※本記事はFusicが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
株式会社Fusic(フュージック、証券コード:5256)は、クロステクノロジー(AI・機械学習/IoTシステム開発等の受託開発)、MSP(AWSを中心としたクラウドインフラの再販・運用支援)、プロダクト(360、sigfy)の3サービスを展開する。2026年6月期(通期)の売上高は2,407百万円(前期比+23.3%)と増収となり、売上高・営業利益ともに2026年5月の上方修正計画を上回って着地した。一方、採用強化や広告宣伝費等の成長投資により、営業利益は79百万円(前期比▲70.8%)、経常利益は95百万円(前期比▲64.9%)、当期純利益は55百万円(前期比▲71.5%)といずれも減益となった。
連結業績(2026年6月期 実績)
売上高は2,407百万円(前期1,952百万円、前期比+23.3%)。売上総利益は899百万円(前期比+16.4%)で、MSP構成比の上昇により売上総利益率は37.4%(前期比▲2.2pt)となった。販売費・一般管理費は成長投資により820百万円(前期比+63.5%)に増加し、営業利益は79百万円(前期比▲70.8%、営業利益率3.3%)となった。経常利益は95百万円(前期比▲64.9%)、当期純利益は55百万円(前期比▲71.5%)。資料は、採用強化に伴う採用費・労務費・人件費の増加、および広告宣伝費・社内インフラ費等の成長投資により費用が増加したことが営業利益減少の要因としており、期初計画では利益がほとんど出ない想定だったが、売上高伸長により計画より高い利益を確保したとしている。
| 項目 | 2026年6月期 | 2025年6月期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 2,407百万円 | 1,952百万円 | +23.3% |
| 売上総利益 | 899百万円 | 772百万円 | +16.4% |
| 営業利益 | 79百万円 | 270百万円 | ▲70.8% |
| 経常利益 | 95百万円 | 272百万円 | ▲64.9% |
| 当期純利益 | 55百万円 | 193百万円 | ▲71.5% |

セグメント別(サービス別)の状況
サービス別の売上高は、クロステクノロジー1,240百万円(前期比+17.1%)、MSP979百万円(前期比+31.5%)、プロダクト(360、sigfy)187百万円(前期比+26.5%)で、全サービスが前期を上回った。資料は、MSPについて2026年1月開設の東京支社の寄与もあり大きく伸長したとしている。2026年6月期における売上高構成比はクロステクノロジー51.5%、MSP40.7%、プロダクト7.8%。
| サービス | 2026年6月期 | 2025年6月期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| クロステクノロジー | 1,240百万円 | 1,059百万円 | +17.1% |
| MSP | 979百万円 | 744百万円 | +31.5% |
| プロダクト(360、sigfy) | 187百万円 | 148百万円 | +26.5% |
| 全社 | 2,407百万円 | 1,952百万円 | +23.3% |

通期業績予想(2027年6月期)
2027年6月期(通期)の業績予想は、売上高3,233百万円(前期比+34.3%)、営業利益271百万円(前期比+243.1%、営業利益率8.4%)、経常利益271百万円(前期比+183.3%)、当期純利益180百万円(前期比+225.8%)としている。サービス別の売上高予想は、クロステクノロジー1,610百万円(前期比+29.8%)、MSP1,351百万円(前期比+38.0%)、プロダクト271百万円(前期比+44.9%)。資料は、2026年6月期に実行した投資の効果が発現し、トップラインの高成長と営業利益の大幅な伸長を実現するとしている。
| 項目 | 2027年6月期(予想) | 2026年6月期(実績) | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 3,233百万円 | 2,407百万円 | +34.3% |
| 営業利益 | 271百万円 | 79百万円 | +243.1% |
| 経常利益 | 271百万円 | 95百万円 | +183.3% |
| 当期純利益 | 180百万円 | 55百万円 | +225.8% |

株主還元
本資料に配当や自己株式取得等の株主還元方針に関する記載はない。
成長戦略/トピック
資料は、2026年6月期を中期ビジョン(2028年6月期に売上高50億円以上・営業利益7.5億円以上を目指す)実現に向けた「投資フェーズ」と位置付け、重点投資アクションプランとして合計342.9百万円(計画比98.0%)を実行したとしている。内訳は、AI-Nativeな開発プロセスへの移行と人員拡充が247.9百万円(計画比99.2%)、宇宙産業関連ソフトウェア市場でのプレゼンス向上が59.4百万円(計画比118.8%)、教育・人材関連プロダクトの再構築が35.6百万円(計画比71.2%)、M&Aが169.1百万円(計画比16.9%)。成長戦略として「AI-Native」「リセール」「宇宙ビジネス」「同業ロールアップのM&A」の4つを掲げている。

※本記事はFusicが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。