エキサイトホールディングス

エキサイトホールディングス、2026年3月期は18.8%増収 メディカル事業の伸長で当期純利益39.2%増

決算サマリー 2026.08.28
エキサイトホールディングス、2026年3月期は18.8%増収 メディカル事業の伸長で当期純利益39.2%増

※本記事はエキサイトホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

エキサイトホールディングス株式会社は2026年3月期(2025年4月〜2026年3月)の通期決算を発表した。連結売上高は10,796百万円(前期比18.8%増)となり、2024年11月にM&Aで子会社化したオンライン診療のONE MEDICAL株式会社の売上成長が寄与した。営業利益は454百万円(前期比1.6%減)とほぼ前期並みにとどまった一方、EBITDAは1,042百万円(前期比23.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は253百万円(前期比39.2%増)と大幅増益となった。売上高は業績予想11,000百万円に対して98.2%の進捗で着地したが、EBITDA以下の利益は上期のメディアサービス不振の影響もあり予想に届かなかった。

2026年3月期通期決算のエグゼクティブサマリー
出典:2026年3月期通期決算説明資料 P.4
目次

連結業績(2026年3月期 実績)

売上総利益率は57.7%(前期比3.9pt増)となり、売上総利益率の高いメディカル事業の成長により向上した。営業利益は454百万円(前期比1.6%減)となったが、メディカル事業の将来成長に向けた先行投資を吸収し、前年並みの利益を確保した。経常利益は421百万円(前期比20.2%増)。親会社株主に帰属する当期純利益は特別損失112百万円(本社移転費用68百万円、事業撤退損43百万円)を計上したものの、253百万円(前期比39.2%増)と前期比で大幅増益となった。

項目2026年3月期2025年3月期増減率
売上高(百万円)10,7969,091+18.8%
売上総利益(百万円)6,2274,885+27.5%
EBITDA(百万円)1,042841+23.9%
営業利益(百万円)454461▲1.6%
経常利益(百万円)421350+20.2%
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円)253181+39.2%

セグメント別業績

プラットフォーム事業はメディアサービスの利益改善やM&A仲介の貢献により増収増益となった。メディカル事業はONE MEDICALの貢献により売上高が前期比53.5%増と伸長したが、将来成長に向けた投資を継続したため営業利益は8百万円にとどまった。ブロードバンド事業は10ギガ回線の強化が寄与し増収増益。SaaS・DX事業はSaaS事業が前期比46.7%増と大幅増収となった一方、DX事業(受託開発)の減収により事業全体では減収となったが、SaaS事業の売上拡大により営業利益は黒字化した。

セグメント売上高前年同期比営業利益前年同期比
プラットフォーム事業892百万円+0.8%217百万円+71.6%
メディカル事業785百万円+53.5%8百万円YonY 21百万円増
ブロードバンド事業906百万円▲1.0%140百万円+7.6%
SaaS・DX事業237百万円▲10.4%6百万円YonY 6百万円増
セグメント別売上高の推移
出典:2026年3月期通期決算説明資料 P.19

通期業績予想(2027年3月期)

会社は2027年3月期の業績予想として、売上高12,000百万円(前期比11.1%増)、EBITDA1,200百万円(前期比15.1%増)、営業利益610百万円(前期比34.3%増)、経常利益560百万円(前期比32.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益350百万円(前期比38.2%増)を見込む。中期経営計画の最終年度である2027年3月期における利益最大化を見据え、成長事業への戦略的な投資配分を計画しており、顧客基盤拡大に向けた投資を上半期に集中させることから、営業利益は下半期偏重となる見込みとしている。

項目2027年3月期予想2026年3月期実績増減率
売上高(百万円)12,00010,796+11.1%
EBITDA(百万円)1,2001,042+15.1%
営業利益(百万円)610454+34.3%
経常利益(百万円)560421+32.9%
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円)350253+38.2%
2027年3月期業績見通し
出典:2026年3月期通期決算説明資料 P.16

財務体質

2026年3月末の自己資本比率は32.3%となった。前期にONE MEDICAL株式取得に係る借入により低下したが、健全な財務体質を維持しているとしている。現金及び預金は本社移転費用約450百万円等により2,286百万円(前期末比409百万円減)に減少した。総資産は11,055百万円(前期末比687百万円増)、純資産は3,719百万円(同83百万円増)となった。

株主還元

同社は内部留保の充実状況及び事業環境を勘案したうえで、株主に対して安定的かつ持続的な利益還元を実施する方針であり、連結株主資本配当率(DOE)4%を目安として配当を実施するとしている。1株当たり年間配当金は2025年3月期の30.0円から2026年3月期は31.5円へ1.5円増額し、2027年3月期はさらに1.2円増額の32.7円を予定している。

項目2025年3月期2026年3月期2027年3月期(予想)
1株当たり年間配当金30.0円31.5円32.7円
配当金総額(百万円)145151157
自己株式取得額(百万円)6597未定
総還元額(百万円)211249未定
総還元性向116.2%98.4%未定
株主還元方針
出典:2026年3月期通期決算説明資料 P.7

※本記事はエキサイトホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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