純利益14億円(同+13.7%)を予想する。オプト用リードフレームはハイエンド品が順次量産開始する一方、パワー半導体用リードフレームは民生・産業機器向けの調整が続く見込み。リードフレーム、コネクタ用部品ともに、メッキや樹脂成形が必要な高付加価値製品をターゲットに拡販する方針。
| 項目 | 2027年3月期予想 | 2026年3月期実績 | 前期比(%) |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 32,000 | 30,415 | +5.2 |
| 売上総利益 | 4,700 | 4,546 | +3.4 |
| 販管費 | 2,700 | 2,896 | △6.8 |
| 営業利益 | 2,000 | 1,650 | +21.2 |
| 経常利益 | 2,000 | 1,766 | +13.2 |
| 当期純利益 | 1,400 | 1,231 | +13.7 |
| 1株当たり当期純利益 | 217.38円 | 191.21円 | – |
| 配当金 | 77.0円 | 75.0円 | – |

株主還元
エノモトは2023年5月に配当方針をDOE(自己資本配当率)2.5%以上に変更しており、2026年3月期の配当は期初予想の71.0円を2月に75.0円へ増配修正した。2027年3月期は中期経営計画でDOE2.5%以上となる77.0円の配当を計画しており、当初計画通りの配当を予想している。
| 期 | 年間配当金(円) | DOE(%) |
|---|---|---|
| 2021年3月期 | 40 | 1.6 |
| 2022年3月期 | 50 | 1.9 |
| 2023年3月期 | 60 | 2.1 |
| 2024年3月期 | 70 | 2.5 |
| 2025年3月期 | 71 | 2.5 |
| 2026年3月期(実績) | 75 | 2.6 |
| 2027年3月期(予想) | 77 | 2.6 |

中期経営計画/トピック
中期経営計画「2nd STEP」では、最適な自己資本水準や短期的な利益増加の反映方法を総合的に勘案しつつ、増配トレンドを継続する方針としている。
※本記事はエノモトが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。