原田工業

原田工業、2026年3月期は営業利益38.7%増の2,398百万円 売上高は5.9%減の42,192百万円

決算サマリー 2026.09.29
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※本記事は原田工業が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

原田工業が公表した2026年3月期(2025年4月1日~2026年3月31日)の連結決算短信によると、売上高は42,192百万円(前期比5.9%減)となった一方、営業利益は2,398百万円(同38.7%増)、経常利益は2,311百万円(同73.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は433百万円(同160.9%増)となった。材料費や労務費の高騰等が続くなか、「収益構造改革」に集中して取り組んだ結果として増益となった。2027年3月期の配当予想は1株当たり10円で、当期の7.50円から2.50円の増配を予定している。

目次

連結業績(2026年3月期 実績)

同社グループの属する自動車業界は、世界累計生産台数が前年比で微増となったものの、米国の関税政策に伴う景気下押し懸念や一部地域での地政学リスクへの警戒感等も残り、厳しい事業環境となった。同社は「CASEへの対応等による、トップラインの拡大」「コスト構造改革による、コスト体質の強靭化」「B/Sのスリム化による収益改善・財務体質改善」を推進する「収益構造改革」に注力して取り組んだ。

売上高は、欧州や北中米市場の減産や、中国市場における日系自動車メーカーの販売台数の減少が継続している影響等から減少した。利益面については、材料費や労務費の高騰等により大変厳しい状況が続いているものの、「収益構造改革」に集中して取り組んだ結果、各段階利益が増加した。1株当たり当期純利益は20.51円(前期7.67円)、売上高営業利益率は5.7%(同3.9%)である。

項目2026年3月期2025年3月期増減率
売上高42,192百万円44,817百万円5.9%減
営業利益2,398百万円1,729百万円38.7%増
経常利益2,311百万円1,328百万円73.9%増
親会社株主に帰属する当期純利益433百万円166百万円160.9%増

セグメント別の状況

日本は、自動車生産台数が横ばいで外部売上高は増加したものの、原価率の上昇等により営業減益となった。アジアは、中国市場における日系自動車メーカーの販売台数の減少が継続している事等により外部売上高が減少した一方、収益構造改革の一環として実施した中国子会社の機能再編効果による原価率の低下等により営業増益となった。北中米は、自動車生産台数の減少等により減収減益となった。欧州は、自動車生産台数の減少等により外部売上高が減少したものの、原価率の低下等により営業利益を計上した(前期は営業損失)。

財政状態とキャッシュ・フロー

当期末の総資産は35,843百万円で、前期末に比べ3,089百万円減少した。受取手形、売掛金及び契約資産の減少により流動資産が減少し、有形固定資産の減少などにより固定資産も減少した。負債合計は、短期借入金や支払手形及び買掛金の減少により前期末に比べ3,417百万円減少した。純資産合計は13,709百万円で、前期末に比べ328百万円増加した。為替換算調整勘定が減少した一方、利益剰余金と退職給付に係る調整累計額が増加した。自己資本比率は38.2%(前期末34.4%)に上昇した。

項目2026年3月期2025年3月期
総資産35,843百万円38,932百万円
純資産13,709百万円13,381百万円
自己資本比率38.2%34.4%
1株当たり純資産648.15円632.62円

キャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが4,168百万円の収入(前期は855百万円の収入)、投資活動によるキャッシュ・フローが569百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローが3,119百万円の支出となった。営業活動では売上債権の減少や税金等調整前当期純利益、減価償却費が増加要因となり、財務活動は短期借入れによる収入があった一方、短期借入金の返済による支出やリース債務の返済による支出、配当金の支払額等によるものである。現金及び現金同等物の期末残高は6,982百万円で、前期末に比べ534百万円増加した。

配当

同社は、株主に対する安定した配当を維持するとともに、研究開発や積極的な設備投資を行い、業績に裏付けされた成果の配分を行うこととし、年一回の配当を基本方針としている。2026年3月期の配当は1株当たり7.50円(普通配当7.50円)の予定で、前期と同額である。2027年3月期は当期より2.50円増配となる1株当たり10.00円(普通配当10.00円)を予定しており、短信は収益構造改革の成果により収益体質の改善が進んでいることを踏まえたものとしている。

項目2026年3月期(実績)2027年3月期(予想)
1株当たり年間配当金7.50円10.00円
うち期末7.50円10.00円
配当性向(連結)36.6%35.3%

2027年3月期の業績予想

2027年3月期の連結業績予想は、売上高39,000百万円(前期比7.6%減)、営業利益2,000百万円(同16.6%減)、経常利益1,700百万円(同26.4%減)、親会社株主に帰属する当期純利益600百万円(同38.3%増)である。1株当たり当期純利益は28.37円を見込む。短信は、米国の通商政策等の影響、材料費の高止まりや労務費の高騰もあり引き続き大変厳しい事業環境になるとしたうえで、「収益構造改革」に集中して取り組み、財務体質の健全性確保と利益の最大化に努めるとしている。

項目2027年3月期(予想)増減率
売上高39,000百万円7.6%減
営業利益2,000百万円16.6%減
経常利益1,700百万円26.4%減
親会社株主に帰属する当期純利益600百万円38.3%増

本記事は原田工業が公表した2026年3月期決算短信をもとに作成しています。決算短信は監査法人の監査対象外です。

※本記事は原田工業が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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