※本記事はヤマウホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
ヤマウホールディングスの2026年3月期は、売上高21,243百万円(前年比▲7.0%)、営業利益3,544百万円(前年比▲0.6%)、親会社に帰属する当期純利益2,212百万円(前年比▲8.1%)となり、減収減益で着地した。セグメント別ではコンクリート2次製品事業・水門・堰事業・地質調査・のり面工事事業が増益となった一方、橋梁伸縮装置事業がのれん償却後で減益となった。2027年3月期は売上高22,000百万円、営業利益2,750百万円を見込んでいる。
連結業績(2026年3月期 実績)
2026年3月期の業績は、売上高21,243百万円(前年比▲7.0%、▲1,593百万円)、営業利益3,544百万円(前年比▲0.6%、▲21百万円)、親会社に帰属する当期純利益2,212百万円(前年比▲8.1%、▲196百万円)となった。売上総利益率は40.7%(前期39.5%、+1.23pt)、営業利益率は16.7%(前期15.6%、+1.07pt)に改善した。
| 項目 | 当期 | 前期 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 21,243百万円 | 22,837百万円 | ▲1,593百万円(▲7.0%) |
| 売上原価 | 12,595百万円 | 13,820百万円 | ▲1,225百万円(▲8.9%) |
| 売上総利益 | 8,648百万円 | 9,016百万円 | ▲368百万円(▲4.1%) |
| 売上総利益率 | 40.7% | 39.5% | +1.23pt |
| 販売費及び一般管理費 | 5,104百万円 | 5,451百万円 | ▲347百万円(▲6.4%) |
| 営業利益 | 3,544百万円 | 3,565百万円 | ▲21百万円(▲0.6%) |
| 営業利益率 | 16.7% | 15.6% | +1.07pt |
| 親会社に帰属する当期純利益 | 2,212百万円 | 2,408百万円 | ▲196百万円(▲8.1%) |

セグメント別(事業別)の状況
セグメント利益は、コンクリート2次製品事業・水門・堰事業・地質調査・のり面工事事業で増益となった一方、橋梁伸縮装置事業が減益となり、連結営業利益は前期比▲21百万円の減益となった。コンクリート2次製品事業は売上高12,167百万円(前年比▲453百万円)、セグメント利益2,600百万円(前期比+83百万円)の減収増益。水門・堰事業は売上高4,000百万円(前年比▲423百万円)、セグメント利益561百万円(前期比+9百万円)の減収増益。地質調査・のり面工事事業は売上高1,965百万円(前年比+57百万円)、セグメント利益222百万円(前期比+112百万円)の増収増益。橋梁伸縮装置事業は、大口特需の終了や大阪・関西万博に伴う道路交通規制の影響で売上高2,066百万円(前年比▲788百万円)となり、のれん162百万円償却後のセグメント利益は▲196百万円(前期比▲320百万円)の減収減益となった。同事業は2026年3月末時点でのれん償却前のセグメント利益合計が1,516百万円、のれん償却額の合計が1,035百万円となっている。
| セグメント | 指標 | 当期 | 前期 |
|---|---|---|---|
| コンクリート2次製品事業 | 売上高 | 12,167百万円 | 12,620百万円 |
| コンクリート2次製品事業 | セグメント利益 | 2,600百万円 | 2,516百万円 |
| 水門・堰事業 | 売上高 | 4,000百万円 | 4,423百万円 |
| 水門・堰事業 | セグメント利益 | 561百万円 | 551百万円 |
| 地質調査・のり面工事事業 | 売上高 | 1,965百万円 | 1,907百万円 |
| 地質調査・のり面工事事業 | セグメント利益 | 222百万円 | 109百万円 |
| 橋梁伸縮装置事業 | 売上高 | 2,066百万円 | 2,854百万円 |
| 橋梁伸縮装置事業 | セグメント利益 | ▲196百万円 | 123百万円 |

通期業績予想
中期経営計画PlanC3の最終年度にあたる2027年3月期については、2026年5月開示の業績予想として売上高22,000百万円、営業利益2,750百万円を見込む。なお、PlanC3スタート時点で掲げた最終年度目標は売上高22,200百万円、営業利益3,520百万円で、営業利益率目標12.5%、ROIC目標10.0%としている。
| 項目 | 予想(27/3期) | 前期(実績) |
|---|---|---|
| 売上高 | 22,000百万円 | 21,243百万円 |
| 営業利益 | 2,750百万円 | 3,544百万円 |

株主還元
株主還元については、財務の健全性を前提とし、連結配当性向30%程度を目安に業績に応じた還元を実施することを基本方針としている。2026年3月期の一株当たり年間配当金は110円(配当性向30.3%)、EPS(一株当たり当期純利益)は364円、PBRは1.04倍であった。当期は配当に加え、資本効率の向上等を目的として2025年9月に1.5億円の自己株式取得を実行した。
| 項目 | 26/3期 | 25/3期 |
|---|---|---|
| EPS(一株当たり当期純利益) | 364円 | 394円 |
| 一株当たり年間配当金 | 110円 | 119円 |
| 配当性向 | 30.3% | 30.2% |
| PBR | 1.04倍 | 0.98倍 |

中期経営計画/トピック
中期経営計画「PlanC3 変革と創造への挑戦」(2025年3月期~2027年3月期)では、(1)人的資本経営の実現に向けた土台作りや製造・施工プロセスの機械化・省人化など「変革への挑戦」、(2)既存事業の底固めと新たな成長機会獲得への挑戦などの「創造への挑戦」、(3)サステナビリティ経営基盤の整備とグループガバナンスの強化を柱に取り組みを推進している。トピックとしては、宮崎県延岡市及びタケ・サイト社との連携協定(2025年1月22日締結)による大気中CO2の直接捕集技術を活用した実証実験や、セメント代替材を55%~70%置換した低炭素型コンクリート「CNEcon」の販売拡大に取り組んでいる。また、2015年3月末から2026年3月末までの株価上昇率は6.4倍となり、同業10社平均の1.5倍を大きく上回っている。
※本記事はヤマウホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。