※本記事はフリークアウト・ホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
フリークアウト・ホールディングスの2025年9月期(連結)は、売上高503.2億円(前期比▲2.7%)、EBITDA19.5億円(同+10.0%)、営業利益1.0億円(前期0.0億円)、経常利益5.6億円(同+53.9%)、親会社株主に帰属する当期純利益2.8億円(前期は当期純損失31.9億円)となった。
売上高は通期業績予想に対する達成率94.9%にとどまったが、EBITDAは業績予想レンジの中央値で着地した。売上高はUUUMの決算期変更の影響を除くと前期比+0.8%だった。日本事業が大幅増収増益となり、北米・インフルエンサーマーケティング事業の減少を補った。
連結業績(2025年9月期 実績)
第4四半期(7-9月)は売上高134.2億円(前年同四半期比▲5.4%)、EBITDA5.8億円(同+42.4%)だった。第3四半期末からの円高解消により為替差益1.1億円が発生したほか、来期のオフィス移転に関連して想定より低コストで移転できる見通しとなったため、第3四半期に計上した特別損失4.0億円を取り崩した。
| 項目 | 2025年9月期 | 2024年9月期 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 503.2億円 | 517.1億円 | ▲2.7% |
| EBITDA | 19.5億円 | 17.8億円 | +10.0% |
| 営業利益 | 1.0億円 | 0.0億円 | +5,720.9% |
| 経常利益 | 5.6億円 | 3.7億円 | +53.9% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 2.8億円 | ▲31.9億円 | - |
セグメント別の状況
通期累計の売上高は、日本79.8億円(前期60.7億円)、インフルエンサーマーケティング195.2億円(同221.6億円)、北米171.3億円(同171.9億円)、アジア71.0億円(同75.1億円)。EBITDAは日本18.8億円(前期12.7億円)、インフルエンサーマーケティング5.3億円(同7.2億円)、北米3.1億円(同8.0億円)、アジア3.8億円(同2.3億円)だった。日本事業はGPやスミカなど主力プロダクトの成長、動画・Connected TV領域の伸長などで大幅増収増益となった一方、北米事業は広告需要期のずれなどにより減収減益、インフルエンサーマーケティング事業のマーケティング領域は減収が続いた。
| セグメント | 指標 | 2025年9月期 | 2024年9月期 |
|---|---|---|---|
| 日本 | 売上高 | 79.8億円 | 60.7億円 |
| 日本 | EBITDA | 18.8億円 | 12.7億円 |
| 北米 | 売上高 | 171.3億円 | 171.9億円 |
| 北米 | EBITDA | 3.1億円 | 8.0億円 |
| アジア | 売上高 | 71.0億円 | 75.1億円 |
| アジア | EBITDA | 3.8億円 | 2.3億円 |
| インフルエンサーマーケティング | 売上高 | 195.2億円 | 221.6億円 |
| インフルエンサーマーケティング | EBITDA | 5.3億円 | 7.2億円 |

通期業績予想(2026年9月期)
会社は2026年9月期の業績予想として、売上高550億円、EBITDA25.0億円、営業利益7.0億円、経常利益10.0億円、当期純利益5.0億円、調整後当期利益9.5億円を掲げている。
2023年12月に公表した現中期経営計画(FY24~FY26)は最終年度目標をEBITDA60億円としていたが、①北米事業の不振(▲15億円)、②インフルエンサーマーケティング事業のM&A時の計画と実績との乖離(▲10億円)、③動画・Connected TV領域の粗利減少(▲10億円)により、今回のFY26業績予想(EBITDA25億円)は未達の見込みである。会社は2026年11月頃開示予定の次期中期経営計画(FY29を最終年度)で改めてEBITDA60億円、調整後当期利益35億円の達成を目指す方針を示している。
| 項目 | 2026年9月期予想 | 2025年9月期(実績) |
|---|---|---|
| 売上高 | 550億円 | 503.2億円 |
| EBITDA | 25.0億円 | 19.5億円 |
| 営業利益 | 7.0億円 | 1.0億円 |
| 経常利益 | 10.0億円 | 5.6億円 |
| 当期純利益 | 5.0億円 | 2.8億円 |
| 調整後当期利益 | 9.5億円 | 6.9億円 |

株主還元
会社は投資事業からの実現利益について、原則として30%超を株主還元へ充当する方針を示している。株主還元に取り組みつつ、高ROIC・短期回収を狙える有望領域への成長投資は継続実行する考えである。

次期中期経営計画の考え方
会社はFY29を最終年度とする次期中期経営計画(2026年11月頃開示予定)で、改めてEBITDA60億円、調整後当期純利益35億円の達成を目指す方針を示している。あわせて中長期的な企業価値向上により、時価総額900億円(株価約5,000円)の実現を掲げている。

※本記事はフリークアウト・ホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。