※本記事は岡野バルブ製造が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
岡野バルブ製造が公表した2025年9月期決算短信によると、当期は決算期変更に伴う経過期間として2024年12月1日から2025年9月30日までの10ヶ月間を連結対象期間とする変則決算となった。売上高は7,006百万円、営業利益は864百万円、経常利益は979百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は825百万円となった。変則決算のため、決算短信では通期の対前年増減率は記載されていない。2026年9月期は売上高8,866百万円、営業利益966百万円を見込む。
連結業績(2025年9月期 実績)
発電プラント用バルブの製造およびメンテナンスを主要事業とする同社グループでは、バルブ製造部門で東海第二発電所や柏崎刈羽原子力発電所向けの特定重大事故等対処施設用弁、上越火力発電所向け弁のほか、ベトナムやシンガポール向けの鋳鋼弁・鋳鋼部品など国内外の販売に注力し、売上高は概ね期初計画どおりに推移した。メンテナンス部門では福島第一原子力発電所の廃炉関連工事を中心に原子力向けの点検工事に注力し、売上高は期初計画値を大幅に上回った。その他の新事業は、実証実験等を行う事業は期初計画どおり順調に進捗したものの、その他の事業の受注販売実績の不振により、新事業全体では期初計画値を下回った。利益面では、バルブ製造部門で採算性の高い部品販売が好調に推移し、メンテナンス部門でも廃炉関連の案件増加に伴い利益率が向上した。政策保有株式等の一部売却による特別利益と、閉鎖工場における解体撤去等による特別損失も計上した。
| 項目 | 2025年9月期(10ヶ月) | 2024年11月期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 7,006百万円 | 8,169百万円 | - |
| 営業利益 | 864百万円 | 1,185百万円 | - |
| 経常利益 | 979百万円 | 1,283百万円 | - |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 825百万円 | 1,102百万円 | - |
1株当たり当期純利益は514円99銭(前期688円62銭)、自己資本当期純利益率は7.1%(同10.4%)、売上高営業利益率は12.3%(同14.5%)となった。なお、当期は10ヶ月間の変則決算であり、前期(12ヶ月間)との単純な比較はできない。
財政状態とキャッシュ・フロー
2025年9月期末の総資産は、主に現金及び預金の増加により前期末に比べ337百万円増加し、14,547百万円となった。負債は未払費用や長期借入金の減少により484百万円減少した。純資産は主に利益剰余金の増加により前期末に比べ822百万円増加し、12,001百万円となった。自己資本比率は82.5%(前期末78.7%)となった。キャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが698百万円の収入、主に投資有価証券の売却による収入により投資活動によるキャッシュ・フローが196百万円の収入、財務活動によるキャッシュ・フローが392百万円の支出となり、現金及び現金同等物の期末残高は4,785百万円となった。
| 項目 | 2025年9月期 | 2024年11月期 |
|---|---|---|
| 総資産 | 14,547百万円 | 14,210百万円 |
| 純資産 | 12,001百万円 | 11,179百万円 |
| 自己資本比率 | 82.5% | 78.7% |
| 1株当たり純資産 | 7,477円70銭 | 6,977円51銭 |
株主還元
2025年9月期の1株当たり年間配当金は50円00銭(第2四半期末20円00銭、期末30円00銭)で、配当金総額は80百万円、配当性向は9.7%となった。前期(2024年11月期)の年間配当金は70円00銭(第2四半期末20円00銭、期末50円00銭)だった。2026年9月期は1株当たり年間50円00銭(第2四半期末20円00銭、期末30円00銭)を予想しており、配当性向は11.6%の予想となっている。
| 項目 | 2025年9月期(実績) | 2026年9月期(予想) |
|---|---|---|
| 1株当たり年間配当金 | 50円00銭 | 50円00銭 |
| 配当性向 | 9.7% | 11.6% |
2026年9月期の業績予想
2026年9月期について、バルブ製造部門では福島第一原子力発電所向けのALPS処理水希釈設備海水移送ポンプ逆止弁をはじめ、柏崎刈羽原子力発電所、島根原子力発電所2号機向けの特定重大事故等対処施設用弁のほか、海外向けの弁販売を見込む。メンテナンス部門では女川原子力発電所2号機、島根原子力発電所2号機の定期検査工事を中心に、福島第一原子力発電所の廃炉関連工事、柏崎刈羽原子力発電所7号機の点検工事などを予定している。連結業績予想は売上高8,866百万円、営業利益966百万円、経常利益1,046百万円、親会社株主に帰属する当期純利益689百万円で、1株当たり当期純利益は429円28銭を見込む。前期が変則決算のため、通期の対前年増減率は記載されていない。
| 項目 | 2026年9月期(予想) | 増減率 |
|---|---|---|
| 売上高 | 8,866百万円 | - |
| 営業利益 | 966百万円 | - |
| 経常利益 | 1,046百万円 | - |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 689百万円 | - |
本記事は岡野バルブ製造が公表した2025年9月期決算短信をもとに作成しています。決算短信は監査法人の監査対象外です。
※本記事は岡野バルブ製造が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。