小森コーポレーション

小森コーポレーション、2026年3月期は増収増益 2027年3月期は増収を計画

決算サマリー 2026.08.20
小森コーポレーション、2026年3月期は増収増益 2027年3月期は増収を計画

※本記事は小森コーポレーションが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

小森コーポレーションの2026年3月期(2025年4月~2026年3月)は、受注高1,145億円(前期比87%)、売上高1,186億円(前期比107%)、営業利益94億円(前期比132%)、経常利益107億円(前期比140%)、親会社株主に帰属する当期純利益74億円(前期比102%)となった。受注高は前期に国際大型展示会前後の特需があった反動で減少したが、売上高・利益はいずれも期初計画を上回り増収増益となった。営業利益率は7.9%、ROEは6.2%で、第7次中期経営計画のKPI(営業利益率7%以上、ROE6%以上)をともに達成した。

目次

連結業績(2026年3月期 実績)

売上高は前期比107%の1,186億円、営業利益は同132%の94億円、経常利益は同140%の107億円と、いずれも期初計画を上回った。親会社株主に帰属する当期純利益は前期比102%の74億円で、期初計画(64億円)に対しては116%の水準となった。受注高は前期比87%の1,145億円で、期初計画(1,190億円)に対しては96%にとどまった。

項目2026年3月期実績2025年3月期実績前期比2026年3月期計画(期初)計画比
受注高1,145億円1,309億円87%1,190億円96%
売上高1,186億円1,111億円107%1,245億円95%
営業利益94億円71億円132%91億円103%
経常利益107億円76億円140%89億円120%
親会社株主に帰属する当期純利益74億円72億円102%64億円116%

品目別(事業別)売上高の状況

品目別売上高では、枚葉機が前期比121%の650億円と伸長した一方、輪転機・証券印刷機は同86%の155億円、DPS・PE・その他は同87%の150億円に減少した。保守・部品修理は同104%の232億円で堅調に推移した。

区分2026年3月期実績2025年3月期実績前期比2026年3月期計画(期初)計画比
枚葉機650億円537億円121%629億円103%
輪転機・証券印刷機155億円180億円86%185億円84%
保守・部品修理232億円223億円104%223億円104%
DPS・PE・その他150億円171億円87%209億円72%
合計1,186億円1,111億円107%1,245億円95%
品目別売上高の実績(枚葉機・輪転機/証券印刷機・保守部品修理・DPS/PE/その他)
出典:2026年3月期決算説明資料 P.21

地域別売上高の状況

地域別売上高では、北米が前期比136%の126億円、欧州が同114%の282億円、その他地域が同121%の290億円と伸長した。日本は同98%の331億円、中華圏は同82%の157億円となった。

地域2026年3月期実績2025年3月期実績前期比2026年3月期計画(期初)計画比
日本331億円339億円98%343億円97%
北米126億円92億円136%139億円91%
欧州282億円247億円114%309億円91%
中華圏157億円192億円82%172億円92%
その他地域290億円240億円121%283億円103%
合計1,186億円1,111億円107%1,245億円95%
地域別売上高の実績(日本・北米・欧州・中華圏・その他地域)
出典:2026年3月期決算説明資料 P.19

財務・キャッシュ・フローの状況

2026年3月期末の総資産は1,782億円(前期末比+52億円)、純資産は339億円(同+46億円)となった。現金及び現金同等物の期末残高は529億円(前期末比△45億円)。営業活動によるキャッシュ・フローは35億円(前期170億円から△135億円)、投資活動によるキャッシュ・フローは△29億円、財務活動によるキャッシュ・フローは△61億円だった。

2027年3月期業績見通し

2027年3月期は、受注高1,155億円(前期比101%)、売上高1,240億円(前期比105%)を計画。営業利益は同101%の95億円を見込む一方、経常利益は同86%の92億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同97%の72億円を計画しており、増収の一方で経常利益・当期純利益は前期をやや下回る見通し。為替レートは1ドル=145円、1ユーロ=165円を前提としている。

項目2026年3月期実績2027年3月期計画差額前期比
受注高1,145億円1,155億円+10億円101%
売上高1,186億円1,240億円+54億円105%
営業利益94億円95億円+1億円101%
経常利益107億円92億円△15億円86%
親会社株主に帰属する当期純利益74億円72億円△2億円97%
2027年3月期業績見通し(受注高・売上高・営業利益・経常利益・当期純利益)
出典:2026年3月期決算説明資料 P.26

株主還元

第7次中期経営計画では最低配当額40円を導入するとともに総還元性向を50%とし、戦略投資と株主還元のバランスを重視する方針。2027年3月期も総還元性向50%を維持しつつ投資機会を探るほか、投資枠が未消化となった場合にはその一定割合を株主還元に充てることを検討するとしている。

2027年3月期の還元方針(第7次中計の還元政策)
出典:2026年3月期決算説明資料 P.11

第7次中期経営計画・トピック

第7次中期経営計画の最終年度となる2027年3月期に向け、商業印刷分野ではLED UV搭載の輪転機「SYSTEM G38」を展開するとともに、米国では高付加価値印刷機「LITHRONE GL40 advance」シリーズを複数台納入した。次世代デジタル印刷機「J-throne29」は欧州第1号機としてフランスのImprimerie Edgar社へ納入するなど、日本・米国・欧州・中国の重点地域で受注・販売を拡大した。

※本記事は小森コーポレーションが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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