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富士電機、2026年3月期は売上高・営業利益・純利益が過去最高を更新 営業利益率11%超に

決算サマリー 2026.08.11
富士電機、2026年3月期は売上高・営業利益・純利益が過去最高を更新 営業利益率11%超に

※本記事は富士電機が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

富士電機は2026年4月28日、2025年度(2026年3月期)通期決算を発表した。売上高は12,276億円(前年比+1,042億円)、営業損益は1,366億円(同+190億円、営業利益率11.1%)、親会社株主に帰属する当期純損益は980億円(同+58億円)となり、売上高・営業損益・経常損益・純損益がいずれも過去最高を更新した。営業利益率は11%を超え、中期経営計画の目標を1年前倒しで達成した。2026年1月29日公表の予想と比較しても、売上高・営業損益・純損益はいずれも上振れた。

目次

連結業績(当期実績)

経常損益は1,393億円(前年比+206億円)となった。特別損益は前期の149億円から8億円に縮小(富士古河E&C株式会社の完全子会社化影響他)。法人税等は387億円、非支配株主に帰属する当期純損益は34億円だった。

項目2025年度2024年度増減
売上高12,276億円11,234億円+1,042億円
営業損益(営業利益率)1,366億円(11.1%)1,176億円(10.5%)+190億円(+0.7pt)
経常損益1,393億円1,188億円+206億円
特別損益8億円149億円-141億円
税金等調整前当期純損益1,401億円1,337億円+64億円
法人税等387億円370億円+17億円
非支配株主に帰属する当期純損益34億円44億円-11億円
親会社株主に帰属する当期純損益(純利益率)980億円(8.0%)922億円(8.2%)+58億円(-0.2pt)

セグメント別の状況

エネルギー、インダストリーが増収増益を牽引した。エネルギーは水力発電設備の大口案件増加や蓄電システム案件の増加等により売上高3,942億円(同+398億円)、営業損益595億円(同+232億円、営業利益率15.1%)と全サブセグメントで増収増益。インダストリーはFAコンポーネントの計測機器需要増、器具の需要の緩やかな回復等により売上高4,672億円(同+672億円)、営業損益444億円(同+104億円)。半導体は産業分野で中国向け需要が増加した一方、電装分野(xEV向けパワー半導体)の需要減少や原材料価格高騰、価格競争の影響により営業損益235億円(同-136億円)と減益。食品流通は国内自販機の需要減少により減収減益(売上高1,080億円、営業損益131億円)となった。

セグメント指標当期(2025年度)前期(2024年度)
エネルギー売上高3,942億円3,543億円
エネルギー営業損益595億円363億円
エネルギー営業利益率15.1%10.2%
インダストリー売上高4,672億円4,000億円
インダストリー営業損益444億円340億円
インダストリー営業利益率9.5%8.5%
半導体売上高2,374億円2,368億円
半導体営業損益235億円371億円
半導体営業利益率9.9%15.7%
食品流通売上高1,080億円1,115億円
食品流通営業損益131億円139億円
食品流通営業利益率12.2%12.5%
その他売上高584億円561億円
その他営業損益39億円38億円
その他営業利益率6.6%6.7%
合計売上高12,276億円11,234億円
合計営業損益1,366億円1,176億円
合計営業利益率11.1%10.5%
通期セグメント別売上高・営業損益(対前年)
出典:富士電機 2026年3月期 通期 決算説明資料 P.7

通期業績(1/29公表予想との比較)

本資料には次期(2027年3月期)の業績予想は記載されていない。2026年1月29日公表の予想との比較では、インダストリーのFAコンポーネント・器具の販売増加ならびに為替影響を主因に売上高が予想を426億円上回る12,276億円となった。営業損益は全セグメントで予想を上回り、特にエネルギーが好調を継続した。

項目1/29予想実績増減
売上高11,850億円12,276億円+426億円
営業損益(営業利益率)1,285億円(10.8%)1,366億円(11.1%)+81億円(+0.3pt)
経常損益1,280億円1,393億円+113億円
親会社株主に帰属する当期純損益(純利益率)890億円(7.5%)980億円(8.0%)+90億円(+0.5pt)
通期連結業績概要(対1/29予想)
出典:富士電機 2026年3月期 通期 決算説明資料 P.17

株主還元

期末配当は1株当たり109円とし、年間配当は1株当たり200円(前期比+40円)とした。配当性向は30.1%(前期24.9%)。

項目2025年度2024年度増減
年間配当(1株当たり)200円160円+40円
中間配当91円75円+16円
期末配当109円85円+24円
配当性向30.1%24.9%+5.2pt
(参考)親会社株主に帰属する当期純損益980億円922億円+58億円
株主還元(1株当たり配当・配当性向の推移)
出典:富士電機 2026年3月期 通期 決算説明資料 P.22

財務体質

2026年3月末の総資産は14,067億円(前年度末比+945億円)。プラント・システム事業の好調による売上債権・棚卸資産の増加や投資有価証券の時価評価影響等により増加した。自己資本比率は56.9%(同+4.2pt)に上昇し、ネット有利子負債は192億円(同-230億円)、ネットD/Eレシオは0.0倍となった。ROEは13.1%(前期14.3%)、ROICは12.6%(同12.9%)。発行体格付け(R&I)はAからA+に格上げされた。

年度末貸借対照表(対前年)
出典:富士電機 2026年3月期 通期 決算説明資料 P.19

※本記事は富士電機が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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