※本記事はモリタホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
モリタホールディングスの2026年3月期(2025年度)連結業績は、売上高1,166億円(前期比+49億円)、営業利益155億円(同+17億円)、経常利益150億円(同+13億円)となり、売上高・営業利益・経常利益はいずれも過去最高を更新した。消防車輌事業・産業機械事業・環境車輌事業が増収となったほか、利益面では全セグメントで増益となった。当期純利益は95億円で前期から横ばいだった。年間配当金は前期比6円増配の64円とした。
連結業績(2026年3月期 実績)
消防車輌事業は、海外で一部案件の期ずれがあったものの、国内ではシャシの供給が順調に推移し生産も計画通り進捗したことにより増収増益。防災事業は、前期にあった消火設備の大型案件の売上が減少した影響により減収となったが、案件の採算性や価格改定も寄与し増益。産業機械事業は、製品及び部品メンテナンスの売上が堅調に推移し増収増益。環境車輌事業は、高水準の期首受注残高を順調に売上に結びつけ増収増益となった。
| 項目 | 当期(2026年3月期実績) | 前期(2025年3月期実績) | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 1,166億円 | 1,117億円 | +49億円 |
| 営業利益 | 155億円 | 137億円 | +17億円 |
| 経常利益 | 150億円 | 137億円 | +13億円 |
| 当期純利益 | 95億円 | 95億円 | -0億円 |

セグメント別の状況
全セグメントで営業増益となった。消防車輌事業は売上高717億円・営業利益82億円で増収増益。防災事業は売上高250億円で減収となったが、案件採算性や価格改定により営業利益は51億円で増益。産業機械事業は売上高65億円・営業利益9億円で増収増益。環境車輌事業は売上高135億円・営業利益13億円で増収増益となった。
| セグメント | 指標 | 当期(2026年3月期実績) | 前期(2025年3月期実績) |
|---|---|---|---|
| 消防車輌 | 売上高 | 717億円 | 664億円 |
| 消防車輌 | 営業利益 | 82億円 | 68億円 |
| 防災 | 売上高 | 250億円 | 266億円 |
| 防災 | 営業利益 | 51億円 | 50億円 |
| 産業機械 | 売上高 | 65億円 | 64億円 |
| 産業機械 | 営業利益 | 9億円 | 9億円 |
| 環境車輌 | 売上高 | 135億円 | 123億円 |
| 環境車輌 | 営業利益 | 13億円 | 10億円 |
通期業績予想
2027年3月期(2026年度)は、連結業績で売上高0.9%減、営業利益6.2%減を見込むものの、売上高・営業利益とも過去2番目の高水準を予想している。消防車輌事業は、国内のシャシのモデルチェンジによる影響や海外の一部案件の期ずれの可能性を織り込み、減収減益を予想。防災事業は、売上高は高水準を維持するもののコスト上昇を背景に減益。産業機械事業は、製品の受注状況を踏まえ増収増益。環境車輌事業は、過去最高の受注残高を背景に増収となるが、受注時点からのコスト上昇を踏まえ減益を見込む。
| 項目 | 2026年3月期実績 | 2027年3月期予想 | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 1,166億円 | 1,155億円 | -11億円 |
| 営業利益 | 155億円 | 145億円 | -10億円 |
| 経常利益 | 150億円 | 150億円 | -0億円 |
| 当期純利益 | 95億円 | 97億円 | +2億円 |

株主還元
年間配当金は前期比6円増配の64円となった。中期経営計画「Morita Reborn 2025」に基づく2023年度~2025年度の3年間の株主還元実績は、配当73億円・自己株式取得72億円の合計145億円だった。中期経営計画ではDOE(株主資本配当率)2.5%以上を目安としており、2025年度の実績は3.0%だった。
中期経営計画
2019年度から2025年度を対象とする中期経営計画「Morita Reborn 2025」の振り返りでは、営業利益率(目標12%に対し実績13.3%)、DOE(目安2.5%以上に対し実績3.0%)、営業利益(過去最高の更新を目標に対し2025年度実績155億円で過去最高を更新)は目標を達成した一方、ROE(目標10%に対し実績9.6%)は目標に届かなかった。成長戦略投資枠(M&A含む)200億円に対し、実績は累計50億円にとどまった。基本方針の実行では、全セグメントで売上高・営業利益ともに過去最高を更新したほか、海外子会社の成長やはしご車の海外規格対応、研究開発拠点の開設などの成果を挙げたとしている。


※本記事はモリタホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。