※本記事はオープングループが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
オープングループは2026年2月期の連結業績で、売上高8,148百万円(前期比+12.8%)、営業利益1,004百万円(+53.7%)、経常利益949百万円(+304.4%)、親会社株主に帰属する当期純利益639百万円(+46.8%)となった。資料は「インテリジェントオートメーション事業、アドオートメーション事業ともに堅調に推移し、売上高、営業利益、経常利益、純利益は前年同期比で増収増益。過去最高益を達成」としている。
連結業績(2026年2月期 実績)
| 項目 | 2026年2月期 | 2025年2月期 | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 8,148百万円 | 7,224百万円 | +12.8% |
| 営業利益 | 1,004百万円 | 653百万円 | +53.7% |
| 営業利益率 | 12.3% | 9.0% | ― |
| 経常利益 | 949百万円 | 234百万円 | +304.4% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 639百万円 | 435百万円 | +46.8% |
連結売上高の前期比増減要因は、コア事業(インテリジェントオートメーション事業・アドオートメーション事業)で+717百万円、その他(グループインした企業の増収寄与)で+205百万円。連結営業利益の前期比増減要因は、コア事業で+413百万円、その他で▲62百万円だった。

事業別の状況
インテリジェントオートメーション事業(BizRobo!、RoboRobo)とアドオートメーション事業(PRESCO)はいずれも堅調に推移した。インテリジェントオートメーション事業ではBizRobo!の解約率が0.89%と低水準を維持し、ストック収入は前期比+6%となった。アドオートメーション事業は業績のボラティリティを高めていた案件の事業整理による減収影響があったものの、主力のCPA事業の取扱いシェア拡大に向けた取り組みが進み、手数料率の改善とコストコントロールの強化により利益率が向上し増益となった。
| 事業 | 売上高 | セグメント利益 | セグメント利益率 |
|---|---|---|---|
| インテリジェントオートメーション事業 | 5,725百万円 | 964百万円 | 16.8% |
| アドオートメーション事業 | 1,352百万円 | 648百万円 | 47.9% |
| その他 | 1,194百万円 | 42百万円 | 3.6% |
| 調整額 | △124百万円 | △650百万円 | ― |
| 連結 | 8,148百万円 | 1,004百万円 | 12.3% |
2027年2月期 通期業績予想
既存事業の安定的な成長に加え新規事業の成長により、売上高は前期比+20.3%の増加を見込む。AI・新規事業への積極的な投資計画を織り込み、営業利益は前期比+9.5%にとどまる見通し。資料は「AIの進化等により事業・競争環境が激変する中、将来の加速度的な利益成長に向けた布石として今期に大胆な投資を実施」し、「コア事業利益の大幅増益により増配予定」としている。連結売上高の前期比増減要因はコア事業+959百万円、その他+373百万円、新規事業+319百万円。連結営業利益の前期比増減要因はコア事業+332百万円、その他+72百万円、新規事業▲309百万円(新規事業投資による損失)。
| 項目 | 2027年2月期計画 | 2026年2月期実績 | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 9,800百万円 | 8,148百万円 | +20.3% |
| 営業利益 | 1,100百万円 | 1,004百万円 | +9.5% |
| 経常利益 | 1,080百万円 | 949百万円 | +13.8% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 650百万円 | 639百万円 | +1.7% |
| 1株当たり配当金 | 6.5円(予想) | 4.9円 | ― |

株主還元
配当方針は「税引後調整営業利益(コア事業利益)を基準として40%以上を配当する方針」。2026年2月期の配当は、コア事業利益の40%という配当性向の基本方針に基づき、公表済み予想(1株当たり4.5円)から1株当たり4.9円に上方修正して実施予定。2027年2月期は1株当たり6.5円の配当を予定しており、目標としていた2028年2月期のDOE(株主資本配当率)3%程度を1年前倒しで達成する見込みとしている。

成長戦略
資料は事業別の目標として、インテリジェントオートメーション事業は2028年2月期を目途にハイパーオートメーション市場でシェアNo.1、2026~2028年度の営業利益年平均成長率30%成長を掲げている。アドオートメーション事業(PRESCO)は2028年2月期を目途に成果報酬型広告取扱高でシェアNo.1・年間300億円を目標とする。新規事業のペイロールオートメーションは2028年2月期を目途に中堅・中小企業給与計算業界で売上高No.1・年間30億円を目標とし、メディカルオートメーションは3年後に200機関(シェアNo.1)を目標としている。資本政策としては、ネットキャッシュ59億円程度、今後3年間の想定営業CF30~50億円程度を、既存事業投資・M&A・配当・自己株式取得等に配分する方針としている。
プライム市場上場維持基準への対応状況
2026年2月期時点で、プライム市場上場維持基準のうち「流通株式時価総額」(44.5億円、基準100億円)と「流通株式比率」(25.36%、基準35%)が未達となっている。株主数(8,639人、基準800人)と流通株式数(159,929単位、基準20,000単位)は基準に適合している。資料は2027年2月期の改善期間中での上場維持基準の達成を目指すとともに、バックアッププランについても調査・検討を開始するとしている。
| 基準項目 | 2026年2月期実績 | プライム市場上場維持基準 | 適合状況 |
|---|---|---|---|
| 株主数 | 8,639人 | 800人 | 適合 |
| 流通株式数 | 159,929単位 | 20,000単位 | 適合 |
| 流通株式時価総額 | 44.5億円 | 100億円 | 未達 |
| 流通株式比率 | 25.36% | 35% | 未達 |

※本記事はオープングループが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。