※本記事はマブチモーターが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
マブチモーター株式会社(証券コード6592)は2026年2月13日、2025年12月期(2025年1月~12月)の連結決算を発表した。売上高は2,004億17百万円(前期比2.1%増加)、営業利益は254億67百万円(前期比17.7%増加)となり、増収増益を達成した。売上高は過去最高の2,000億円を突破し、親会社株主に帰属する当期純利益も過去最高を更新した。2026年12月期は売上高2,130億円(前期比6.3%増加)、営業利益260億円(前期比2.1%増加)を見込み、増収・営業増益を計画している。
連結業績(2025年12月期 実績)
自動車電装機器用はミラー及びドアロック用の増加に加え、グリルシャッター及び給油口等の新用途拡大等により増加した。ライフ・インダストリー機器用は健康・医療用が堅調に推移したことに加え、マブチオービーギアシステム及びマブチマイクロテックのグループ化により増加した。売価・プロダクトミックスの改善等の増益要因がコストアップ等の減益要因を上回り、営業利益は増加した。
| 項目 | 2025年12月期(当期) | 2024年12月期(前期) | 前期比増減額 | 前期比増減率 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 2,004億円 | 1,962億円 | 42億円 | 2.1% |
| 売上総利益 | 597億円 | 528億円 | 69億円 | 13.1% |
| 営業利益 | 254億円 | 216億円 | 38億円 | 17.7% |
| 経常利益 | 350億円 | 324億円 | 26億円 | 8.1% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 262億円 | 128億円 | 134億円 | 104.8% |
市場別(自動車電装機器・ライフ・インダストリー機器)の状況
自動車電装機器用は売上高1,545億円(前期比1.3%増加)となった。ミラー及びドアロック用の増加に加え、グリルシャッター及び給油口等の新用途拡大等が寄与した。ライフ・インダストリー機器用は売上高458億円(前期比4.9%増加)となった。健康・医療用が堅調に推移したことに加え、マブチオービーギアシステム及びマブチマイクロテックのグループ化により増加した。
| 市場区分 | 指標 | 2025年12月期(当期) | 2024年12月期(前期) |
|---|---|---|---|
| 自動車電装機器 | 売上高 | 1,545億円 | 1,524億円 |
| ライフ・インダストリー機器 | 売上高 | 458億円 | 436億円 |


通期業績予想(2026年12月期)
自動車電装機器用は、インドで自動車生産の伸びが見込まれるものの、中国の補助金政策の縮小、欧米の関税政策に伴う需要減退などにより販売数量は微増を見込む。ライフ・インダストリー機器用は、家電・工具・住設及び理美容用の販売は低調となる一方、健康・医療機器用の堅調な推移やマシーナリー・モビリティ用の増加、M&Aによりグループに加わった企業の貢献により増加を見込む。売上高は2,130億円(前期比6.3%増加)、営業利益は260億円(前期比2.1%増加)を計画する一方、経常利益は292億円(前期比16.8%減少)、親会社株主に帰属する当期純利益は215億円(前期比18.2%減少)を見込んでおり、増収・営業増益ながら経常利益・当期純利益は減益となる計画である。市場別の販売計画は、自動車電装機器が通期1,592億円(前期比3.0%増加)、ライフ・インダストリーが通期537億円(前期比17.4%増加)である。
| 項目 | 2026年12月期(予想) | 2025年12月期(実績) | 前期比増減額 | 前期比増減率 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 2,130億円 | 2,004億円 | 125億円 | 6.3% |
| 売上総利益 | 666億円 | 597億円 | 68億円 | 11.4% |
| 営業利益 | 260億円 | 254億円 | 5億円 | 2.1% |
| 経常利益 | 292億円 | 350億円 | ▲58億円 | ▲16.8% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 215億円 | 262億円 | ▲47億円 | ▲18.2% |

株主還元
配当については、株主資本配当率(DOE)3~4%を目安に、キャッシュ・フロー及び事業環境等を総合的に勘案して決定する方針。前期実績ROEが10%未満ないしPBRが1倍未満の場合、DOE4%を基準に配当を行うとともに、DOE4%に相当する金額が配当性向50%を下回る場合はDOE4%を超えて配当性向50%を下限とするよう、2025年8月開示の資本政策から算定基準を変更した。2025年12月期の配当は1株当たり年106円(2026年1月の株式2分割後ベースで53円)を予定しており、従来予想の78円から28円の増配となる。過去最高を更新する見込みである。2026年12月期の配当は1株当たり年56円(分割後ベース)を予想し、こちらも過去最高を更新する見通し。自己株式取得については、2026年に190億円・2,400万株を上限に実施する計画で、これらの結果、2026年12月期の総還元性向は150.2%になる見込みとしている。

中期経営計画/トピック
同社は「経営計画2030」で、2030年までに売上高3,000億円、営業利益率15%以上、ROIC12%以上、ROE10%以上(2026年実績から算入)をガイダンスとして掲げている。財務指標及び未財務指標をポイント化した独自指標「マブチモーター・バリュー・ポイント(MVP)」の2025年実績は77.3ポイント(2024年は61.8ポイント)となった。2026年1月には日本パルスモーター(現:マブチNPM)を子会社化するなど、Medical・Mobility・Machineryの「3つのM領域」を中心にM&A・提携を活用した事業領域の拡大を進めている。
※本記事はマブチモーターが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。