※本記事はやまびこが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
やまびこの2025年12月期は、売上高が前期比5.6%増の174,020百万円、営業利益が同0.4%増の19,722百万円となり、いずれも過去最高を更新した。欧州市場でのロボット芝刈機を含む小型屋外作業機械(OPE)の販売回復や、北米市場のホームセンター向けエンジン製品の伸長が寄与した。一方、経常利益は同6.5%減の19,537百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は同9.1%減の14,444百万円と、経常利益・当期純利益は減益で着地した。2026年12月期は売上高185,000百万円(同6.3%増)、営業利益21,000百万円(同6.5%増)などの増収増益を計画している。
連結業績(2025年12月期 実績)
損益面では、米国の関税政策の影響に対しサプライチェーンの再配置と原価低減を進めつつ、一部を価格転嫁により対応したとしている。DX戦略に基づくIT投資費用や国内外の総人件費増加があったものの、国内での価格改定と欧州における高付加価値なロボット芝刈機の販売が関税対応コストを吸収したとしている。経常利益・当期純利益は為替差損や法人税等調整額の影響により減益で着地した。
| 項目 | 2025年12月期 | 2024年12月期 | 前年同期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 174,020百万円 | 164,838百万円 | +5.6% |
| 営業利益 | 19,722百万円 | 19,637百万円 | +0.4% |
| 経常利益 | 19,537百万円 | 20,899百万円 | ▲6.5% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 14,444百万円 | 15,889百万円 | ▲9.1% |

セグメント別の状況
セグメント別売上高は、小型屋外作業機械が前年比8.7%増の131,989百万円、その他が同13.4%増の2,337百万円となった一方、一般産業用機械は同6.6%減の15,583百万円、農業用管理機械は同2.3%減の24,110百万円だった。セグメント利益(営業利益)は小型屋外作業機械が同1.9%増の28,204百万円、その他が同70.1%増の507百万円となったが、一般産業用機械は同40.5%減の1,193百万円、農業用管理機械は同60.3%減の313百万円と大きく減益した。地域別の連結売上高構成比(2025年12月期)は米州61%、日本国内26%、欧州10%、その他3%だった。
| セグメント | 売上高(2025年12月期) | 前年比 | 営業利益(2025年12月期) | 前年比 |
|---|---|---|---|---|
| 小型屋外作業機械 | 131,989百万円 | +8.7% | 28,204百万円 | +1.9% |
| 一般産業用機械 | 15,583百万円 | ▲6.6% | 1,193百万円 | ▲40.5% |
| 農業用管理機械 | 24,110百万円 | ▲2.3% | 313百万円 | ▲60.3% |
| その他 | 2,337百万円 | +13.4% | 507百万円 | +70.1% |
| 全社共通費 | – | – | ▲10,496百万円 | – |
| 合計 | 174,020百万円 | +5.6% | 19,722百万円 | +0.4% |

通期業績予想(2026年12月期)
2026年12月期は、北米市場におけるOPEと一般産業用機械の伸長に加え、欧州事業の規模拡大を推進するとしている。損益面では人的資本やIT分野への投資拡大に伴う費用増加を見込むものの、前期に実施した価格改定効果が通期で寄与するとともに、収益性の高いロボット事業の拡大も貢献するとして、営業利益は前期比増益の21,000百万円を計画。経常利益は為替差損を織り込んだ20,000百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は15,000百万円を計画している。前提為替レートは1米ドル150円、1ユーロ175円(2025年12月期は150円、169円)としている。
| 項目 | 2026年12月期(予想) | 2025年12月期(実績) | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 185,000百万円 | 174,020百万円 | +6.3% |
| 営業利益 | 21,000百万円 | 19,722百万円 | +6.5% |
| 経常利益 | 20,000百万円 | 19,537百万円 | +2.4% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 15,000百万円 | 14,444百万円 | +3.8% |

株主還元
配当政策は配当性向30%を目安に、過去の配当実績に基づく安定的な配当を継続するとしている。1株当たり配当金は2025年12月期が中間45円・期末45円の年間90円、2026年12月期は中間・期末ともに55円の年間110円(前期比20円の増配)を予定している。成長投資の進捗状況や財務状況等を勘案するとともに、株式市場の動向も注視し、自己株式の取得を含めた総合的な還元策を検討するとしている。
| 項目 | 2025年12月期(実績) | 2026年12月期(予想) |
|---|---|---|
| 中間配当 | 45円 | 55円 |
| 期末配当 | 45円 | 55円 |
| 年間配当金合計 | 90円 | 110円 |

中期経営計画
2023~2025年度の中期経営計画2025は「変革期」と位置付け、掲げた数値目標をすべて達成した。2025年12月期の実績は売上高174,020百万円(目標170,000百万円を40億円上回る)、営業利益率11.3%(目標7%を4.3pt上回る)、ROE12.7%(目標10%を2.7pt上回る)だった。2026~2028年度の中期経営計画2028では、2028年度に連結売上高2,100億円、営業利益率13%以上、ROE14%以上を目指すとしており、2030年には連結売上高2,500億円を目標としている。
※本記事はやまびこが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。