※本記事はリーダー電子が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
リーダー電子は2026年3月期の連結業績を発表した。売上高は4,247百万円(前期比+3.2%)で増収を確保し、営業利益は26百万円(前期は△179百万円の営業損失)、経常利益は118百万円(前期は△223百万円の経常損失)となり黒字転換した。親会社株主に帰属する当期純利益は71百万円(前期は△185百万円の純損失)。自己資本比率は74.3%(前期末比+3.6pt)と財務基盤は盤石を維持している。
連結業績(2026年3月期 実績)
以下は2026年3月期の連結損益計算書の概要(単位:百万円)。
| 項目 | 2026年3月期実績 | 2025年3月期実績 | 前年同期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 4,247 | 4,117 | +3.2% |
| 売上総利益 | 2,696 | 2,574 | +4.7% |
| 販売費及び一般管理費 | 2,669 | 2,754 | △3.1% |
| 営業利益 | 26 | △179 | - |
| 経常利益 | 118 | △223 | - |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 71 | △185 | - |
| EBITDA | 104 | △112 | - |
営業外損益では為替差益88百万円を計上。特別損益では、海外輸送中の盗難事案に関して盗難損失(特別損失)64百万円を計上した一方、受取保険金(特別利益)124百万円を計上した。

商品別の状況
商品別では、電波関連機器が大型案件の獲得により479百万円(前期248百万円)と大きく伸長した一方、ビデオ関連は市場環境の不透明感に伴う設備投資抑制の影響を受け3,575百万円(前期3,583百万円)とわずかに減少した。地域別では、北米がビデオ関連製品をけん引し、丁寧な日本式営業手法によりシェアが確実に拡大。欧州でも同様の営業体制を構築し、オリンピック・パラリンピック関連需要もあって放送関連機器が堅調に推移した。日本国内は電波関連機器で特需があった一方、ビデオ関連は低調。中国は内需活性化策の範囲内で低調ながら順調に推移し、インド・中東は規模は小さいもののポテンシャルは非常に大きいとしている。
| 区分 | 2026年3月期 | 2025年3月期 | 2024年3月期 |
|---|---|---|---|
| ビデオ関連 | 3,575百万円 | 3,583百万円 | 4,120百万円 |
| 電波関連 | 479百万円 | 248百万円 | 292百万円 |
| その他 | 193百万円 | 284百万円 | 132百万円 |

通期業績予想(2027年3月期)
2027年3月期は、世界経済の先行き不透明感が継続する中、映像制作関連市場・放送関連市場は堅調を見込む一方、売上高は4,100百万円(前期比▲3.5%)とやや減収を計画している。既存事業(バリュービジネス)と新規事業(グロースビジネス)双方に積極的に投資し、成長の土台を盤石なものとする期と位置付けている。IOキャピタル社のネットワーク・ノウハウを活用し、VMA事業拡大のための活動を加速する方針。
| 項目 | 2027年3月期計画 | 2026年3月期実績 | 前年同期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 4,100百万円 | 4,247百万円 | ▲3.5% |
| 営業利益 | 50百万円 | 26百万円 | - |
| 経常利益 | 100百万円 | 118百万円 | - |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 70百万円 | 71百万円 | - |
| EBITDA | 160百万円 | 104百万円 | - |

株主還元
配当については、2022年3月期から2024年3月期まで1株10円、2025年3月期以降は1株15円に増配しており、2027年3月期(予想)も1株15円を継続する計画。企業成長への投資と株主還元のバランスを重視し、安定的な配当の継続を基本方針としている。また、設立70周年を記念した記念配当5円も別途実施している。

トピック
戦略製品として、車載カメラ向け解像度測定ソフトウェア「SFR-Fit」の営業活動が順調に進捗しているほか、Pro-AV市場向けソフトウェア「NDIチェッカー」は2025年10月に「The ProAV Best in Market 2025 Awards」を受賞し、4月13日には機能追加したバージョン1.3.0をリリースした。グロースビジネスカンパニーからは、実写とCG合成映像をシームレスに統合する制作ツール「REALMIXA(リアルミクサ)」を6月に新発売。また、2025年7月には画像生成AIアプリ・SaaSを手がける株式会社AI Picassoを100%子会社化している。
※本記事はリーダー電子が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。