※本記事はチャーム・ケア・コーポレーションが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
株式会社チャーム・ケア・コーポレーションは2026年6月期の連結決算で、売上高49,079百万円(前年同期比5.2%増)、営業利益5,277百万円(同37.3%増)、経常利益5,514百万円(同37.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益4,047百万円(同37.9%増)となった。介護事業の好調が年間を通して継続し増収幅が一段と拡大したほか、介護事業における生産性向上の進展により増益幅が大きく拡大した。当期純利益は、事業用資産の売却(セール&リースバック)に伴う計画外の特別利益が発生したこと等により修正後の予想を上振れた。
連結業績(2026年6月期 実績)
「既存介護付ホーム」(開設2年以上のホーム)、「新設ホーム」(開設1年未満のホーム)及びM&A取得ホームが揃って成長し、業績全体を牽引した。
| 項目 | 2026年6月期 | 2025年6月期 | 前年同期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 49,079百万円 | 46,673百万円 | 2,406百万円(5.2%増) |
| EBITDA | 6,619百万円 | 5,045百万円 | 1,574百万円(31.2%増) |
| EBITDAマージン | 13.5% | 10.8% | +2.7pt |
| 営業利益 | 5,277百万円(売上比10.8%) | 3,845百万円(売上比8.2%) | 1,432百万円(37.3%増) |
| 経常利益 | 5,514百万円(売上比11.2%) | 4,024百万円(売上比8.6%) | 1,489百万円(37.0%増) |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 4,047百万円(売上比8.3%) | 2,936百万円(売上比6.3%) | 1,111百万円(37.9%増) |
| 1株当たり当期純利益 | 123.87円 | 89.89円 | 33.99円(37.8%増) |
セグメント別の状況
介護事業は売上高・セグメント利益ともに増加した。その他事業は、当期より従来の「不動産事業」の報告セグメントを廃止し「その他事業」に含めて表示している。その他事業の内訳のうち、グッドパートナーズ(人材派遣事業等)は増収増益、チャームシニアリビング(入居者紹介事業)は増収も営業損益は前期の43百万円の利益から2百万円の損失に転じた。不動産事業は売上高が減少する一方、営業利益は増加した。なお、グッドパートナーズ及びチャームシニアリビングの2025年6月期は決算期変更により2024年5月1日から2025年6月30日までの14ヶ月決算となっている。
| 区分 | 指標 | 2026年6月期 | 2025年6月期 | 前年同期比 |
|---|---|---|---|---|
| 介護事業 | 売上高 | 44,017百万円 | 39,063百万円 | 4,954百万円(12.7%増) |
| 介護事業 | セグメント利益 | 6,344百万円 | 4,802百万円 | 1,541百万円(32.1%増) |
| その他事業 | 売上高 | 5,691百万円 | 8,219百万円 | 2,527百万円(30.8%減) |
| その他事業 | セグメント利益 | 288百万円 | 192百万円 | 95百万円(49.8%増) |
| (内訳)グッドパートナーズ(人材派遣事業等) | 売上高 | 2,619百万円 | 2,562百万円 | 57百万円(2.2%増) |
| (内訳)グッドパートナーズ(人材派遣事業等) | 営業利益 | 138百万円 | 115百万円 | 22百万円(19.3%増) |
| (内訳)チャームシニアリビング(入居者紹介事業) | 売上高 | 69百万円 | 49百万円 | 20百万円(40.3%増) |
| (内訳)チャームシニアリビング(入居者紹介事業) | 営業利益 | △2百万円 | 43百万円 | 45百万円減(105.7%減) |
| (内訳)不動産事業 | 売上高 | 3,002百万円 | 5,607百万円 | 2,605百万円(46.5%減) |
| (内訳)不動産事業 | 営業利益 | 184百万円 | 65百万円 | 119百万円(181.1%増) |
| 連結 | 売上高 | 49,079百万円 | 46,673百万円 | 2,406百万円(5.2%増) |
| 連結 | 営業利益 | 5,277百万円 | 3,845百万円 | 1,432百万円(37.3%増) |
| 連結 | 経常利益 | 5,514百万円 | 4,024百万円 | 1,489百万円(37.0%増) |
| 連結 | 親会社株主に帰属する当期純利益 | 4,047百万円 | 2,936百万円 | 1,111百万円(37.9%増) |

通期業績予想(2027年6月期)
介護事業は新規ホーム開設により居室数(定員数)を着実に増やしつつ高い入居率を維持し、右肩上がりの成長を継続する見通し。各種生産性向上の取組みが奏功し、利益率の改善が継続するほか、M&Aで取得したホームの入居率・運営効率の改善が進み次期以降本格的に利益貢献を開始するとしている。
| 項目 | 2027年6月期(予想) | 2026年6月期(実績) | 増減 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 51,455百万円 | 49,079百万円 | 4.8%増 |
| 営業利益 | 5,965百万円 | 5,277百万円 | 13.0%増 |
| 経常利益 | 6,055百万円 | 5,514百万円 | 9.8%増 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 4,055百万円 | 4,047百万円 | 0.2%増 |

株主還元
2026年6月期の期末配当は、期初予想の17.00円を2026年5月25日に修正した23.00円で株主総会へ上程する。中間配当(実施済)20.00円と合わせた年間配当金は43.00円(配当性向34.7%、配当金総額1,405百万円、株主資本配当率6.1%)となった。なお、2026年6月期第2四半期末の配当金20円は「第1号ホーム開設20周年記念配当」3円を含んでいる。2027年6月期は中間配当(予想)24.00円、期末配当(予想)24.00円の合計48.00円(配当性向38.7%、配当金総額1,568百万円、株主資本配当率6.1%)を予定している。配当方針は、成長投資とのバランスを考慮しつつ配当性向30%以上を継続するとしている。過去10期にわたり1株当たり配当金は増加を継続しており、2026年6月期より中間配当を実施した。
| 項目 | 2026年6月期(実績) | 2027年6月期(予想) |
|---|---|---|
| 中間配当 | 20.00円(第1号ホーム開設20周年記念配当3円を含む) | 24.00円 |
| 期末配当 | 23.00円 | 24.00円 |
| 年間配当金合計 | 43.00円 | 48.00円 |
| 配当性向 | 34.7% | 38.7% |
| 配当金総額 | 1,405百万円 | 1,568百万円 |
| 株主資本配当率(DOE) | 6.1% | 6.1% |

中期経営計画
2027年6月期~2029年6月期の中期経営計画では、売上高を2027年6月期51,455百万円(前期比4.8%増)、2028年6月期56,120百万円(同9.1%増)、2029年6月期62,200百万円(同10.8%増)と計画している。営業利益は2027年6月期5,965百万円(同13.0%増)、2028年6月期6,670百万円(同11.8%増)、2029年6月期7,335百万円(同10.0%増)を計画し、本中期経営計画中のROE(自己資本利益率)は15%以上を目標としている。戦略の柱として、介護事業への集中「原点回帰」の継続と発展、新規開設ホームの確保(年15ホーム程度)、M&Aによる拡大、入居率の維持・向上、DX投資による生産性向上、AI・データ活用の本格推進、人への投資を掲げている。不動産事業については、建築費高騰や金利上昇等の環境変化を鑑み介護事業に集中することを優先し、2026年6月期の案件(調布市国領案件)の売却をもって終了するとしている。

※本記事はチャーム・ケア・コーポレーションが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。