※本記事はABEJAが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
株式会社ABEJA(証券コード5574)は2025年8月期(通期)の決算を発表した。売上高は3,585百万円で前年同期比29.6%増、売上総利益は2,236百万円で21.3%増、営業利益は445百万円で53.6%増、当期純利益は448百万円で105.0%増となった。売上高・営業利益は2025年7月15日開示の直近修正業績予想に対しそれぞれ100.2%、101.3%で着地した。2026年8月期は売上高4,400百万円(前年比22.7%増)、営業利益500百万円(前年比12.1%増)を見込む一方、当期純利益は439百万円で前年比2.1%減の予想となっている。
連結業績(2025年8月期 実績)
売上高は前年同期比29.6%増の3,585百万円(前期2,766百万円)だった。売上総利益は前年同期比21.3%増の2,236百万円(前期1,844百万円)、売上総利益率は62.4%(前期66.7%)に低下した。販管費は前年同期比15.2%増の1,790百万円(前期1,553百万円)にとどまり、営業利益は前年同期比53.6%増の445百万円(前期290百万円)、営業利益率は12.4%(前期10.5%)に上昇した。経常利益は前年同期比57.7%増の451百万円(前期286百万円)、当期純利益は前年同期比105.0%増の448百万円(前期218百万円)だった。従業員数は133人(前期末比+8人)となった。
| 項目 | 2025年8月期 | 2024年8月期 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 3,585 | 2,766 | +29.6% |
| 売上総利益 | 2,236 | 1,844 | +21.3% |
| 売上総利益率 | 62.4% | 66.7% | – |
| 販管費 | 1,790 | 1,553 | +15.2% |
| 営業利益 | 445 | 290 | +53.6% |
| 営業利益率 | 12.4% | 10.5% | – |
| 経常利益 | 451 | 286 | +57.7% |
| 当期純利益 | 448 | 218 | +105.0% |
| 項目 | 2025年8月期実績 | 2025年7月15日開示予想 | 予想比(達成率) |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 3,585 | 3,580 | 100.2% |
| 営業利益 | 445 | 440 | 101.3% |
| 経常利益 | 451 | 442 | 102.3% |
| 当期純利益 | 448 | 391 | 114.6% |


事業(領域)別の状況
ABEJAはABEJA Platformを核に、顧客への導入支援を行う「トランスフォーメーション領域」と、その後の人とAIの協調による運用を行う「オペレーション領域」の2領域で事業を展開している。2025年8月期の売上高は、トランスフォーメーション領域が2,746百万円(前期2,104百万円)、オペレーション領域が838百万円(前期661百万円)だった。資料によると、新規取引の売上構成は前期約20%から今期約25%(+約5pt)に、LLM案件の売上構成は前期20%超から今期50%超(大幅上昇)に、継続顧客からの売上比率(エンタープライズ企業)は前期82.7%から今期88.8%(+6.1pt)にそれぞれ上昇した。ABEJA Platformに関連する売上比率は前期92.2%から今期91.8%とほぼ横ばいだった。
| 区分 | 2025年8月期 | 2024年8月期 |
|---|---|---|
| トランスフォーメーション領域 | 2,746 | 2,104 |
| オペレーション領域 | 838 | 661 |

通期業績予想(2026年8月期)
2026年8月期の業績予想は、売上高4,400百万円(前年比22.7%増)、営業利益500百万円(対売上高比11.4%、前年比12.1%増)、経常利益498百万円(対売上高比11.3%、前年比10.2%増)、当期純利益439百万円(対売上高比10.0%、前年比2.1%減)としている。資料は、LLMを成長ドライバーに中核業務での実装を深化させる一方、AIロボティクス領域の育成や人材・研究開発への継続投資を進めるとしている。
| 項目 | 2026年8月期予想 | 2025年8月期実績 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 4,400 | 3,585 | +22.7% |
| 営業利益 | 500 | 445 | +12.1% |
| 経常利益 | 498 | 451 | +10.2% |
| 当期純利益 | 439 | 448 | △2.1% |

トピック(成長戦略)
資料は、生成AI活用の重心が「業務の中核」へ移行しつつあるとし、LLMを成長ドライバーにエンタープライズ案件と公的プロジェクトを並行して推進するとしている。また、LLMで培った知見をAIロボティクス領域へ展開し、事業領域をデジタル空間からリアル空間(フィールドオペレーション)へ拡張する方針を示した。取り組みの一環として、経済産業省・NEDOのGENIACプロジェクトに第一期から第三期まで継続参画しているほか、一般社団法人AIロボット協会(AIRoA)に正会員として参画しているとしている。
※本記事はABEJAが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。