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サクサ、2026年3月期は営業利益21億円 成長投資先行で36%減益

決算サマリー 2026.08.20
サクサ、2026年3月期は営業利益21億円 成長投資先行で36%減益

※本記事はサクサが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

サクサの2026年3月期(通期)連結業績は、営業収益441億円で前期と同水準となった一方、連結営業利益は21億円(前期比△36%)、連結経常利益は21億円(同△38%)、親会社株主に帰属する当期純利益は14億円(同△60%)といずれも減益となった。低収益事業の見直しによるトップライン減少はあったもののソアーの通期連結寄与により営業収益は前期並みを維持したが、計画通りの成長投資を先行させたことで利益は圧縮された。1株当たり当期純利益は79.00円(前期201.15円)。

目次

連結業績(当期 実績)

連結営業収益は441億円で前期比±0億円(±0%)。連結営業利益は21億円(前期比△12億円、△36%)、連結経常利益は21億円(同△13億円、△38%)、親会社株主に帰属する当期純利益は14億円(同△21億円、△60%)。連結営業利益率は4.7%(前期7.6%、△2.9pt)。

項目2025年3月期2026年3月期増減比率
連結営業収益441441±0±0%
連結営業利益3321△12△36%
連結経常利益3421△13△38%
親会社株主に帰属する当期純利益3514△21△60%
1株当たり当期純利益201.15円79.00円△122.15円△61%
連結営業利益率7.6%4.7%△2.9%△38%
連結損益計算書(2025年3月期・2026年3月期比較)
出典:サクサ 2026年3月期 決算補足説明資料 P.3

事業別の状況

事業別の営業収益は、サクサブランド事業が計148億円(前期比+7億円)で、ビジネスホン59億円(△1億円)、ネットワーク70億円(+4億円)、防犯防災20億円(+5億円)。OEM事業は計177億円(同△31億円)で、OEMビジネスホン79億円(+6億円)、アミューズメント39億円(△16億円)、OEM防犯防災15億円(△7億円)、EMS37億円(△12億円)、その他7億円(△1億円)。システム事業は計63億円(同△3億円)で、システムビジネス23億円(+1億円)、映像ソリューション31億円(△3億円)、その他8億円(△2億円)。これら有機ELデバイス事業を除く合計は388億円(同△27億円)で、有機ELデバイス事業(有機ELデバイス、その他)は53億円(同+28億円)となり、連結合計は441億円(±0億円)。

事業区分項目2025年3月期2026年3月期増減
サクサブランド事業ビジネスホン6059△1
サクサブランド事業ネットワーク6670+4
サクサブランド事業防犯防災1520+5
サクサブランド事業141148+7
OEM事業OEMビジネスホン7379+6
OEM事業アミューズメント5539△16
OEM事業OEM防犯防災2215△7
OEM事業EMS4937△12
OEM事業その他87△1
OEM事業208177△31
システム事業システムビジネス2223+1
システム事業映像ソリューション3431△3
システム事業その他108△2
システム事業6663△3
合計(有機ELデバイス事業除く)415388△27
有機ELデバイス事業有機ELデバイス、その他2553+28
連結合計441441±0
連結営業収益の事業別増減内訳
出典:サクサ 2026年3月期 決算補足説明資料 P.4

キャピタルアロケーションの実績と株主還元

2024年3月期~2026年3月期を対象とするキャピタルアロケーションのキャッシュアウトは、目標値合計400億円に対し実績累計値165億円(うち2026年3月期分106億円、進捗率41%)。内訳は成長・育成領域への投資が目標75億円に対し実績86億円(同60億円、進捗率115%)、DX投資が目標40億円に対し実績12億円(同7億円、進捗率30%)、人的資本投資が目標25億円に対し実績10億円(同5億円、進捗率40%)、成長・育成領域の設備投資が目標200億円に対し実績35億円(同18億円、進捗率18%)、株主還元が目標60億円に対し実績24億円(同16億円、進捗率40%)。株主還元の目標値60億円のうち30億円は、2026年3月期から2028年3月期第2四半期までの特別配当総額としている。また2026年4月1日付で普通株式1株につき3株の割合で株式分割を実施している。

区分2024-2026目標値(億円)実績累計値(うち2026年3月期・億円)進捗率
成長・育成領域への投資7586(60)115%
DX投資4012(7)30%
人的資本投資2510(5)40%
成長・育成領域の設備投資20035(18)18%
株主還元6024(16)40%
合計400165(106)41%
キャピタルアロケーションの実績(キャッシュイン・キャッシュアウト)
出典:サクサ 2026年3月期 決算補足説明資料 P.6

財務状態(連結貸借対照表)

2026年3月期末の資産合計は535億円(前期末比+83億円)。流動資産301億円(+6億円)、固定資産234億円(+77億円)で、ニューテックグループの連結子会社化に伴い棚卸資産+5億円、のれん+25億円、退職給付信託の時価評価により退職給付に係る資産+35億円が増加。総資産増加83億円のうちニューテックグループ連結子会社化に伴う増加分は51億円。負債合計は208億円(+64億円)、純資産合計は327億円(+19億円)。自己資本比率は61.2%(前期68.1%、△6.9pt)、1株当たり純資産は1,878.33円(同+106.89円)、PBRは1.11倍(同+0.53倍)。

項目2025年3月期期末2026年3月期期末増減
流動資産295301+6
固定資産157234+77
資産合計452535+83
流動負債116173+57
固定負債2835+7
負債合計144208+64
純資産合計308327+19
自己資本比率68.1%61.2%△6.9%
1株当たり純資産1,771.44円1,878.33円+106.89円
PBR0.58倍1.11倍+0.53倍
連結貸借対照表(負債・純資産の部)
出典:サクサ 2026年3月期 決算補足説明資料 P.8

キャッシュ・フロー及びトピック

営業活動によるキャッシュ・フローは24億円(前期33億円)。投資活動によるキャッシュ・フローは△44億円(前期△28億円)で、成長投資に伴う支出。財務活動によるキャッシュ・フローは+22億円(前期+5億円)で、配当金の支払いがあったものの短期借入を実施したことによるキャッシュインの増加。フリー・キャッシュ・フローは△21億円(前期+5億円)。現金及び現金同等物の期末残高は104億円(前期103億円)。営業CFはキャピタルアロケーション目標140億円に対し累計実績97億円(うち2026年3月期分46億円、進捗率69%)で、ニューテックグループの連結子会社化に伴い有利子負債の活用(目標50億円に対し実績91億円、進捗率182%)が進んだ。

※本記事はサクサが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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