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ティアック、2026年3月期は増収増益 純利益は612.6%増

決算サマリー 2026.08.28
ティアック、2026年3月期は増収増益 純利益は612.6%増

※本記事はティアックが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

ティアック株式会社(証券コード:6803)は2026年5月13日、2026年3月期の連結決算(IFRS)を発表した。売上収益は15,943百万円(前期比+1.8%)、営業利益は676百万円(同+98.8%)、税引前利益は612百万円(同+932.5%)、親会社の所有者に帰属する当期利益は578百万円(同+612.6%)となり、増収増益となった。営業利益にはQ4に計上した連結孫会社の清算に伴う利益321百万円が個別開示項目として寄与し、税引前利益には為替差益85百万円が寄与した。2027年3月期は売上収益16,000百万円(同+0.4%)を見込む一方、営業利益500百万円(同-26.0%)、税引前利益350百万円(同-42.8%)、当期利益300百万円(同-48.1%)とする減益計画としている。

目次

連結業績(2026年3月期 実績)

売上収益は音響機器事業・情報機器事業ともに前期比微増となり15,943百万円となった。営業利益は676百万円(前期比+98.8%)となったが、Q2に構造改革費用58百万円、Q4に連結孫会社の清算に伴う利益321百万円がそれぞれ個別開示項目として計上されており、これらを差し引いた個別開示項目前営業利益は413百万円であった。税引前利益は為替差益85百万円が寄与し612百万円(同+932.5%)、親会社の所有者に帰属する当期利益は578百万円(同+612.6%)となった。

項目当期(2026年3月期)前期(2025年3月期)前期比
売上収益15,943百万円15,668百万円+1.8%
営業利益676百万円340百万円+98.8%
税引前利益612百万円59百万円+932.5%
親会社の所有者に帰属する当期利益578百万円81百万円+612.6%

セグメント別の状況

音響機器事業は売上収益11,069百万円(前期11,044百万円)、セグメント利益1,484百万円(前期1,219百万円)となった。プレミアムオーディオ機器(ESOTERIC、TEAC)はネットワークプレーヤーやターンテーブルが好調な一方、輸入品の供給不足が相殺し減収となったが、音楽制作・業務用オーディオ機器(TASCAM)はBtoB事業の堅調な推移により増収となり、売上収益は横ばいながら利益率の改善によりセグメント利益は前期比大幅増益となった。情報機器事業は売上収益4,013百万円(前期3,989百万円)、セグメント利益は-3百万円(前期209百万円)となった。医用画像記録再生機器は国内が堅調に推移したほか、手術画像記録用4Kレコーダーの海外拡販が進展し増収となった一方、機内エンターテインメント機器は海外向け大口案件の先送りにより減収となった。

セグメント指標当期(2026年3月期)前期(2025年3月期)
音響機器事業売上収益11,069百万円11,044百万円
音響機器事業セグメント利益1,484百万円1,219百万円
情報機器事業売上収益4,013百万円3,989百万円
情報機器事業セグメント利益-3百万円209百万円
その他売上収益861百万円635百万円
その他セグメント利益21百万円21百万円
2026/03期 通期 セグメント別業績
出典:ティアック 2026年3月期 通期 決算ハイライト P.4

通期業績予想(2027年3月期)

2027年3月期の業績予想は、売上収益16,000百万円(前期比+0.4%)、営業利益500百万円(同-26.0%、営業利益率3.1%)、税引前利益350百万円(同-42.8%)、当期利益300百万円(同-48.1%)としている。資料は、為替相場や原材料価格の変動、各国の通商政策の動向、世界経済の先行き不透明感や地政学的リスクの高まりにより市場環境が急変する可能性を踏まえ、売上収益の成長率を抑制した計画としている。営業利益の減益計画について、資料は2026年3月期に263百万円の個別開示項目(益)を計上していたことを注記している。新中期経営計画の初年度となる2027年3月期は、資本効率を意識した事業ポートフォリオの最適化を進め、成長中核カテゴリーへの投資を重点的に実施するとしている。

項目予想(2027年3月期)前期(2026年3月期実績)
売上収益16,000百万円15,943百万円
営業利益500百万円676百万円
営業利益率3.1%4.2%
税引前利益350百万円612百万円
当期利益300百万円578百万円
2027/03期 業績見通し
出典:ティアック 2026年3月期 通期 決算ハイライト P.10

財務体質とBtoB比率

資本合計は4,070百万円(前期比+513百万円、+14.4%)、自己資本比率は38.4%(同+5.5ppt)となった。フリーキャッシュフローは1,460百万円(前期比+396百万円)、営業活動によるキャッシュフローは1,610百万円(前期比+431百万円)となった。1株当たり親会社所有者帰属持分は141.32円(前期比+17.81円)、ROEは15.2%(個別開示項目を除いたROEは8.2%)となった。BtoB事業は前期比8%の増収となり、2026年3月期のBtoB比率は51%へ拡大したとしている。

2026/03期 通期 自己資本比率・フリーキャッシュフロー
出典:ティアック 2026年3月期 通期 決算ハイライト P.9
2026/03期 通期 セグメント別・地域別構成比
出典:ティアック 2026年3月期 通期 決算ハイライト P.8

※本記事はティアックが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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