※本記事はシステムエグゼが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
システムエグゼの2026年3月期通期決算は、売上高12,411百万円(前期比106.9%)、営業利益803百万円(同124.6%)、経常利益805百万円(同124.5%)、親会社株主に帰属する当期純利益605百万円(同125.5%)となった。複数の大型案件が売上高をけん引したほか、既存顧客との取引拡大と新規顧客開拓が進み、増収増益で会社計画を上回る着地となった。1株当たり配当金は37.60円、配当性向は前期の14.1%から30.0%へ倍増した。
連結業績(2026年3月期 実績)
複数の大型案件が全体売上高をけん引し増収となった。不動産・製造を中心とした既存顧客との取引拡大に加え、新規顧客の開拓も着実に進展。売上高営業利益率は6.5%となり、前期比0.9ポイント改善した。上場関連費用、人材育成(採用・教育)に係る費用、就業環境改善(オフィス移転等)に伴う費用など成長投資による販管費増を増収効果で吸収し、営業利益は前期比158百万円(+24.6%)増の803百万円となった(単位:百万円)。
| 項目 | 当期 | 前期 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 12,411 | 11,605 | 106.9% |
| 売上総利益 | 3,820 | 3,312 | 115.3% |
| 販管費 | 3,016 | 2,667 | 113.1% |
| 営業利益 | 803 | 645 | 124.6% |
| 営業利益率 | 6.5% | 5.6% | +0.9pt |
| 経常利益 | 805 | 646 | 124.5% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 605 | 482 | 125.5% |

セグメント別(顧客業種別)の状況
顧客業種別の売上高構成では、サービス業他が公共案件をはじめとする大規模案件の複数受注により前期を大きく上回った。製造は主要顧客であるエネルギー関連企業の規模拡大や新規顧客の獲得により前期比大幅増となった。不動産は既存顧客の案件収束などによりやや縮小したものの、引き続き大きな規模で推移した。保険はアライアンスとの連携による収益拡大は進んだが、前期比減となった。2026年3月期の業種別販売実績比率は、サービス業他46%、不動産23%、製造19%、保険12%。また売上をストック・フロー別にみると、フロー(新規案件)はアライアンスパートナーによる提案企画の拡大で新規大型案件を複数獲得し5,475百万円から6,346百万円へ増加した一方、ストック(保守開発/運用保守)は6,129百万円から6,064百万円とほぼ横ばいで推移し、2026年3月期のストック売上比率はストック49%・フロー51%となった(単位:百万円)。
| セグメント | 指標 | 当期 | 前期 |
|---|---|---|---|
| サービス業他 | 売上高 | 5,698百万円 | 4,866百万円 |
| 製造 | 売上高 | 2,342百万円 | 1,950百万円 |
| 不動産 | 売上高 | 2,842百万円 | 3,065百万円 |
| 保険 | 売上高 | 1,527百万円 | 1,723百万円 |

財務状態
資産合計は8,223百万円(前期比109.1%)。流動資産は7,423百万円(同109.5%)、固定資産は799百万円(同105.3%)となった。純資産は5,821百万円(同110.0%)に増加し、自己資本比率は70.8%、流動比率は321.3%となり、引き続き高い水準で財務健全性を維持した(単位:百万円)。
| 項目 | 当期 | 前期 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 資産合計 | 8,223 | 7,539 | 109.1% |
| 流動負債 | 2,310 | 2,094 | 110.3% |
| 固定負債 | 90 | 154 | 58.8% |
| 純資産 | 5,821 | 5,290 | 110.0% |
通期業績予想(2027年3月期)
中期経営計画の基本戦略に基づく各施策を軸に、主要・戦略顧客の深耕と新規顧客開拓を進め、2027年3月期の売上高は前期比7.9%増の13,391百万円を計画する。売上高営業利益率は6.4%を見込む。親会社株主に帰属する当期純利益は前期比1.2%減の598百万円を計画する(単位:百万円)。
| 項目 | 予想 | 前期(実績) | 前年同期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 13,391 | 12,411 | 107.9% |
| 売上総利益 | 4,243 | 3,820 | 111.1% |
| 販管費 | 3,392 | 3,016 | 112.4% |
| 営業利益 | 851 | 803 | 105.9% |
| 営業利益率 | 6.4% | 6.5% | – |
| 経常利益 | 857 | 805 | 106.5% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 598 | 605 | 98.8% |

株主還元
2026年3月期の1株当たり配当金は、配当予想値から増配し37.60円。配当性向は前期の14.1%から倍増(15.9ポイント増加)の30.0%となった。株主還元方針として、2027年3月期に連結配当性向40%の達成を見込むとともに、成長投資に必要な内部留保を確保しつつ株主還元のさらなる充実を図る。現在の1株当たり配当額を維持しつつ、40%以上の連結配当性向及び3.5%以上の連結株主資本配当率(DOE)を早期に実現することを目標としている。

中期経営計画
2026年3月期から2028年3月期を対象とする新中期経営計画「2026-2028」を策定した。基本方針は、お客様が求めるものと誠実に向き合い続け、絶え間ない事業価値の進化とさまざまなステークホルダーとの協働により「お客様と強い信頼関係をもつかけがえのない存在」である企業を目指すこと。戦略の柱は、①顧客ビジネス成長への貢献による売上拡大、②事業変革による収益モデルの転換(ベトナムオフショア開発の独自手法「BotDev」の活用推進や、生成AIを用いた開発標準「EXE Jet Advisory」等によるサービスの高度化)、③長期成長基盤の構築の3点。財務目標として売上高153億円、営業利益10億円、営業利益率6.5%を掲げている。
※本記事はシステムエグゼが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。