※本記事はアクセルが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
アクセルの2026年3月期連結業績は、売上高14,656百万円(前期比587百万円、4%減)と減収となったものの、営業利益1,664百万円(同203百万円、14%増)、経常利益1,792百万円(同249百万円、16%増)、親会社株主に帰属する当期純利益1,230百万円(同251百万円、26%増)と増益となった。ROEは9.3%、1株当たり当期純利益(EPS)は113.71円、1株当たり配当金は57.00円(配当性向50.1%)。2027年3月期は、メモリ価格の高騰を受けた販売価格の適正化等により売上高15,000百万円(前期比2%増)を計画する一方、市場規模の縮小の影響等により営業利益は1,200百万円(同28%減)を見込んでいる。
連結業績(2026年3月期 実績)
通期実績は、当初計画(売上高12,000百万円・営業利益1,000百万円)から期中に0922修正(売上高13,770百万円・営業利益1,390百万円)を経て、最終的に売上高14,656百万円・営業利益1,664百万円で着地した。
| 項目 | 当期(2026年3月期) | 前期(2025年3月期) | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 14,656百万円 | 15,244百万円 | △587百万円(△4%) |
| 売上原価 | 9,947百万円 | 10,856百万円 | △908百万円(△8%) |
| 売上総利益 | 4,709百万円 | 4,388百万円 | 321百万円(7%) |
| 販管費 | 3,044百万円 | 2,926百万円 | 117百万円(4%) |
| 営業利益 | 1,664百万円 | 1,461百万円 | 203百万円(14%) |
| 経常利益 | 1,792百万円 | 1,542百万円 | 249百万円(16%) |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 1,230百万円 | 978百万円 | 251百万円(26%) |

セグメント別の状況
当期より報告セグメントの名称を「LSI開発販売関連」から「LSI事業」、「新規事業関連」から「AI事業」に変更したが、名称変更のみでセグメント情報自体への影響はない。パチンコ・パチスロ機向け製品を扱うLSI事業は売上高13,793百万円・セグメント利益2,566百万円となった。AI、組み込み機器向け製品等を扱うAI事業は売上高862百万円と前期の440百万円から増加したものの、セグメント損失168百万円を計上した(前期は495百万円の損失)。
| セグメント | 指標 | 当期(2026年3月期) | 前期(2025年3月期) |
|---|---|---|---|
| LSI事業 | 売上高 | 13,793百万円 | 14,804百万円 |
| LSI事業 | セグメント利益 | 2,566百万円 | 2,610百万円 |
| AI事業 | 売上高 | 862百万円 | 440百万円 |
| AI事業 | セグメント損失 | △168百万円 | △495百万円 |
| 全社費用(調整額) | 営業利益調整 | △733百万円 | △654百万円 |

通期業績予想
2027年3月期は、メモリモジュールの販売価格適正化等により売上高は増収を計画する一方、市場規模の縮小の影響により売上総利益・営業利益は減益を見込む。メモリモジュールは前期並みの粗利単価を維持するものの利益率は低下する見通し。セグメント別売上高計画は、LSI事業14,300百万円(実績比4%増)、AI事業700百万円(実績比19%減)。3月末受注残高は14,929百万円としている。
| 項目 | 2027年3月期 計画 | 2026年3月期(実績) | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 15,000百万円 | 14,656百万円 | 343百万円(2%) |
| 売上原価 | 10,600百万円 | 9,947百万円 | 652百万円(7%) |
| 売上総利益 | 4,400百万円 | 4,709百万円 | △309百万円(△7%) |
| 販管費 | 3,200百万円 | 3,044百万円 | 155百万円(5%) |
| 営業利益 | 1,200百万円 | 1,664百万円 | △464百万円(△28%) |
| 経常利益 | 1,270百万円 | 1,792百万円 | △522百万円(△29%) |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 890百万円 | 1,230百万円 | △340百万円(△28%) |

株主還元
2026年3月期の1株当たり配当金は57.00円(配当性向50.1%、EPS113.71円)となった。配当方針は配当性向50%(連結決算)に則り配当額を算定するとしており、2027年3月期の配当は1株当たり41円(配当性向49.6%、EPS82.63円)を計画している。
成長戦略・将来ビジョン
会社は5年後(2031年3月期)に売上高200億円超・営業利益30億円超(CAGR約7%、前提:市場規模135万台、シェア85%~90%、リユース率は2026年3月期と同水準)を目指す将来ビジョンを掲げている。主力製品のシェアについては、グラフィックスLSIを現在の約55%から5年後に約85%へ、メモリモジュールを現在の約80%から5年後に約90%へ引き上げる目標としている。AI事業についてはAIコンピューティング事業に注力し、収益化フェーズへの早期移行を図るとしている。

※本記事はアクセルが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。