オプテックスグループ

オプテックスグループ、2025年12月期は増収増益 SS事業牽引で営業利益14.5%増

決算サマリー 2026.08.28
オプテックスグループ、2025年12月期は増収増益 SS事業牽引で営業利益14.5%増

※本記事はオプテックスグループが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

オプテックスグループ株式会社は2026年2月13日、2025年12月期(連結)の決算を発表した。売上高は65,878百万円(前期比+4.1%)、営業利益は8,153百万円(同+14.5%)、親会社株主に帰属する当期純利益は6,595百万円(同+15.9%)となり、増収増益となった。SS(センシングソリューション)事業で防犯関連の大型重要施設向けや社会・環境関連の駐車場向け販売が好調に推移したほか、高収益製品の販売増加により製品ミックスが改善し、売上総利益率は前期の50.4%から52.1%に上昇した。

目次

連結業績(2025年12月期 実績)

2025年12月期の売上高は65,878百万円(前期比+4.1%)、売上総利益は34,291百万円(同+7.6%)、販売費及び一般管理費は26,137百万円(同+5.6%)、営業利益は8,153百万円(同+14.5%)、経常利益は8,000百万円(同+3.3%)、親会社株主に帰属する当期純利益は6,595百万円(同+15.9%)となった。1株当たり当期純利益は185.16円(前期159.86円)。営業利益の増減要因について、資料は売上総利益項目の押し上げ+2,424百万円(粗利率の改善+1,017百万円、売上高の増加+1,219百万円、為替影響+188百万円)に対し、販管費項目の押し下げ-1,392百万円(販管費の増加-1,322百万円、為替影響-70百万円)を挙げている。なお米国関税の影響として-400百万円を織り込んでいる。

項目2025年12月期(実績)2024年12月期(実績)増減率
売上高65,878百万円63,269百万円+4.1%
売上総利益34,291百万円31,867百万円+7.6%
販売費及び一般管理費26,137百万円24,746百万円+5.6%
営業利益8,153百万円7,121百万円+14.5%
経常利益8,000百万円7,749百万円+3.3%
親会社株主に帰属する当期純利益6,595百万円5,689百万円+15.9%
1株当たり当期純利益185.16円159.86円

セグメント別の状況

セグメント別では、SS事業の売上高が31,044百万円(前期比+9.4%)、営業利益が4,888百万円(同+24.9%、営業利益率15.7%)となった。防犯関連は大型重要施設向けやデータセンター向けレーザースキャンセンサーの販売が好調で19,925百万円(同+9%)、自動ドア関連は7,182百万円(同+3%)、社会・環境関連は駐車場向け車両検知センサー等の販売が好調で3,937百万円(同+24%)となった。IA事業の売上高は33,734百万円(前期比-0.0%)、営業利益は3,827百万円(同+1.7%、営業利益率11.3%)だった。FA関連は9,001百万円(同+8%)、検査用照明関連は14,774百万円(同+4%)と堅調に推移した一方、産業用PC関連は4,690百万円(同-5%)、自動化装置関連はEV向け二次電池製造装置の受注案件が伸び悩み5,270百万円(同-15%)となった。EMS事業の売上高は996百万円(同-4.4%)、営業利益は-32百万円(前期は-120百万円)だった。

セグメント項目2025年12月期2024年12月期増減率
SS事業(センシングソリューション)売上高31,044百万円28,374百万円+9.4%
SS事業(センシングソリューション)営業利益(利益率)4,888百万円(15.7%)3,915百万円(13.8%)+24.9%
IA事業(インダストリアルオートメーション)売上高33,734百万円33,748百万円-0.0%
IA事業(インダストリアルオートメーション)営業利益(利益率)3,827百万円(11.3%)3,764百万円(11.2%)+1.7%
EMS事業売上高996百万円1,042百万円-4.4%
EMS事業営業利益-32百万円-120百万円
2025年12月期 連結決算 総括
出典:オプテックスグループ 2025年12月期 決算説明資料 P.5
2025年12月期 連結決算 セグメント別 売上高・営業利益
出典:オプテックスグループ 2025年12月期 決算説明資料 P.6

通期業績予想(2026年12月期)

オプテックスグループは2026年12月期の連結業績予想として、売上高69,000百万円(前期比+4.7%)、売上総利益36,515百万円(同+6.5%)、販売費及び一般管理費27,715百万円(同+6.0%)、営業利益8,800百万円(同+7.9%)、経常利益8,800百万円(同+10.0%)、親会社株主に帰属する当期純利益6,600百万円(同+0.1%)を見込む。1株当たり当期純利益は185.30円を計画する。想定為替レートは1USD150.00円、1EUR175.00円、1GBP200.00円(2025年12月期実績はそれぞれ149.71円、169.00円、197.25円)。資料は、米国の関税影響やIA事業 自動化装置関連の受注減少を織り込んでいるとしたうえで、SS事業の安定的な成長に加え、IA事業ではFAセンサーおよび検査用照明で高収益製品の販売強化を進めるとしている。

項目2026年12月期(予想)2025年12月期(実績)増減率
売上高69,000百万円65,878百万円+4.7%
売上総利益36,515百万円34,291百万円+6.5%
販売費及び一般管理費27,715百万円26,137百万円+6.0%
営業利益8,800百万円8,153百万円+7.9%
経常利益8,800百万円8,000百万円+10.0%
親会社株主に帰属する当期純利益6,600百万円6,595百万円+0.1%
1株当たり当期純利益185.30円185.16円
2026年12月期 連結業績予想
出典:オプテックスグループ 2025年12月期 決算説明資料 P.19

株主還元

オプテックスグループはFY26より株主還元方針を強化し、配当性向の目安を従来の30%から35%へ、DOE(連結株主資本配当率)の目安を従来の3.0%以上から3.5%以上に引き上げる。2026年12月期の年間予想配当額は65円(中間32.5円、期末32.5円)で、2025年12月期実績の56円(中間25円、期末31円)から9円増配となる。2025年12月期の配当性向は30.2%、DOEは3.8%だった。株主還元スライドでは自己株式取得の実績として10億円(63万株)を挙げている。

項目2025年12月期(実績)2026年12月期(予想)
中間配当25円32.5円
期末配当31円32.5円
年間配当合計56円65円
配当性向30.2%35.1%
DOE(連結株主資本配当率)3.8%4.0%
株主還元・配当方針
出典:オプテックスグループ 2025年12月期 決算説明資料 P.22

中期経営計画(FY26-28)

オプテックスグループは市場環境の変化に柔軟に対応するため、毎期改定するローリング方式で3ヵ年の経営計画を発表している。今回の3ヵ年(FY26-28)計画では、最終年度のFY28に売上高80,000百万円・営業利益11,500百万円(営業利益率14.4%)を計画している。さらにFY30には売上高100,000百万円・営業利益15,000百万円(営業利益率15.0%)を目指すとし、FY30に向けた重要指標としてROE15%安定も掲げている。SS事業の売上高はFY26計画33,600百万円、FY27計画36,000百万円、FY28計画38,800百万円、FY30計画48,500百万円、営業利益はFY26計画5,300百万円(営業利益率15.8%)、FY27計画5,900百万円(同16.4%)、FY28計画6,800百万円(同17.5%)、FY30計画8,800百万円(同18.0%)と計画している。

※本記事はオプテックスグループが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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