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富士通 2025年度(2026年3月期)決算:調整後営業利益3,905億円で4期連続最高益、2026年度は4,250億円を計画

決算サマリー 2026.07.28
富士通 2025年度(2026年3月期)決算:調整後営業利益3,905億円で4期連続最高益、2026年度は4,250億円を計画

※本記事は富士通が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

富士通は2026年4月28日、2025年度(2026年3月期)決算を発表した。売上収益は35,029億円(前年比△1.3%、再編等除く実質ベースでは+0.9%)となった一方、調整後営業利益は3,905億円(前年比+27.1%、全事業セグメントで増益)と4期連続で過去最高益を更新した。調整前当期利益は4,494億円(前年比+2,296億円)で、本業の増益に加え新光電気工業やゼネラル等の事業売却益も計上した。2026年度は売上収益35,100億円、調整後営業利益4,250億円を計画する。

目次

連結業績(2025年度 実績)

売上収益は再編等の影響を除く実質ベースで+0.9%。サービスソリューションは増収となった一方、ハードウェアソリューション及びユビキタスソリューションは減収だった。調整後営業利益は全事業セグメントで増益となり、2026年1月公表の計画比でも+105億円上振れした。当期利益には新光電気工業・ゼネラル等の事業売却益を含む非継続事業からの利益1,439億円を含む。

項目2025年度(実績)2024年度前年比
売上収益35,029億円35,501億円△471億円(△1.3%)
調整後営業利益3,905億円3,072億円+833億円(+27.1%)
(調整後営業利益率)11.2%8.7%+2.5pt
調整後当期利益2,982億円2,409億円+573億円(+23.8%)
営業利益(調整前)3,483億円2,650億円+832億円(+31.4%)
当期利益(調整前)4,494億円2,198億円+2,296億円(+104.5%)
決算概況(連結):過去最高益を更新
出典:2025年度 決算説明資料 P.4

セグメント別の状況(2025年度 実績)

サービスソリューションは国内+7.0%(実質+8.3%)等により増収、調整後営業利益率15.4%と過去最高益を更新した。ハードウェアソリューションは主に公共系の大型商談の反動等により減収となったが増益。ユビキタスソリューションはWindows10サポート終了(2025年10月)に伴う特需の終息や前年の大口商談の反動により減収となったが、高付加価値商品へのシフトにより増益となった。

セグメント指標2025年度(実績)2024年度
サービスソリューション売上収益23,469億円22,459億円
サービスソリューション(国内)17,717億円16,562億円
サービスソリューション(海外)5,752億円5,897億円
サービスソリューション調整後営業利益3,614億円2,899億円
サービスソリューション(調整後営業利益率)15.4%12.9%
ハードウェアソリューション売上収益10,098億円11,199億円
ハードウェアソリューション調整後営業利益670億円613億円
ハードウェアソリューション(調整後営業利益率)6.6%5.5%
ユビキタスソリューション売上収益2,298億円2,517億円
ユビキタスソリューション調整後営業利益388億円313億円
ユビキタスソリューション(調整後営業利益率)16.9%12.5%
消去・全社売上収益△836億円△675億円
消去・全社調整後営業利益△767億円△753億円
連結計売上収益35,029億円35,501億円
連結計調整後営業利益3,905億円3,072億円
事業別セグメント情報(2025年度実績)
出典:2025年度 決算説明資料 P.6

通期業績予想(2026年度)

2026年度の調整後連結業績は、売上収益35,100億円(前年比+0.2%)、調整後営業利益4,250億円(前年比+8.8%)、調整後当期利益3,200億円(前年比+7.3%)を計画する。営業利益・当期利益ともに引き続き過去最高益の更新を計画。前提為替レートは米ドル/円150円、ユーロ/円170円、英ポンド/円195円。セグメント別ではサービスソリューションが増収増益を継続する一方、ハードウェアソリューション・ユビキタスソリューションは減収減益を計画する。

区分項目2025年度(実績)2026年度(予想)前年比
連結売上収益35,029億円35,100億円+70億円(+0.2%)
連結調整後営業利益3,905億円4,250億円+344億円(+8.8%)
連結(調整後営業利益率)11.2%12.1%+0.9pt
連結調整後当期利益2,982億円3,200億円+217億円(+7.3%)
サービスソリューション売上収益23,469億円24,700億円+1,230億円(+5.2%)
サービスソリューション調整後営業利益3,614億円4,300億円+685億円(+19.0%)
ハードウェアソリューション売上収益10,098億円9,600億円△498億円(△4.9%)
ハードウェアソリューション調整後営業利益670億円620億円△50億円(△7.5%)
ユビキタスソリューション売上収益2,298億円1,600億円△698億円(△30.4%)
ユビキタスソリューション調整後営業利益388億円280億円△108億円(△27.9%)
事業別セグメント情報(2026年度予想)
出典:2025年度 決算説明資料 P.41

株主還元

配当は利益成長に合わせ安定的な増配を継続。2025年度の年間配当は50円(配当総額873億円、配当性向20%)。2026年度は年間配当55円(前年比+5円、中間25円・期末30円)を計画し、配当総額930億円・配当性向30%を予定する。自己株式取得額は2025年度1,700億円、2026年度は1,500億円を計画。総還元額は2025年度2,573億円(総還元性向57%)、2026年度は2,430億円(総還元性向78%)を計画する。なお、2025年度末時点で保有していた自己株式は全て消却した。

項目2025年度(実績)2026年度(予想)
1株あたり年間配当金50円55円
(中間)15円25円
(期末)35円30円
配当総額873億円930億円
配当性向20%30%
自己株式取得額1,700億円1,500億円
総還元額2,573億円2,430億円
総還元性向57%78%
株主還元(配当の推移、2026年度予想を含む)
出典:2025年度 決算説明資料 P.55

中期経営計画の振返り(22-25年度)

2022年度を起点とする中期経営計画期間(22-25年度)で、連結の営業利益は1.6倍、コア・フリー・キャッシュ・フローは1.8倍に拡大した。連結の営業利益率は7%→11%、サービスソリューションの営業利益率は8%→15%に向上。株価は2023年度末975円から2025年度末3,825円(2026年4月27日時点)に上昇した。

※本記事は富士通が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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