アドバンテスト

アドバンテスト、2026年3月期は売上高・営業利益・当期利益が過去最高 当期利益は前期比132.9%増

決算サマリー 2026.08.10
アドバンテスト、2026年3月期は売上高・営業利益・当期利益が過去最高 当期利益は前期比132.9%増

※本記事はアドバンテストが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

アドバンテストは2026年4月27日、2025年度(2026年3月期)通期決算を発表した。売上高1,128.6十億円(前期比+44.7%)、営業利益499.1十億円(同+118.8%)、当期利益375.4十億円(同+132.9%)と、いずれも通期ベースで過去最高を記録した。Q4も需要が好調に推移した結果、通期の売上高・営業利益・当期利益は2026年1月時点の予想を上振れて着地した。CY25の半導体テスタ市場が2年連続で拡大する中、同社は市場シェアをさらに伸長させた。

目次

連結業績(当期 実績)

(単位:10億円、比率指標を除く)コア営業利益(営業利益からその他収益・費用を除いたもの)は496.5十億円(前期比+98.8%)、コア営業利益率は44.0%(同+12.0pt)。営業利益は2026年1月時点の予想454.0十億円を上回る499.1十億円、当期利益も同予想328.5十億円を上回る375.4十億円で着地した。為替レートはFY25で1米ドル150円(前期比3円円高)、1ユーロ173円(同9円円安)。親会社所有者帰属持分比率は67.9%(前期末66.1%〈2025年12月末〉、前々期末59.3%〈2025年3月末〉)、ROEは57.6%(前期34.4%)に上昇し、親会社所有者帰属持分は795.7十億円(2026年3月末)となった。

項目前期(FY24)実績当期(FY25)実績前期比増減
売上高779.7十億円1,128.6十億円+348.9十億円(+44.7%)
コア営業利益249.7十億円496.5十億円+246.8十億円(+98.8%)
(コア営業利益率)32.0%44.0%+12.0pt
営業利益228.2十億円499.1十億円+271.0十億円(+118.8%)
(営業利益率)29.3%44.2%+14.9pt
税引前利益224.8十億円516.7十億円+291.9十億円(+129.9%)
当期利益161.2十億円375.4十億円+214.2十億円(+132.9%)
(当期利益率)20.7%33.3%+12.6pt
FY25業績概要(連結)
出典:アドバンテスト 2026年3月期 通期 決算説明資料 P.5

セグメント別(事業別)の状況

事業区分は「テストシステム」(SoCテストシステム/メモリテストシステム/その他システム)と「サービス他」(サポート・サービス/その他)。AI関連投資を背景にSoCテストシステムの売上が440.4十億円から767.4十億円へ大きく伸長し全体を牽引した。メモリテストシステムも157.7十億円から171.5十億円に増加。テストシステム事業計は682.8十億円から1,019.4十億円、サービス他事業計は96.9十億円から109.2十億円となった。

区分項目前期(FY24)当期(FY25)
テストシステムSoCテストシステム440.4十億円767.4十億円
テストシステムメモリテストシステム157.7十億円171.5十億円
テストシステムその他システム84.7十億円80.5十億円
テストシステム(小計)682.8十億円1,019.4十億円
サービス他サポート・サービス55.7十億円65.0十億円
サービス他その他41.2十億円44.2十億円
サービス他(小計)96.9十億円109.2十億円
連結計売上高779.7十億円1,128.6十億円
FY25事業別・地域別売上(年度比較)
出典:アドバンテスト 2026年3月期 通期 決算説明資料 P.6

通期業績予想

FY26はAI関連投資に支えられた高水準のテスタ需要の継続を見込み、生産能力増強や第3期中期経営計画に掲げた戦略施策の実施に向けて成長投資を強化する方針。事業別では、AI関連向けを主軸にSoCテストシステムが767.4十億円から999.5十億円へ、高性能DRAM向け需要を背景にメモリテストシステムが171.5十億円から201.0十億円へ増加を見込み、その他システムは80.5十億円から96.5十億円、テストシステム事業計は1,019.4十億円から1,297.0十億円を予想。サービス他事業はサポート・サービス65.0十億円から70.5十億円、その他44.2十億円から52.5十億円、事業計109.2十億円から123.0十億円を予想する。前提為替レートは1米ドル150円(前期と同水準)、1ユーロ170円(前期比3円円高)。

項目当期(FY25)実績次期(FY26)予想前期比増減
売上高1,128.6十億円1,420.0十億円+291.4十億円(+25.8%)
営業利益499.1十億円627.5十億円+128.4十億円(+25.7%)
(営業利益率)44.2%44.2%+0.0pt
税引前利益516.7十億円629.0十億円+112.3十億円(+21.7%)
当期利益375.4十億円465.5十億円+90.1十億円(+24.0%)
(当期利益率)33.3%32.8%-0.5pt
基本的一株当たり利益515.15円641.61円+126.46円(+24.5%)
研究開発費78.1十億円100.0十億円+21.9十億円(+28.0%)
設備投資34.3十億円45.0十億円+10.7十億円(+31.2%)
減価償却費25.6十億円29.5十億円+3.9十億円(+15.2%)
FY26業績予想
出典:アドバンテスト 2026年3月期 通期 決算説明資料 P.20

株主還元

1株当たり配当額はFY24の39円からFY25は59円(+20円)に増配した(中間29円・期末30円)。自己株式取得額はFY24の50.0十億円からFY25は114.2十億円に増加。総還元性向(=(配当総額+自己株式取得額)÷当期利益)はFY24の49%からFY25は42%となった。

項目前期(FY24)当期(FY25)
1株当たり配当額39円59円
自己株式取得額50.0十億円114.2十億円
総還元性向49%42%

中期経営計画(MTP3)/トピック

第3期中期経営計画(MTP3、FY24-26)の2年目として、SoCテスタ市場シェアを前年比10ポイント拡大し、グローバルのAIアクセラレータ分野で大半のシェアを獲得。シリコンフォトニクス(SiPh)分野で大規模量産向け半導体テスタを初受注したほか、「Advantest Innovation Center」を開設しアプライド マテリアルズ社のEPICプラットフォームに参画した。生産能力拡大は計画を上回るペースで進捗しており、SoCテストシステムの年間生産能力を10,000台規模まで増強するペースを加速する方針。テスタ市場シェアはCY25の全体で65%(CY24は58%)、SoCテスタで66%(同59%)、メモリテスタで61%(同56%)となった。

第3期中期経営計画(MTP3)ハイライト
出典:アドバンテスト 2026年3月期 通期 決算説明資料 P.14

※本記事はアドバンテストが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

Articles

株主優待

記事がありません。

個人投資家・企業様各位

目次