※本記事はセイワホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
セイワホールディングスの2026年5月期連結業績は、売上収益8,011百万円(前期比+3.1%)、営業利益1,502百万円(同+114.6%)、当期利益1,080百万円(同+229.8%)となり、各利益が前期比2倍以上に伸び過去最高益を達成した。会社は同時に調整後営業利益・調整後EBITDAの算出定義を見直し、新たに調整後当期利益を開示した。2027年5月期は未公表のM&Aを含まない予算で、売上収益・調整後営業利益・調整後EBITDA・調整後当期利益のいずれも20%以上の増収増益を見込む。
連結業績(2026年5月期 実績)
単位:百万円。従前の開示に基づく2026年5月期実績は以下のとおり。
| 項目 | 2025年5月期(実績) | 2026年5月期(実績) | 増減額(増減率) |
|---|---|---|---|
| 売上収益 | 7,769 | 8,011 | +241(+3.1%) |
| 営業利益 | 700 | 1,502 | +802(+114.6%) |
| 調整後営業利益 | 809 | 1,741 | +932(+115.1%) |
| 調整後EBITDA | 1,073 | 2,055 | +982(+91.5%) |
| 税引前利益 | 563 | 1,364 | +800(+141.9%) |
| 当期利益 | 327 | 1,080 | +753(+229.8%) |
会社は今後の開示にあたり調整後営業利益・調整後EBITDAの算出定義を見直し、負ののれん発生益などの一過性損益を調整項目に追加した。新定義では2026年5月期の調整後営業利益は1,430百万円、調整後EBITDAは1,744百万円となり、新たに調整後当期利益(968百万円)も開示している。

グループ会社別の業績改善状況
事業承継後、セイワプラットフォームの導入により多くのグループ会社で収益性の改善を実現している。抜粋された3社の売上・営業利益(日本基準、未監査、グループ間取引消去前)は以下のとおり。
| 会社名 | 承継時期 | 売上(事業承継前→2026年5月期実績) | 営業利益(事業承継前→2026年5月期実績) |
|---|---|---|---|
| タマ化工 | 2021年 | 491百万円→883百万円(+80%) | 26百万円→145百万円(+458%) |
| 日本計器 | 2022年 | 278百万円→392百万円(+41%) | 32百万円→97百万円(+203%) |
| 冨士鍍金工業所 | 2024年 | 801百万円→774百万円(▲3%) | 213百万円→230百万円(+8%) |
冨士鍍金工業所は2024年11月にグループ入りだが、グループ入り前が変則決算のため2025年5月期との比較値を「事業承継前」として掲載している。同社は半導体向けの増産後ずれにより減収となったが、多能工化の推進やラインの自動化による生産性の向上、不良率低減の取り組みにより増益となった。

通期業績予想
2027年5月期の連結業績予想は、未公表のM&Aを含まない予算として、各項目20%以上の増収増益を見込む。予想の調整後営業利益・調整後EBITDA・調整後当期利益はいずれも新たな指標定義に基づく。
| 項目 | 2026年5月期(実績・新定義) | 2027年5月期(予想) | 増減額(増減率) |
|---|---|---|---|
| 売上収益 | 8,011 | 9,800 | +1,788(+22.3%) |
| 調整後営業利益 | 1,430 | 1,800 | +369(+25.8%) |
| 調整後EBITDA | 1,744 | 2,100 | +355(+20.4%) |
| 調整後当期利益 | 968 | 1,221 | +252(+26.1%) |

株主還元
本資料に配当・自己株式取得など株主還元方針に関する記載はない。
M&A戦略・成長ストーリー
今後の成長戦略は「規律ある経営プロセスの浸透による収益性向上」「優良企業のM&A」「セイワプラットフォームの進化」の3本柱で構成される。投資基準はEV/EBITDA倍率で原則5倍前後以内、Net Debt/EBITDA倍率3〜4倍を上限とする財務規律を維持しており、現時点(2026年7月15日時点)の投資余力は6,385〜8,590百万円としている。2027年5月期は開始2か月で三鷹金属工業(金属表面処理事業)と大庭塗装工業所(金属製品塗装・組立)の2社の譲受を実行した。

※本記事はセイワホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。